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2016-10-03

ReactOS 0.4.2 を試す

ReactOS は、Microsoft Windows NT 系とアプリケーション及びドライバに於けるバイナリ互換性を目指すオープンソースなオペレーティングシステムです [1]

ReactOS 0.4.2 がリリースされたのは 8 月 16 日 [2]。しばらく時間が経ってしまいましたが、一度は確認しておく必要があると思い、今回は GNOME Boxes 上で実行してみました。

動作環境は次の通りです。

  • OS: Fedora 24 (x86_64)
  • GNOME Boxes: gnome-boxes-3.20.2-4.fc24.x86_64

予め、ReactOS-0.4.2-live.zip を参考サイト [3] からダウンロードして ReactOS-0.4.2-live.iso に展開しておきます。

GNOME boxes を起動して、メニューバーの「新規(N)」をクリック、「ファイルを選択する(S)」ボタンをクリックして、予めダウンロード・展開しておいた iso ファイルを読み込みます。

新しいボックスの作成はデフォルトの条件のままとし、右上の「作成(R)」ボタンをクリックします。すると、ReactOS の起動プロセスがスタートします。ここでは「LiveCD (Debug)」を選択しました。Language と Keyboard layout の設定画面では、Keyboard layout のみ Japanese を選択しました。

ここでは「Run ReactOS Live CD」ボタンをクリックし ReactOS を実際にはインストールせずにメモリ上に試しで OS を起動します。ほどなくして、ReactOS のデスクトップ画面が表示されます。コントロールパネルを開いて設定を確認してみました。

少し使ってみた限りでは、機能が豊富になり、かつ安定して動作するという印象を受けました。ただ、日本語環境に設定を変更すると正常に文字が表示されなかったのが残念な点です。日本語が全然使えないとさすがに不自由しますが、ここさえクリアできれば、古い PC に実際にインストールして評価用に使ってみるのもいいかもしれないと思わせる出来です。Windows NT のコンセプトを継承するオープンな互換 OS として安定して利用できるよう完成度を高めていって欲しいと思います。

参考サイト

  1. Front Page | ReactOS Project
  2. Windows互換のOS環境「ReactOS 0.4.2」が公開 | OSDN Magazine [2016/08/22]
  3. ReactOS - Browse /ReactOS/0.4.2 at SourceForge.net

 

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2016-02-19

10年ぶりのメジャーリリース「ReactOS 0.4」がついに登場 | OSDN Magazine

ReactOS は、Microsoft Windows NT 系とアプリケーション及びドライバに於けるバイナリ互換性を目指すオープンソースなオペレーティングシステムです。

2 月 16 日付(米国時間)で ReactOS 0.4 がリリースされました。バージョン 0.3 からなんと 10 年を経てのメジャーリリースです。早速、GNOME Boxes で動作確認をしようとしましたが、私の環境ではうまく動きませんでした。仮想マシンを変えて、うまく動作させられたらあらためて紹介します。

  1. 10年ぶりのメジャーリリース「ReactOS 0.4」がついに登場 | OSDN Magazine

追記

VirtualBox で試したところ、ReactOS の Live CD を難なく起動できましたので。スクリーンショットをいくつか掲載します。

2014-03-06

ReactOS 0.3.16 / VirtualBox

2 月 3 日付で ReactOS 0.3.16 がリリースされていました。一ヶ月以上経ってしまいましたが VirtualBox 用のイメージをダウンロードして起動してみました。

しばらく、リリースを追っていなかったので、既に変わっていたのかもしれませんがエクスプローラが新しくなっているようでビックリです。リリースノートを読んでもぴんときません。CSRSS (Client/Server Runtime Server Subsystem) と shell32 が書き直されたとのことです。もう少し詳しい記述があるといいのですが。。。。そう思ってプロジェクトに参加しても、きっと何も寄与できないような気がします。さしあたって、このリリースをもう詳しく調べてみようと思います。

  1. オープンソースのWindows互換OS「ReactOS 0.3.16」リリース

2011-04-03

ReactOS 0.3.13

3 月 22 日付で ReactOS 0.3.13 がリリースされていました[1]。VMware 用のイメージをダウンロードして、VMware Player で起動してみました。

リリースノート[2] によると、
  • ダイナミックビデオモードスイッチの実装とグラフィックスドライバの互換性向上
  • いくつかのグラフィクスの問題を修整
  • 完全に作り直された、デバッグができるヒープマネージャー
  • オーディオミキサーラインの管理を向上
  • ユーザーのサブシステムにおける深刻なバグを解消
  • Firefox や Thunderbird などのアプリケーションにおけるビジュアルアーティファクツ(?)の修整
  • インストーラのバグをいくつか修整
  • あらたなアプリケーション対応
    • Stellarium 0.10.2
    • LHelp
    • winpcap
    • FlashPlayer 10.1
    • Mono 2.8
    • OllyDbg 1.10
    • Xenon 2000
    • VLC 1.1.5
    • Foobar 2000
    • Skype 4.0.0
  • 対応する SATA デバイスを増やした。
  • メモリーマネージャーにおける数多くの改善
気のせいかもしれませんが、動作が前よりきびきびしているように感じます。ReactOS が安定し、主要なアプリケーションを動かせるようになったら、廉価な PC あるいは中古の PC を買ってテスト機として使ってみたいものです。いよいよ次のリリースは 0.4 の番号が付くかもしれません。

参考サイト

[1] Frontpage - ReactOS ウェブサイト
[2] The ReactOS team is proud to announce the release of ReactOS 0.3.13.

2010-11-14

ReactOS 0.3.12 を試す

10 月 20 日付で ReactOS 0.3.12 がリリースされていましたので、VMware 用のイメージをダウンロードして、VMware Player で起動してみました。News #61 - ReactOS ウェブサイトによると、今回のリリースでは当初、トラップ・ハンドラー機構の部分の改良に絞っていたが、結局のこの部分を全て書き直しをすることになり、前回のリリース(2009 年 12 月 16 日)から間が開いてしまったようです。

前回のリリースと比べて、明らかに Application Manager が使いやすくなっていると思います。ただ、アプリケーションの選択肢は増えたものの、全てが現行の ReactOS で動作するわけではなさそうです。



今後、ポピュラーな Windows アプリケーションが動作するようになれば、Windows を使う理由は(少なくとも自宅では)全く無くなりそうです。ReactOS がもっと安定し、主要なアプリケーションを動かせるようになったら、廉価な PC を買ってテスト機として使ってみたいものです。

なお、今回は Flash Player をインストールしたかったのですが、Firefox、Opera 共に Flash Player をインストールできませんでした。LibreOffice もインストール可能だったので試してみましたがインストール後起動せず。なぜだろう??

[1] Frontpage - ReactOS ウェブサイト

2009-12-19

ReactOS 0.3.11

定より二ヶ月ほど遅れましたが、12 月 16 日に ReactOS 0.3.11 がリリースされました。最初 Linux 上の qemu に ReactOS の iso イメージをインストールしてみましたが、動作が固まってしまったりと不安定でした。そこで、出来合いの VMware 用イメージを Windows 上の VMware で起動してみました。

ReactOS 0.3.11

起動時のイメージが変更されています。なんだか昔の Windows for Workgroups 3.11 (WfW) の起動イメージを連想してしまうのは、自分だけでしょうか…。

前回は Linux 上で qemu を使用することにこだわったので、結局 ReactOS 側からネットワークへ接続できずじまいでしたが、今回は難なくネットワークを利用して Firefox をダウンロードしてインストールすることができました。

2009-08-15

ReactOS 0.3.10 (2)

ReactOS が利用できるようになったので、早速いくつかのアプリケーションをインストールしてみようと、iso イメージを作り、ごく普通の方法でインストールして使えるかどうか試してみました。

まず、試してみるインストーラを適当なディレクトリ(この例では Apps)にコピーして、iso 形式のファイルを作成します。これを CD-ROM のドライブに指定して、qemu で ReactOS を起動します。

$ ls Apps
ActiveTcl8.5.7.0.290198-win32-ix86-threaded.exe jre-6u15-windows-i586-s.exe
Firefox Setup 3.5.2.exe tcltk8.6b1-017-20081224.exe
OOo_3.1.0_Win32Intel_install_en-US.exe winzip121.exe
$ genisoimage -r -l -J -o Apps.iso Apps
I: -input-charset not specified, using utf-8 (detected in locale settings)
4.90% done, estimate finish Sat Aug 15 22:06:33 2009
9.80% done, estimate finish Sat Aug 15 22:06:33 2009
:
(途中省略)
:
92.98% done, estimate finish Sat Aug 15 22:06:37 2009
97.87% done, estimate finish Sat Aug 15 22:06:37 2009
Total translation table size: 0
Total rockridge attributes bytes: 776
Total directory bytes: 0
Path table size(bytes): 10
Max brk space used 0
102189 extents written (199 MB)
$ qemu -m 1024 -smp 1 -cdrom Apps.iso -hda ReactOS.img

結論から言うと、ほとんどまともにインストールできませんでした。結果は以下の通り。

WinZip 12.1


インストールの最後の方でエラー発生でインストールできず。


Firefox 3.5.2


インストールは無事終了するが起動せず。


Java (JRE 6)


インストールの最後でエラー発生。しかし、バイナリーのコピーは終わっていそうだったので、ひきつづき OpenOffice.org をインストールしてみる。


OpenOffice.org 3.1.0 (w/o JRE)


なんと、インストールが終了しました、が、よく読んでみるとちゃんとインストールされたわけではなさそうです。



おまけにリブートすると OS が立ち上がらず…。結局 ReactOS を再インストールすることに。


Tcl/Tk


ActiveTcl は最初の段階でインストーラが止まってしまい(もしかすると、ずっと放置しておけばインストールできたかもしれないが)インストールできませんでした。結局まともにインストールできたのは、レジストリ操作などの作りが一番簡単だと思われる、自製の MinGW クロスコンパイル版の Tcl/Tk 8.6b1 だけでした。



ReactOS はまだアルファ段階(開発レベル)ですので、多くを期待することはできないかもしれません。しかし OpenOfice.org とインターネット関連のソフトウェアが動作するようになれば、Windows の代替として十分注目される OS になることでしょう。

次のバージョン 0.3.11 は早ければ来月にリリースされるとのことですので、新しいバージョンでもこういった評価をしてみたいと考えています。

それまでに qemu でネットワークの設定を正しくできるようにして、さらに qemu の使い方をもっとマスターしておくようにします。
 

2009-08-14

ReactOS 0.3.10 (1)

ReactOS は、Windows NT 互換のオペレーティングシステム (OS) のフリーソフトウェアおよびオープンソースの開発プロジェクトです。ライセンスは GNU GPL に従います。ReactOS については、以下に詳しい解説(日本語)があります。

About ReactOS - ReactOS ウェブサイト

表現が悪いかもしれませんが、いわゆる Windows クローンの使い勝手を試してみたくなり、Fedora 11 に PC エミュレータ QEMU を導入し ReactOS 0.3.10 をインストールしてみました。

まず、ReactOS をインストールする C ドライブ(Linux 的には hda)に相当する仮想ディスクを、適当なディレクトリ内に用意します。とりあえず、10GB を確保しました。

$ qemu-img create -f qcow ReactOS.img 10GB
Formatting 'ReactOS.img', fmt=qcow, size=10485760 kB

次に、ReactOS のインストール CD のイメージ (ReactOS-0.3.10-REL-iso.zip) を下記からダウンロードして、用意した仮想ディスクと同じディレクトリ内に展開しておきます。

Download - ReactOS ウェブサイト


$ unzip ReactOS-0.3.10-REL-iso.zip
Archive: ReactOS-0.3.10-REL-iso.zip
inflating: ReactOS.iso

これでインストールの準備が整いました。同じディレクトリ上で QEMU を起動して ReactOS をインストールしてみます。

$ qemu -m 512 -smp 1 -boot d -cdrom ReactOS.iso -hda ReactOS.img -net user -net
nic,model=rtl8139,vlan=0,macaddr=52:54:00:12:34:56 -k ja -localtime


ネットワークを使えるようにして起動したつもりだったのですが、結局使えませんでした。指定の仕方が悪いのかもしれません。正直なところ、QEMU のネットワークの設定については、まだ理解が足りません。なおメモリは 512MB、CPU は 1 つとしました。

QEMU のウィンドウが開いて、ReactOS のインストーラが起動します。言語設定の画面では、インストール中の言語を指定します。Japanese も選択できますが、すべてカタカナの説明されたインストール画面で、却って見にくいので、デフォルトの English (United States) を選択したインストールを紹介します。Enter を押して次に進みます。



Welcome 画面です。Enter を押して次に進みます。



この Setup プログラムはまだ開発初期段階で機能に制約がある旨が表示されます。Enter を押して次に進みます。



現在のデバイス設定が表示されます。Enter で次に進みます。



インストール先のドライブを指定します。この場合、ひとつしかありません。Enter を押して次に進みます。



インストール先の C ドライブを FAT 形式で初期化(フォーマット)するか聞いてきますので、そのまま Enter を押して次に進みます。



確認のメッセージが出ますので Enter で実行します。



フォーマット中の画面です。



OS のインストール先を指定します。Windows の C:\Windows に相当します。Enter を押して次に進みます。



インストールが始まりました。少々時間がかかります。



ブートローダーをどこに書き込むか聞いてきます。そのまま Enter で次に進みます。



必要なファイルのコピーが終わり、インストールメディアを取り外して Enter を押すようにメッセージが出ます。ここではそのまま Enter を押します。



仮想 PC が再起動しますので、F12 を押してブートするデバイスを表示させ 2 を押してハードディスクから起動します。



ReactOS の起動画面です。



最初の起動では Windows と同様、セットアップ・ウィザードの画面が現れます。Next をクリックして次へ進みます。



開発に関係したオープンソース・プロジェクトに対する謝辞が表示されます。Next をクリックして次に進みます。



使用者の名前(と会社名)を入力して Next をクリックして次に進みます。



コンピュータ名とシステム管理者のパスワードを設定します。Next をクリックして次に進みます。



地域設定をします。ここで日本語設定ができますが、このバージョンでは、私の環境ではうまく日本語設定ができなかったので、日本語環境をあきらめこのまま Next をクリックして次に進みます。



時刻設定をします。Next をクリックして次に進みます。



(レジストリへの)設定が始まります。



デバイス (PCI Memory) の設定をします。Next をクリックします。



設定失敗のメッセージが出ます。しかたがないので、このまま Finish をクリックします。この後同様に Ethernet についてもデバイス設定の画面が出ますが、同様に設定に失敗します。



これで ReactOS が使えるようになります。デスクトップは、アイコンが画面上に横並びになっていますが、Windows のデスクトップに非常によく似た作りになっています。



今回は、QEMU の仮想環境に ReactOS をインストールする方法を紹介しました。開発中とは言え、なかなか良くできたインストーラです。再起動を何回かしなければならないことも Windows にそっくりです。

次回は実際に Windows のアプリケーションを ReactOS にインストールしてみようと思います。

ちなみに、QEMU のウィンドウから、Linux のデスクトップへのマウスポインタのコントロールの切り替えは Ctrol + Alt で行います。

[1] Frontpage - ReactOS Website
[2] Universal ATA対応で8GB超の領域が利用可能に「ReactOS 0.3.10」 | パソコン | マイコミジャーナル