2022-09-25

Ubuntu 22.10 の壁紙

10 月 20 日にリリースが予定されている [1] Ubuntu 22.10 ⁠Kinetic Kudu⁠(動的なクードゥー)のデフォルトの壁紙が決まったようです。Canonical / Ubuntu では Wallpaper Competition(壁紙コンペ)が実施されて、9 月 23 日に投票が締め切られました。投票の多かった作品が、Ubuntu 22.10 リリースのメディアに収録されるということですが [2]、Daily Build のプレリリース版を更新したところ、壁紙の内容も(全てかどうか判りませんが)反映されていました。

Ubuntu 22.10 Prerelease 版のデフォルトの壁紙
Ubuntu 22.10 の壁紙集

参考サイト

  1. Kinetic Kudu Release Schedule - Release - Ubuntu Community Hub
  2. Kinetic Kudu 22.10 Wallpaper Competition 🖼 - Desktop - Ubuntu Community Hub
  3. Ubuntu 22.10 (Kinetic Kudu) Daily Build

 

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2022-09-23

衝動買いの Teclast X6 Plus

Amazon.co.jp で廉価な Windows パソコンを物色していたところ、Teclast の 2 in 1 の Windows PC, X6 Plus(ただし、磁気キーボードが在庫切れ、タッチペンは含まれません)に 10,000 円引きのクーポーンを適用すれば 30,000 円ちょっとで買えることを知り、ポチっと衝動買いをしてしまいました。敢えて衝動買いの言い訳をするならば、Windows はタブレットとして使い物になるかじっくり試してみたくなったのです。

スマホの Android 端末 (Xiaomi Redmi Note 10 JE) はもちろんのこと、タブレットとして買った Android 端末 (CHUWI HiPad Air) にもキーボードを接続して使うことはありません。2 in 1 の Chromebook (Lenovo Ideapad Duet) も、携帯時はキーボードを切り離して使っています(中華 PC など安物ばかりを使っています😁)。

今回の PC が専用のキーボードが在庫切れでないのであれば、いっそのことタブレットとしてどこまで使えるのか試してみるのも一興です。タブレットとして使い物にならなければ Bluetooth のキーボードを使えばよいのです。

さて、今回買った PC の仕様は下記のとおりです。見落としただけかもしれませんが、届けられた品に同梱されていた書類には仕様の記載がなかったので、あちこちインターネットで調べました。

ブランドTECLAST
販売元 Guangzhou Shangke Information Technology Co., LTD
广州商科信息科技有限公司
モデル番号X6PLUS
システムWindows 10 Home
CPU ブランドIntel® Celeron® Processor N4100
RAM8GB LPDDR4
ストレージ256GB SSD
スクリーン解像度 2880 x 1920, 12.6インチ IPS
カメラ2MP (front), 5MP (back)
通信WiFi 2.4G/5G, Bluetooth 4.2
入出力ポートUSB 3.0 Type-A x 2, Type-C x 1
Micro SD(最大 1TB)
Micro HDMI, 3.5mm ヘッドフォンジャック, 電源 DC
バッテリー37000mWh
サイズ290mm(L)×179mm(W)×8.9mm(H)
重量860g

Web アプリを楽しむ程度のライトユーザーにとっては、そこそこの仕様に思えます。ふだん使いの用途では、自分もライトユーザなのです。これで満足できればコスパ抜群と言えますが、これ如何に。

拷問のように長い Windows の更新作業を経て、とりあえず落ち着きました。タブレットモード&ダークモードにしましたが、なんだか殺風景です。

TECLAST X6PLUS(Windows 10 タブレットモード)

悩ましい事実

Windows 11 へのアップグレードは、できるようになったらすることにして、しばらくはこのまま使って見る予定です。

大して期待はしていなかったのですが、Fedora Linux 36 Workstation のインストーラ(iso イメージ)を USB メモリに焼いてライブ OS を試したところ、その状態でタッチスクリーンが使えました。WiFi も利用できます。続けて次期 Fedora Linux 37 のベータ版のライブ OS も試したのですが、ヘッドフォンの設定ウィンドウが表示されて消えないという、なんか変な不具合がありました。しかしタッチスクリーンは使えます。何も不具合が認められなければ、本ブログ記事は Linux のインストール記事に書き換えるところでした。

そういうわけで、すぐにでも Linux 化したい気持ちに傾きつつあります。10 月後半に予定されている Fedora Linux 37 の正式リリースで、Linux 化してしまう公算が高いです。いや〜そこまで待てるかどうか。安い中華 PC には、特別な調整などなしに Linux でタッチスクリーンが使えるなどとは思ってもいなかったので、これは嬉しい発見です。

Windows マシンは自宅に他に一台確保できています。Teclast X6 Plus は、Windows をタブレットとして使ってみようと買ったのですが、Linux でタッチスクリーンを使うことの方が自分にとっては優先度が高いです。Linux 化した際にはあらためてブログ記事にします。

参考サイト

  1. Windows 11 でタブレットに適したタスクバーが再びテストされています | HelenTech [2022-09-09]

 

 

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2022-09-20

スタックレイアウト (StackLayout) 〜 Kivy

Kivy は、NUI (Natural User Interface) を持つモバイルアプリやその他のマルチタッチアプリケーションソフトウェアを開発するためのフリーでオープンソースの Python フレームワークです。MIT ライセンスのもとで配布され、Android, iOS, Linux, macOS そして Windows で動作させることができます。

Wikipedia より引用、翻訳、編集

使ったことのなかった Python の GUI ライブラリ(フレームワーク)、Kivy に興味を持ったので [1]、ひととおりウィジェットのサンプルを作ってみようとしています。サンプルを作っていくにあたって、どんなスタイルでコーディングするか、テンプレートみたいなものを固めていこうとあれこれ試し始めました。

今回はフロートレイアウトのサンプルを紹介します。

Python のコードのみのサンプルと、UI 部分を分離して Kv 言語で記述した同じ動作をするサンプルを併せて紹介しています。

下記の環境で動作確認をしています。

Fedora Linux 37 (Server Edition Prerelease) x86_64
python3 python3.10-3.10.7-1.fc37.x86_64
Kivy 2.1.0

StackLayout (Python)

StackLayout は、レイアウト内(=親ウィジェットのサイズ)に収まる限り、縦方向または横方向に子ウィジェットを順番に並べて配置します。個々の子ウィジェットのサイズは、均一である必要はありません。

kivy_stacklayout.py
kivy_stacklayout.py の実行例

orientation で指定する子ウィジェットの並べ方は、'lr-tb', 'tb-lr', 'rl-tb', 'tb-rl', 'lr-bt', 'bt-lr', 'rl-bt' および 'bt-rl' のいずれかです。t は top、b は bottom、l は left、r は right を表します。

kivy_stacklayout.py(self.orientation='rl-bt' の場合)の実行例

StackLayout (Python + Kv)

指定したファイルを読み込むようにしたかったので、ここでは Builder.load_file() を使って、指定したファイルを読み込むようにしています。

まずは、Kv のベタな記述です。

kivy_stacklayout_1.py
kivy_stacklayout_1.kv
kivy_stacklayout_1.py の実行例

on_kv_post イベントで(Python 側に)ディスパッチしてループを実行した例です。ループの一行は長いので、可能な個所で改行していますが、インデントを加えられないので却って読みにくいかもしれません。また、ループの内容は Python ですので、わざわざ Kv で記述する必要はないのかもしれません。

kivy_stacklayout_2.py
kivy_stacklayout_2.kv
kivy_stacklayout_2.py の実行例

参考サイト

  1. bitWalk's: Kivy をちょろっと使ってみた [2022-07-10]
  2. Kv language — Kivy 2.1.0 documentation
  3. Kivy Language — Kivy 2.1.0 documentation
  4. Widgets — Kivy 2.1.0 documentation
  5. Stack Layout — Kivy 2.1.0 documentation

 

 

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2022-09-15

PySide6: QTableView と QStandardItemModel

PySide (Qt for Python) は、Qt(キュート)の Python バインディングで、GUI などを構築するためのクロスプラットフォームなライブラリです。配布ライセンスは LGPL で公開されています。最新のバージョンは Qt6 に対応した PySide6(記事執筆時点で 6.3.2)です。

ちょっとしたテーブルを作りたいとき、モデルに QStandardItemModel を使っていますが、必要になる度に調べ直しています😅。必要になった時に備忘録的にすぐ参照できるようにと、簡単なサンプルを作りました。これと言って大したサンプルではありません。

下記の OS 環境で動作確認をしました。

Fedora Linux 37 (Server Edition Prerelease) x86_64
python3 python3.10-3.10.7-1.fc37.x86_64
PySide6 6.3.2
qt_tableview_standarditemmodel.py
qt_tableview_standarditemmodel.py の実行例

参考サイト

  1. QTableView — Qt for Python
  2. QStandardItemModel — Qt for Python
  3. QStandardItem — Qt for Python

 

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2022-09-14

Fedora Linux 37 ベータ版公開

Fedora Linux は Red Hat 社が支援するコミュニティ Fedora Project で開発されているディストリビューションで、最新の技術を積極的に取り込むことで知られています。また Fedora Linux の開発成果が、後にリリースされる Red Hat Enterprise Linux, RHEL に取り込まれています。Fedora Linux は、おおむね春と秋の年二回の頻度で新しい版がリリースされています。

9 月 8 日に開催された F37 Beta Go/No-Go meeting の決議の通り [1]、9 月 13 日(米国時間)に Fedora Linux 37 のベータ版が公開されました [2]

Fedora Linux ダウンロードサイト
Fedora Linux 37(ベータ版)のデスクトップ画面

参考サイト [3] に記載されている Fedora Linux 37 の変更内容を、機械翻訳の助けを借りて、ざっくり日本語にしました。全てを理解して訳しているわけではないので、表現が不自然な箇所は、参考サイトの原文で確認してください。🙇🏻

Fedora Linux 37 Accepted System-Wide Changes

BIOS boot.iso with GRUB2

BIOS システムで boot.iso を起動する際に、syslinux ではなく GRUB2 を使用するように lorax-generic-templates を変更します。

Deprecate openssl1.1 package

非推奨パッケージのガイドラインに従って、openssl1.1 パッケージを非推奨にします。

Drop i686 builds of jdk8,11,17 and latest (18) rpms from f37 onwards

java-1.8.0-openjdk, java-11-openjdk, java-17-openjdk および java-latest-openjdk のパッケージについて、i686 用のビルドが廃止されました。

ELN-Extras

新しいビルドターゲット ELN-extras の提供。これは ELN と似ていますが、機能的には EPEL に近くなります。

Boost 1.78 upgrade

最新の Boost 1.78 が導入されました。

MinGW toolchain update

MinGW ツールチェインを最新の安定版リリースに更新します。

Fallback Hostname

Fedora Linux の各バリアント (Cloud, CoreOS, IoT, Server) が、デフォルト/フォールバックホスト名を設定できるようにすることと、サーバをターゲットにしたバリアントのデフォルトを localhost に設定するようにします。

Make Fedora CoreOS a Fedora Edition

Fedora CoreOS を Cloud, IoT, Server, Workstation と同じ Edition に昇格しました。

Firefox Langpacks Subpackage

これまで Fedora Firefox の基本パッケージに同梱されていた Firefox langpacks(言語パック)は、firefox-langpacks サブパッケージに移行されます。

Gettext Runtime Subpackage

gettext のランタイムプログラムを小さなランタイムサブパッケージにまとめ、デフォルトインストールのフットプリントを小さくします。

GNU Toolchain Update (glibc 2.36, binutils 2.38)

Fedora 37 GNU Toolchain を glibc 2.36, binutils 2.38 に更新しました。

Golang 1.19

Golang パッケージを次期バージョン 1.19 にリベースし、依存するすべてのパッケージのリビルドしました。

Install Using GPT on x86_64 BIOS by Default

レガシー x86 BIOS システムにインストールする Fedora Linux システムは、レガシー MBR パーティションではなく、デフォルトで GPT パーティションを作成するようにしました。これにより、x86 BIOS のインストールが x86 UEFI のインストールにより近くなります。

IBus 1.5.27

IBus 1.5.27 では、ibus restart サブコマンドが強化され、GNOME デスクトップで ibus-daemon を再起動できるようになり、ibus im-module サブコマンドが追加されて GTK インスタンスの内部 gtk-im-module 値が取得できるようになり、ibus-setup が IBus 候補ウィンドウにカスタムテーマを提供できるようになりました。

libsoup 3: Part One

libsoup 3 は HTTP/2 をサポートする新しい libsoup の API バージョンです。残念ながら libsoup 2 とは互換性がありません。 誤動作を避けるために libsoup 2 と libsoup 3の両方に同時にリンクすると、アプリケーションは起動時にクラッシュします。多くのライブラリが libsoup に依存しており、アプリケーションはどの libsoup にリンクするかを過渡的に制限されているので、この移行は厄介で、間接的にせよ libsoup に依存しているすべての Fedora パッケージから注意を払う必要があります。

Node.js 18.x by default

30ヶ月のライフサイクルを持つ Node.js の最新リリースは、18.x シリーズです。Fedora 37 は 18.x をシステムのデフォルト Node.js インタープリタとして搭載します。16.x、14.x インタプリタは、デフォルトではないモジュールストリームとして引き続き利用可能です。

Perl 5.36

新しい Perl 5.36 では、多くの改善点をもたらします。

Python 3.11

Fedora の Python スタックを Python 3.10 から 3.11 に更新します。

Python: Add -P to default shebangs

Python shebang マクロ (%{py3_shbang_opts}, %{py3_shebang_flags}, ...) に -P フラグが追加されます。これらのマクロを遵守するパッケージは、Python shebang を #! /usr/bin/python3 -s から #! /usr/bin/python3 -sP に変更され、その結果、スクリプトのディレクトリ(例えば /usr/bin)を sys.path に持たなくなります。オプトアウトメカニズムが存在します。

Return Cloud Base to Edition Status

Clound 版は Workstation, Server, IoT と共に getfedora.org に掲載されるべきです。Cloud 版を正式な Edition として復活させるためのこの嘆願は、プライベートハイパースケーラとパブリッククラウド環境に対する独自の環境サポート要件を明確に特定していることに基づいており、他の Edition では特に対応していないからです。

Retire ARMv7

ARMv7 アーキテクチャ (arm32 または armhfp アーキテクチャ) はリタイアしました。

RPM 4.18

RPM を 4.18 に更新しました。

Signed RPM Contents

RPM の個々のファイルに署名を追加しました。

Strong crypto settings: phase 3, forewarning 1/2

Fedora 38 - 39では、暗号化ポリシーが強化され、SHA-1 署名はデフォルトでは信頼されなくなります。Fedora Linux 37 ではデフォルトの変更はありませんが、この変更予定項目は特別に明確にしておきたい事前警告になります。

Fedora Linux 37 Accepted Self-Contained Changes

Public release of the Anaconda Web UI preview image

Anaconda インストーラの Web UI に関する作業は十分に進んでおり、自己完結型のプレビュー画像を作成して公開できるようにになっています。

Emacs 28

GNU Emacs を 28.1 に更新しました。このリリースには、Lisp ファイルのネイティブコンパイルなど、さまざまな新機能が含まれています。

Encourage Dropping Unused / Leaf Packages on i686

パッケージメンテナには、i686 用のパッケージのビルドをやめることができます - 特に、このアーキテクチャのサポートに多大な時間や資源を必要とする場合です。これは、他の i686 パッケージに依存しているパッケージや、「multilib」コンテキスト(すなわち、x86_64 上で 32 ビットアプリケーションを実行する)で使用されているパッケージには当てはまりません。リーフ(末端の)パッケージから i686 アーキテクチャのサポートを取り除くことは、 もはや変更とはみなされず、アナウンスやバグ追跡も不要になります。

Enhance Persian Font Support

この変更はペルシャ語で Fedora を使う人、あるいは Fedora でペルシャ語のテキストを書いたり読んだりする人に一貫したエクスペリエンスを提供することを目的としています。

Erlang 25

Erlang/OTP をバージョン 25 に更新しました。

MinGW OpenSSL 3.x update

MinGW の OpenSSL をバージョン 3.x に更新しました。

MinGW UCRT target

本提案は、Fedora から MinGW へのクロスツールチェーンに UCRT (Universal C runtime) ターゲットとサポートを追加するものです。

Support FIDO Device Onboarding

Fedora IoT における Zero Touch Onboarding のために FIDO Device Onboarding ソフトウェアスタックをパッケージ化し、有効化します。

Haskell GHC 8.10.7 & Stackage LTS 18.28

GHC Haskell コンパイラはマイナーバージョン 8.10.5 から 8.10.7 に、Haskell パッケージは Stackage LTS 18.28 のマイナーバージョンに更新されます。

ibus-libpinyin 1.13

今回の ibus-libpinyin のリリースでは、英語入力と表入力の新機能が追加されました。

Build Fedora IoT Artifacts with osbuild

raw イメージや従来の Anaconda インストーラなどの主要な Fedora IoT アーティファクトを osbuild でビルドします。

LLVM 15

Fedora Linux の全ての llvm サブプロジェクトをバージョン 15 に更新しました。

LXQt 1.1.0

Fedora Spins の LXQt を 1.1.0 に更新しました。

Mumble 1.4

音声通話用VoIPアプリケーション Mumble のバージョンを 1.3 から 1.4 に更新しました。

Preset All Systemd Units on First Boot

Systemd は、未設定のシステムがブートされると、systemctl preset-all と同等な動作を実行します(「最初のブート」条件)。これは、プリセットされた設定に従ってユニットが有効または無効になることを意味します。現在、systemctl preset-all --preset-mode=enable-only と同等の動作をしていますが、これを拡張してユニットを無効化する、つまり systemctl preset-all --preset-mode=full とする予定です。手動でシンボリックリンクされていますが、プリセットされるべきではないユニット(パッケージ化されたユニットのガイドラインに反する)はすべて無効にされます。

Python Dist RPM provides to only provide PEP503-normalized names

RPM が提供するレガシーな python3dist(NAME) および python3.11dist(NAME) は、NAME にドット (.) が含まれるものは、今後自動的に提供されなくなります。NAME は PEP 503 に従って正規化されるだけです。例えば、Fedora 36 では、パッケージは python3dist(ruamel-yaml) と python3dist(ruamel.yaml) の両方を提供していますが、Fedora 37+ では python3dist(ruamel-yaml) のみになります(同様に python3.11dist(ruamel-yaml) も提供します)。

Officially Support Raspberry Pi 4

Raspberry Pi 4 を取り巻く環境は何年も前から整備されていましたが、アクセラレーショングラフィックスやその他の重要な機能がないため、これまで正式にはサポートされてきませんでした。Fedora 37 では、V3D GPU を使ったアクセラレーショングラフィックスを含め、Raspberry Pi 4 を公式にサポートするようになりました。

Replace jwhois package with whois for Fedora Workstation

Fedora Workstation 製品のコアグループには、jwhoisパッケージが含まれていましたが、より活発に開発されている whois パッケージに置き換えられました。

SELinux Parallel Autorelabel

システムの SELinux モードが無効から有効に切り替わった後、あるいは管理者が fixfiles onboot を実行した後、SELinux autorelabel はデフォルトで並列に実行されます。

Enable read only /sysroot for Fedora Silverblue & Kinoite

この変更は、誤って変更されることを防ぐために、/sysroot を読み取り専用に再マウントする ostree の機能を有効にするためのものです。

Stratis 3.2.0

Stratis 3.2.0 には、1つの重要な機能強化、1つのバグ修正、およびさらに多くの細かい改良が含まれています。

Supplement of Server distributables by a KVM VM disk image

仮想化は長い間、Fedora Server Edition のユースケースとして着実に成長してきましたが、システム管理者が Fedora Server VM を作成するには、まだ時間がかかり、面倒な作業となっています。KVM VM イメージによってダウンロードを補完することで、その不足を補います。

参考サイト

  1. Fedora Linux 37 Beta is GO - devel-announce - Fedora Mailing-Lists [2022-09-08]
  2. Announcing the release of Fedora Linux 37 Beta - Fedora Magazine [2022-09-13]
  3. Releases/37/ChangeSet - Fedora Project Wiki
  4. Fedora Linux 37 :: Fedora Docs

 

 

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2022-09-10

フロートレイアウト (FloatLayout) 〜 Kivy

Kivy は、NUI (Natural User Interface) を持つモバイルアプリやその他のマルチタッチアプリケーションソフトウェアを開発するためのフリーでオープンソースの Python フレームワークです。MIT ライセンスのもとで配布され、Android, iOS, Linux, macOS そして Windows で動作させることができます。

Wikipedia より引用、翻訳、編集

使ったことのなかった Python の GUI ライブラリ(フレームワーク)、Kivy に興味を持ったので [1]、ひととおりウィジェットのサンプルを作ってみようとしています。サンプルを作っていくにあたって、どんなスタイルでコーディングするか、テンプレートみたいなものを固めていこうとあれこれ試し始めました。

今回はフロートレイアウトのサンプルを紹介します。

Python のコードのみのサンプルと、UI 部分を分離して Kv 言語で記述した同じ動作をするサンプルを併せて紹介しています。

下記の環境で動作確認をしています。

Fedora Linux 36 x86_64
python3 3.10.6-1.fc36.x86_64
Kivy 2.1.0

FloatLayout (Python)

FloatLayout は、子ウィジェットのプロパティの pos_hint と size_hint に従って、そのウィジェットを配置します。

kivy_floatlayout.py
kivy_floatlayout.py の実行例

FloatLayout (Python + Kv)

指定したファイルを読み込むようにしたかったので、ここでは Builder.load_file() を使って、指定したファイルを読み込むようにしています。

kivy_floatlayout_1.py
kivy_floatlayout_1.kv
kivy_floatlayout_1.py の実行例

参考サイト

  1. bitWalk's: Kivy をちょろっと使ってみた [2022-07-10]
  2. Kv language — Kivy 2.1.0 documentation
  3. Widgets — Kivy 2.1.0 documentation
  4. Float Layout — Kivy 2.1.0 documentation

 

 

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