KDE は、X Window System 上で動作するデスクトップ環境およびその環境用の各種アプリケーション、また、その開発プロジェクトを指すこともあります。ツールキットには Qt を採用しています。デスクトップ環境の他、ウェブブラウジングやファイル操作、マルチメディアの再生、オフィス作業など多くの用途のための数多くのアプリケーションプログラムも開発・提供しています。
自分の業務で扱うプログラミングは、モックアップ的な用途が多く、データ解析でも機械学習でもなんでも、どんなものを作りたいかを視覚化して「見せる」必要があります。そのため、他人から GUI プログラミングは古くなったとかなんだかんだ言われても GUI は欠かせません。😁
Tcl/Tk で本格的に始めた GUI プログラミングは、現在のところ Python/PySide に落ち着いています。PySide はすでに Qt 6 に対応していますが、Linux のデスクトップ環境も Qt 6 ベースだったら、GNOME から切り替えてみてもいいかなと、そこそこ真剣に考えています。
現行版の KDE Plasma 5 は、Qt 5 と KDE Frameworks 5 を利用しています。
一方 Qt は、Qt 6 が 2020-12-08 にリリースされて、現在 6.3.1 までバージョンが上がっています。そろそろ KDE Plasma も追従できるのではと期待しているのですが、残念ながら KDE Fremaworks 6 が一般に利用できるようにはなっていないようです [1] [2]。
今年の 10 月はじめに開催される KDE Akademy 2022 のイベントで、KDE の Contributor である Volker Krause 氏が "KDE Frameworks 6 - Plans and Progress" という講演をするそうなので、その頃にはある程度のスケジュールが公開されるかもしれません [3]。
参考サイト
- KDE Frameworks 6 QML porting [2022-08-13]
- Building Plasma for KDE Frameworks 6 [2022-05-14]
- Akademy 2022 (1-7 October 2022): KDE Frameworks 6 - Plans and Progress · KDE Events (Indico)
- Schedules/Plasma 6 - KDE Community Wiki
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