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2025-11-25

AlmaLinux 10 で httpd を設定

Apache HTTP Server (httpd) は、Apache License 2.0 の条件でリリースされるフリーでオープンソースのクロスプラットフォームの Web サーバソフトウェアです。Apache は Apache ソフトウェア財団の支援のもと、開発者のオープンコミュニティによって開発・保守されています。

Wikipedia より抜粋、修正

家庭内 LAN で稼働している AlmaLinux 10 のファイルサーバーに Apache の httpd をインストールしてローカル Web サーバーに設定したメモです。

httpd のインストールと設定

Apache HTTP Server (httpd) をインストールおよび設定をする OS は下記のとおりです。

OS AlmaLinux 10.0 (Purple Lion) x86_64v2

パッケージのインストール

Apache HTTP Server httpd と httpd-devel パッケージをインストールします。

Apache HTTP Server のインストール
$ sudo dnf install httpd httpd-devel

サービスの起動

Apache HTTP Server のサービス、httpd を起動 (start) します。また、OS 起動後にサービスが使えるように有効化 (enable) します。

httpd の起動 
$ sudo systemctl start httpd
$ sudo systemctl enable httpd

ファイアーウォールの設定

HTTP で通信できるようにサービスを追加した後、ファイアーウォールの設定を再ロードします。

ファイアーウォールの設定 
$ sudo firewall-cmd --zone=public --permanent --add-service=http
success
$ sudo firewall-cmd --reload
success

ユーザ毎のディレクトリの設定

ユーザアカウント内の public_html 内をウェブサイトとして利用できるように /etc/httpd/conf.d/userdir.conf を編集します。下記に変更した箇所を赤字で示しました。

/etc/httpd/conf.d/userdir.conf の設定 
#
# UserDir: The name of the directory that is appended onto a user's home
# directory if a ~user request is received.
#
# The path to the end user account 'public_html' directory must be
# accessible to the webserver userid.  This usually means that ~userid
# must have permissions of 711, ~userid/public_html must have permissions
# of 755, and documents contained therein must be world-readable.
# Otherwise, the client will only receive a "403 Forbidden" message.
#
<IfModule mod_userdir.c>
    #
    # UserDir is disabled by default since it can confirm the presence
    # of a username on the system (depending on home directory
    # permissions).
    #
    #UserDir disabled

    #
    # To enable requests to /~user/ to serve the user's public_html
    # directory, remove the "UserDir disabled" line above, and uncomment
    # the following line instead:
    # 
    UserDir public_html
</IfModule>

#
# Control access to UserDir directories.  The following is an example
# for a site where these directories are restricted to read-only.
#
<Directory "/home/*/public_html">
    AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Indexes
    Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec
    Require method GET POST OPTIONS
</Directory>

ユーザアカウント内に public_html ディレクトリを作成します。この例ではユーザアカウントは bitwalk のみです。パーミッションは下記のようになっています。

ユーザアカウントのディレクトリとパーミッション 
$ cd ~
$ mkdir public_html
$ chmod 755 /home/bitwalk
$ ll -d /home/bitwalk
drwxr-xr-x. 23 bitwalk bitwalk 4096 11月 25 07:25 /home/bitwalk
$ ll -d /home/bitwalk/public_html
drwxr-xr-x. 2 bitwalk bitwalk 6 11月 25 07:25 /home/bitwalk/public_html
$

httpd を再起動します。

httpd サービスの再起動 
$ sudo systemctl restart httpd

SELinux の設定

最後に SELinux 下で httpd がユーザーディレクトリをアクセスできるように httpd_enable_homedirs を有効にします。

SELinux の httpd_enable_homedirs を有効化
$ sudo setsebool -P httpd_enable_homedirs 1

mod_ssl のインストール

SSL/TLS による HTTPS 通信に対応させるため、下記のように mod_ssl をインストールしておきます。

mod_ssl のインストール 
$ sudo dnf -y install mod_ssl

暗号化された HTTP 通信を行なう標準のポート 443 を利用できるようにファイアウォールを設定します。

ファイアーウォールの設定 (2) 
$ sudo firewall-cmd --permanent --add-port=443/tcp
success
$ sudo firewall-cmd --reload
success

httpd を再起動します。

httpd サービスの再起動 
$ sudo systemctl restart httpd

シンボリックリンクに関して

ユーザーアカウント内で作成した ~/public_html 内にシンボリックリンクを作成して、他の PC のブラウザから見ようとしたところアクセスを拒否されてしまいました。

SELinux のログを確認すると、

SELinux により、/usr/sbin/httpd による read アクセスが、ディレクトリー /home/bitwalk/MyProjects で拒否されました。

というエラーが出ていました。

SELinux の Solutions に従って下記のように httpd_read_user_content を実行したところ、シンボリックリンクしたディレクトリ内をブラウザから閲覧できるようになりました。

SELinux の httpd_read_user_content を有効化 
$ sudo setsebool -P httpd_read_user_content 1

ローカルで動かしているなら SELinux は面倒であれば無効化してしまう、という意見を見かけます。SELinux が普及し始めた古い記事だから、と思いたいのですが…。

いざ SELinux が必要な局面になったら途端に狼狽えてしまうことが判っているので、普段から SELinux アリで設定をしようと心がけています。

せっかく、SELinux でセキュリティの高い OS を実現しているというのに、ローカルだからとか VM で利用しているからという理由を言い訳にして無効にするのはもったいないことです。

ディレクトリ・リスティングの文字化け [追記 : 2025-11-29]

index.html がないディレクトリにアクセスすると、ディレクトリの中身の一覧が表示されます(mod_autoindex の機能)。家庭内 LAN では、この機能を積極的に利用していますが、ディレクトリやファイルの名前が日本語の場合、文字化けしてしまいます。

/etc/httpd/conf.d/autoindex.conf の IndexOptions に Charset=UTF-8 を追加して httpd サービスを再起動することで、文字化けの問題は解消されます。

/etc/httpd/conf.d/autoindex.conf の設定 
#
# Directives controlling the display of server-generated directory listings.
#
# Required modules: mod_authz_core, mod_authz_host,
#                   mod_autoindex, mod_alias
#
# To see the listing of a directory, the Options directive for the
# directory must include "Indexes", and the directory must not contain
# a file matching those listed in the DirectoryIndex directive.
#

#
# IndexOptions: Controls the appearance of server-generated directory
# listings.
#
#IndexOptions FancyIndexing HTMLTable VersionSort
IndexOptions FancyIndexing HTMLTable VersionSort Charset=UTF-8

# We include the /icons/ alias for FancyIndexed directory listings.  If
# you do not use FancyIndexing, you may comment this out.
#
Alias /icons/ "/usr/share/httpd/icons/"
...
...

参考サイト

  1. Apache HTTP Server Version 2.4 Documentation - Apache HTTP Server Version 2.4

 

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2025-06-25

AlmaLinux 10 と RDP

AlmaLinux OS はオープンソースでコミュニティ主導のエンタープライズ Linux ディストロであり、RHEL とバイナリ互換性があります。AlmaLinux OS Foundation は、AlmaLinux OS コミュニティの利益のために設立された 501 (c) (6) の非営利団体です。

先月 Red Hat Enterprise Linux 10(以降 RHEL10)がリリースされて、早速 RHEL10 をリリースしようと思ったのですが、RHEL10 がサポートする AMD および Intel 64 ビットアーキテクチャーは x86-64-v3 である必要があります [1]。RHEL9 をインストールして稼働させていたファイルサーバーの安物のミニ PC は、あいにく RHEL10 へのアップグレードができません。

サーバーを新調したかったのですが、ファイルサーバや cron で集計作業をさせる程度の用途ではまだまだ使えるのでちょっと勿体ない。そこで新しい OS を試したい欲求を満たすため、x86-64-v2 対応のイメージも公開している AlmaLinux 10 へ乗り換えることにしました [2]。

xrdp パッケージが見つからない!

AlmaLinxu 10 (v2) のインストールが終わり、今までのように xrdp をインストールして、メイン PC の Fedora Linux から Remmina で RDP 接続して Windows と同様に AlmaLinux 10 (v2) もリモートデスクトップとして利用しようとしたのですが、xrdp パッケージが見つかりません。

さて、どうしたものかと代替案を探していたところ、RHEL10 のドキュメントに答えがありました。

あとでじっくり読み直したら、「1.2. GNOME リモートログインの設定」だけで今までのリモートデスクトップ用途を実現できたように思いましたが、最初は 1.1, 1.2 を設定して 1.3 を試しました。なお、gnome-remote-desktop パッケージは既にインストールされていました。

設定は上記のドキュメントの通り GNOME の設定をしてファイヤウォールルールの設定をすれば使えるようになるはずですが、なぜかうまくいきませんでした。Cockpit にログインして SELinux access control errors を確認すると以下のメッセージが出ていました。

  • SELinux により、/usr/libexec/gnome-remote-desktop-daemon による read アクセスが、ディレクトリー /var/lib/sss/pubconf/krb5.include.d で拒否されました。

下記のコマンドを実行したところ、RDP による接続ができるようになりました。

sudo ausearch -c 'gnome-remote-de' --raw | audit2allow -M my-gnomeremotede
sudo semodule -i my-gnomeremotede.pp

SELinux を無効にすることは、ユーザーとして敗北感をおぼえるので、余程のことがない限りは SELinux を無効にはしません。

GNOME の Connections(Fedora Linux 42 の gnome-connections) から RDP 接続できることを確認しましたが、使い慣れている Remmina を使って接続しています。

接続後のログイン画面

xrdp サーバを使っていた時には Remmina 側でユーザー名とパスワードを設定しておけばダイレクトにデスクトップ画面が表示されましたが、GNOME のリモートデスクトップ接続では、ユーザー名とパスワードを Remmina に設定しても必ずログイン画面が表示されるようです。

ログイン後のデスクトップ画面

参考サイト

  1. RHEL 10 の導入における検討事項 | Red Hat Enterprise Linux(第2章 アーキテクチャー)
  2. AlmaLinux OS - Forever-Free Enterprise-Grade Operating System [2025-05-27]

 

ずっと xrdp をインストールして RDP サーバとして利用していたので GNOME のリモート接続の機能を利用したことがありませんでした。

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2025-01-08

AlmaLinux 10 Beta と RHEL 10 Beta の違い

AlmaLinux OS はオープンソースでコミュニティ主導のエンタープライズ Linux ディストロであり、RHEL とバイナリ互換性があります。AlmaLinux OS Foundation は、AlmaLinux OS コミュニティの利益のために設立された 501(c)(6) の非営利団体です。

昨年 12 月 11 日に公開された AlmaLinux 10.0 Beta のリリース・ノート [1] によると、現行の RHEL9 は x86_64_v2 マイクロアーキテクチャを前提としてビルドされていますが、次期 RHEL10 では、より新しい x86_64_v3 マイクロアーキテクチャを前提としてビルドされます [2]。

そのため、RHEL とバイナリ互換をうたう AlmaLinux でも x86_64 向けの iso ファイルに収録されるパッケージは x86_64_v3 マイクロアーキテクチャを前提としてビルドされます。ただし、AlmoLinux では古い x86_64_v2 用にビルドしたパッケージを収録した iso ファイルも公開しています。従来の x86_64 の古いハードウェア向け iso ファイル名には x86_64_v2 が付記されています。

AlmaLinux 10 Beta の ISO ファイルのダウンロード・サイト

AlmaLinux 10 Beta を試す

Fedora Linux 41 の 仮想環境 GNOME Boxes 上に、AlmaLinux-10-latest-beta-x86_64-dvd.iso を(Server with GUI で)インストールしました。

AlmaLinux 10 Beta のデスクトップ画面

本ブログの過去記事 [4] の RHEL10 Beta の場合と異なり、AlmaLinux 10 Beta では Firefox と Thunderbird は rpm パッケージで提供されていて、インストール後すぐに Firefox が利用できるようになっています [1]。

目についた RHEL10 Beta と AlmaLinux 10 Beta との違いは以上ですが、その他にも違いがあります。詳しくは AlmaLinux 10.0 Beta のリリース・ノート [1] の Deviations from RHEL 10 の項目を参照してください。

AlmaLinux の付加価値

RHEL 互換ディストロのひとつ Rocky Linux は、バグを含めて RHEL と 100% の互換性を保つように開発(リビルド)されているのに対して、AlmaLinux OS は RHEL とバイナリ互換性をうたっています。

かつては RHEL クローンと呼ばれた RHEL 互換ディストロに違いが出たきたのは、RHEL をビルドしているソースコードの唯一の入手先が CentOS Stream のリポジトリになったことに端を発しています [5]。CentOS Stream は、RHEL の次のマイナーバージョンをリリースするための、いわば開発用ディストロですので、1:1 互換をうたう RHEL クローン・プロジェクトにとって、確実な 1:1 互換を保つことが困難になってしまいました。

Red Hat という会社が開発した製品を、オープンソースという理由から、手を尽くしてソースコードを入手、それらをリビルドして、ブランド名を付け替えて無料で公開、RHEL と 100% 互換だと喧伝するディストロより、控えめながらバイナリ互換 OS と称して、ユーザーの利便性を向上させるために、(本家リリースへの迅速な追従も含めた)付加価値を加えているディストロの方が好感が持てます。あくまで個人の見解です。

昨年 12 月に開催された AlmaLinux Day: Tokyo 2024 は、気がついた時には開催済みで参加できませんでしたが、2023 年末に開催された時に参加した限りでは、バイナリ互換と言っても AlmaLinux も可能な限り手を尽くしてオリジナルのソースコードを入手してリビルドしていることを知りました[6]。

参考サイト

  1. 10.0 Beta | AlmaLinux Wiki [2024-12-10]
  2. Exploring x86-64-v3 for Red Hat Enterprise Linux 10 | Red Hat Developer [2024-01-02]
  3. x64 - Wikipedia マイクロアーキテクチャの世代
  4. bitWalk's: RHEL 10 Beta と Firefox [2024-01-07]
  5. bitWalk's: RHEL のソースコードの公開リポジトリが… [2023-08-06]
  6. bitWalk's: AlmaLinux Day に参加して [2023-12-09]

 

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2024-06-27

CentOS Stream 10 情報 (2)

CentOS Stream は、継続的に提供される Red Hat® Enterprise Linux (RHEL) のディストリビューション・アップストリームを、オープンソース・コミュニティのメンバーが Red Hat の開発者と連携して開発、テスト、貢献することができる、Linux® ディストリビューションです。

Red Hat は Red Hat Enterprise Linux ソースコードを CentOS Stream 開発プラットフォームで開発してから、新しい Red Hat Enterprise Linux バージョンをリリースします。Red Hat Enterprise Linux 9 は、CentOS Stream 内で構築された最初のメジャーリリースです。

参考サイト [1] より引用

来年は Red Hat Enterprise Linux 10 がリリースされると予想されますが、その開発版である CentOS Stream の開発が始まっています。まだ正式な CentOS Stream 10 のリリース前ですが、開発版の iso ファイルがダウンロード可能になっています。

CentOS Linux 7 の EOL が、今月末の 6 月 30 日になっていますので、7 月から CentOS Project のホームページが新しくなり、ひょっとすると CentOS Stream 10 も一般公開されるかもしれません。まあ、どうなるか判りませんが…。

とりあえず、現時点での CentOS Stream 10 の開発版の iso ファイルをダウンロードして、仮想環境 (GNOME Boxes) にインストールしてみました。

CentOS Stream 10(プレリリース版)の入手先
CentOS-Stream-10-20240621.0-x86_64-dvd1.iso をインストールしたデスクトップ画面

CentOS Stream のロゴが、従来の CentOS のロゴとはちがうデザインに変わりました。

現時点で、CentOS Stream 10 (CentOS-Stream-10-20240621.0-x86_64-dvd1.iso) の構成は以下のようになっています。まだ、さほど詳しくは調べていません。🙇🏻

Linux kernel
kernel-6.8.0-0.rc3.20240209git1f719a2f3fa6.31.el10.x86_64
GNOME
gnome-shell-46.2-3.el10.x86_64

最終的に RHEL 10 のカーネルのバージョンが 6.8.0 になるのかが気になります。ひきつづき、ときどき確認します。

参考サイト

  1. CentOS Stream とは | Red Hat
  2. Red Hat Enterprise Linux 10 での Wayland および Xorg サーバーに関する方針 [2023-11-27]
  3. Red Hat Evaluating x86-64-v3 Requirement For RHEL 10 - Phoronix [2024-01-03]
  4. Red Hat、RHELからLibreOfficeパッケージを削除へ、今後はFlatpakで対応 | gihyo.jp [2023-06-08]
  5. bitWalk's: CentOS Stream 10 情報 (1) [2024-05-26]

 

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2024-05-26

CentOS Stream 10 情報 (1)

CentOS Stream は、継続的に提供される Red Hat® Enterprise Linux (RHEL) のディストリビューション・アップストリームを、オープンソース・コミュニティのメンバーが Red Hat の開発者と連携して開発、テスト、貢献することができる、Linux® ディストリビューションです。

Red Hat は Red Hat Enterprise Linux ソースコードを CentOS Stream 開発プラットフォームで開発してから、新しい Red Hat Enterprise Linux バージョンをリリースします。Red Hat Enterprise Linux 9 は、CentOS Stream 内で構築された最初のメジャーリリースです。

参考サイト [1] より引用

来年は Red Hat Enterprise Linux 10 がリリースされると予想されますが、その開発版である CentOS Stream の開発が始まっています。まだ正式な CentOS Stream 10 のリリース前ですが、開発版の iso ファイルがダウンロード可能になっています。

毎日のように更新されていますが、ときどき下記から iso ファイルをダウンロードして、仮想環境にインストールして試しています。

CentOS Stream 10(プレリリース版)の入手先

現時点では GNOME の「このシステムについて」の画面では CentOS Stream 10 のロゴになっておらず CentOS Stream 9 のままです。

CentOS-Stream-10-20240524.0-x86_64-dvd1.iso をインストールしたデスクトップ画面

現時点で、CentOS Stream 10 (CentOS-Stream-10-20240524.0) の構成は以下のようになっています。

Linux kernel
6.9.0-7
GNOME
46

カーネルは現時点で Fedora Linux 40 より新しいバージョンですが、RHEL は一旦リリースされるとカーネルのバージョン番号は(10年間)変わらないので、最終的にもっと新しいバージョンになるのかもしれません。

RHEL 10 のリリース・スケジュールは未定ながら、変更内容については明らかになりつつあります。参考サイトにリンクをまとめました。また、なにか変更を確認できれば、本ブログで紹介していく予定です。

参考サイト

  1. CentOS Stream とは | Red Hat
  2. Red Hat Enterprise Linux 10 での Wayland および Xorg サーバーに関する方針 [2023-11-27]
  3. Red Hat Evaluating x86-64-v3 Requirement For RHEL 10 - Phoronix [2024-01-03]
  4. Red Hat、RHELからLibreOfficeパッケージを削除へ、今後はFlatpakで対応 | gihyo.jp [2023-06-08]

 

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2024-02-05

【備忘録】Firefox が使用する動画コーディック

AlmaLinux OS はオープンソースでコミュニティ主導のエンタープライズ Linux ディストロであり、RHEL とバイナリ互換性があります。AlmaLinux OS Foundation は、AlmaLinux OS コミュニティの利益のために設立された 501(c)(6) の非営利団体です。

Linux ディストロで標準ブラウザとしての採用が多いのは、おそらく Mozilla Firefox(以下、単に Firefox)でしょう。自分のメインのデスクトップ環境で使っている Fedora Linux も、サーバで使っている RHEL や AlmaLinux でもデフォルトのインターネットブラウザは Firefox です。

サーバのブラウザが Firefox でもなんでも構わないのですが、メインのデスクトップ環境では Google Chrome を追加でインストールして使っています。なぜか?

Google Chrome を使い続けるのは、Google のアカウントでログインすれば、設定やブックマークが引き継がれるので便利だからなのですが、その他に、動画のコーデックを気にすることがない(実用上必要なものは揃っている)ことが理由に挙げられるでしょう。

私は超格安なノート PC を買っては Linux をインストールして遊んでいるのですが、一通りの評価が終わってしまえば、あとは「長期で安定して利用できる Linux ディストロ」をインストールして、フツーのノート PC として使っています。

フツーのノート PC の要件は、インターネットブラウザを利用できて、そこそこ最近のバージョンの Python を利用できることです。超格安な PC は非力ですが、用途を限ってしまえばそれなりに使えます。

最近では「長期で安定して利用できる Linux ディストロ」として AlmaLinux を使うようになりました。システムの python3 のバージョンは 3.9.x ですが、同時に Python 3.11 も利用できます。デフォルトのインターネットブラウザは Firefox です。

AlmaLinux を「サーバー(GUI 使用)」でインストールした直後から Firefox ブラウザを利用できますが、動画のコーデックが不十分で再生できません。この不便を解消できれば、追加で Google Chrome をインストールしなくても Firefox だけで十分です。超格安な PC はストレージ容量も小さいので、インストールするパッケージは最低限に抑える必要があります。

ということで、今回のテーマは、

今回のテーマ
  • Firefox で動画を再生するために必要なコーデックをインストールした顛末をまとめました。

以下の OS で確認しています。

AlmaLinux 9.3 x86_64
Firefox 115.7.0-1

動画の再生に必要なコーデックのパッケージをインストールするには、まず、EPEL [2] のリポジトリを利用できるようにする必要があります。

$ sudo dnf install epel-release
$ sudo dnf -y update

次に、libavcodec-free(と、依存するパッケージ)をインストールします。

$ sudo dnf install libavcodec-free

念のため、次のパッケージもインストールしておきました。

$ sudo dnf install mozilla-openh264

これで、Facebook, Instagram, YouTube などの動画が問題なく再生できるようになりました。

Amazon Prime Video の再生には DRM のプラグインが必要でしたが、これはブラウザの画面の指示に従うと必要なプラグイン (Widevine Content Decryption Module) がインストールされました。

Firefox のプラグイン

とりあえず、以上で問題が無いようにみえますが、使っている中で不足しているパッケージが判れば追記するようにします。

また、Firefox はそもそもメジャーなブラウザとは言えなくなっているので、サイトによっては非推奨で再生できない場合があるかもしれません。自分のニーズで、どの程度、不自由があるのかも確認していきたいです。

参考サイト

  1. ウェブ動画コーデックガイド - ウェブメディア技術 | MDN
  2. Extra Packages for Enterprise Linux (EPEL) :: Fedora Docs
  3. Why is there an OpenH264 plugin in Firefox? | Firefox Help

 

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