bitWalk's: Qt for Python によるチャート (6)

2021-07-24

Qt for Python によるチャート (6)

Python で GUI アプリを作成するときに Qt の Python 用バインディングである PySide (Qt for Python) を使用することが多くなりました。散布図などのチャート作成には、もっぱら matplotlib を使っていますが、他の選択肢も検討しようと、QtCharts というチャート作成用ライブラリの使い方をまとめました。

当初、PySide 用の QtCharts のサンプルが見つからず、C++ 用のサンプル^[1]を PySide 用に書き直していましたが、よく探してみると PySide 用サンプルもありました^[2]。ここでは、勉強がてら C++ 用のサンプルを書き直したものを紹介していきます。

本記事では、下記の OS 環境を使用しています。

	Fedora 34 Workstation	x86_64
	- Python 3.9.6
	- PySide6 6.1.2 (venv)
	- IDE: PyCharm 2021.1.3 (Community Edition)

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SplineChart（スプライン曲線のチャート）

SplineChart（スプライン曲線のチャート）は、QLineSeries クラスを利用してデータをスプライン（多項式補間）曲線で結んだサンプルです。このクラスのスプライン曲線の次数などの詳細について、詳しく説明された文書を見つけられなかったので、判り次第、情報を追加します。

qtcharts_splinechart.py

実行例を下記に示しました。

qtcharts_splinechart.py の実行例

本サンプルは、LineChart のサンプルの ^[3]series = QLineSeries() を QSplineSeries() に変更しただけです。

        series = QSplineSeries()
        series.setPointsVisible(True)
        series.append(0, 6)
        series.append(2, 4)
        ...
        ...

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