家電量販店で買える個人向けパソコンと言えば(Apple 社の Mac や Google 社の Chrome OS を搭載した Chromebook のコーナーもありますが)Windows がプリインストールされている PC が大半です。そして本ブログで扱っている Linux の記事は、そんな Windows PC に Linux をインストールしたものがほとんどです。そのため、Windows PC に Linux をインストールして使うのが個人的には当たり前になってしまっていて、必ず一度は通らなければならない、Windows PC から USB メモリ経由で Linux など他の OS を起動する手順の説明が疎かになってしまっています。
そこで、必要に応じて参照できるように Windows 11 から USB メモリーに保存した Linux などの OS を起動する方法をまとめました。
USB メモリの OS イメージを起動
ここでは起動可能な USB メモリの作成方法については触れませんが、Windows PC にログインして利用できる状態で、起動可能な USB メモリが Windows PC の USB ポートに挿入されているものとします。
Windows の「設定」から
Windows の「設定」を起動し、「システム」→「回復」を選び、「PC の起動をカスタマイズする」の 今すぐ再起動 のボタンをクリックします。
PC の起動をカスタマイズ
青い画面になり、「オプションの選択」の画面になりますので、「トラブルシューティング」を選びます。
「トラブルシューティング」の画面で「詳細オプション」を選択します。
「詳細オプション」の画面で「UEFI ファームウェアの設定」を選択し、次の「UEFI ファームウェアの設定」の画面で「再起動」します。
再起動します。
ファームウェアの設定
まず、ファームウェアはいくつも種類があり、すべてを網羅できませんが、機能的には概ね同じですのです。ここでは American Megetrends (AMI) 社のファームウェアで説明していますが(AMI 社のファームウェアでもいろいろあります)、一例として参考にしてください。
ファームウェアの設定の「Boot」タブで、イメージを書き込んだ USB メモリから起動するように、「FIXED BOOT ORDER Priorities」の「Boot Option #1」に USB メモリを指定して「Save & Exit」タブで「Save Changes and Exit」を選んで設定を保存して再起動します。
再起動すると、USB メモリからイメージを読み込んで起動します。
※ ファームウェアの項目に Secure Boot のような項目があれば Disabled にしておいた方が無難かもしれません。
参考サイト
- USBメモリーから起動するLinux環境を作る方法 | エンジニアの休日 [2023-11-06]
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