deepin は、Debian の安定版をベースとした Linux ディストリビューションで、中国に拠点をおく Wuhan Deepin Technology Co., Ltd.(武汉深之度科技有限公司)が開発しています。デスクトップ環境に Qt を利用した独自の DDE (Deepin Desktop Environment) を採用しています。
Linux の情報源としてお世話になっている Distrowatch.com で、deepin 23 Preview がリリースされたというニュースを読みました [1]。早速、Deepin のサイト [2] からダウンロードサイトを辿り、iso イメージをダウンロードして、GNOME Boxes の仮想マシンへインストールしてみました。
現在のところ deepin 20 から直接 23 Preview 版へアップグレードすることはできないということです。今回のリリースの目玉は以下の三点です。
Linglong の採用
Linglong は独立した新しいパッケージ管理ツールで、Linux における複雑なパッケージ形式や相互依存関係に起因する様々な互換性問題の解決、およびパーミッションの分散制御によって引き起こされるセキュリティリスクを軽減することに特化しています [3]。
Atomic updates
Deepin のサイト [2] によると、アトミックアップデートとは、システムアップデートをアトミック操作とみなす新しい考え方で、パッケージが正常にインストールされればシステムアップデートは終了し、システムアップデートに失敗すれば、システムを変更せずに以前のバージョンに戻すことができ、一部の依存関係をインストールしたがシステムが完全にアップグレードされないというトラブルを効果的に回避することができるということです。また、アトミックアップデートは、システムのインストール方法や特定のパーティションに依存せず、アップグレード後のシステムのロールバックをサポートするということです。
Independent upstream
コアパッケージといくつかのオプションコンポーネントに依存した、全く新しい v23 用のリポジトリが Preview ステージで構築されるということです。
なにやらいろいろと新しくなっているようです。詳しく調べる時間が欲しいので、後日、判ったことをまとめます。
参考サイト
- Development Release: deepin 23 Preview (DistroWatch.com News) [2022-08-16]
- New Features of Deepin 23 Preview – Deepin Technology Community [2022-08-15]
- Home | linglong
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