Puppy Linux は、メモリ (RAM) 上にシステムを展開して稼働する Linux です。そのため、HDD などのストレージがなくとも運用することができます。CD-ROM や USB メモリに Puppy Linux のイメージを書き込んでおいて、Live Linux として利用することができますが、マウント可能で読み書きできる領域があれば、そこに使用時の変更情報をシャットダウン時に保存することができます。
Puppy Linux のサイト [2] から FossaPup64 9.5 の iso イメージ fossapup64-9.5.iso をダウンロードします。
Rufus の利用
Rufus[3] を使って、ダウンロードした iso イメージを USB メモリに書き込みます。以前、Rufus で Puppy Linux の iso イメージを書き込んだところ、うまく起動できずに難儀しました[4]。今回は次のように「DDイメージモードで書き込む」を選択して、USB メモリにイメージを書き込みました。
まず Rufus を起動します。
「デバイス」にイメージを書き込む USB メモリのドライブを指定、「ブートの種類」にダウンロードした iso イメージ fossapup64-9.5.iso を選択します。
スタート ボタンをクリックして次に進みます。
「ISO イメージモード」で書き込むことが推奨となっていますが、ダウンロードした iso ファイルがハイブリッド ISO 形式ということが気にかかるので、敢えて「DD イメージモード」を選んでそっくりコピーすることにします。
OK ボタンをクリックして次に進みます。
OK ボタンをクリックして書き込み処理を開始します。
閉じる ボタンをクリックして Rufus を終了します。
イメージを書き込んだ USB メモリは、そのまま起動確認をしますにで、抜かずにそのままにしておきます。
ファームウェアの設定の「Boot」タブで、イメージを書き込んだ USB メモリから起動するように、「FIXED BOOT ORDER Priorities」の「Boot Option #1」に USB メモリを指定して「Save & Exit」タブで「Save Changes and Exit」を選んで設定を保存して再起動します。
Fedora は今までのところ、環境変数 $EDITOR を設定していないため、ターミナル上で使うデフォルトのテキストエディタが設定されていません。ユーザーがターミナルテキストエディタを使用することになる状況は、git commit を使用するときです。デフォルトでは、git は vi を起動します。vi の場合、基本的な編集作業であっても、それを学ぶのにある程度の時間が必要になります。これは、Fedora に乗り換えようとしていて vi の使い方を知らない人の参入障壁を高めてしまいます。また、特に vi の使い方をおぼえたくない人にとっても大変なことです。(vi は Vim の難度を上げたようなエディタで、機能は少なく、構文の強調表示もなく、どのモードにいるのかもわかりません。Vim のユーザーでさえも vi を使うときには迷いや困惑を感じるかもしれません)。
対照的に、Nano は人々が慣れ親しんだグラフィカルなテキスト編集的な体験を提供しますので、専門的な知識を必要としません。Nano は Fedora のエディションとスピンに既にインストールされています。この変更提案では、Nano をデフォルトのエディタとし、vim-minimal (vi は提供しますが、Vim は提供しません) もインストールされます。ファイルを編集したいときに vi を呼び出すことができますし、デフォルトのエディタを vi や Vim に変更したい人のために、デフォルトのエディタを vi や Vim に変更することももちろん可能です。
なぜ Nano をデフォルトにして vi をオプションにするのか? Nano は誰もが使える選択肢だからです。
なるほど、たしかに git を使うときに vi が起動するので、普段 vi を使っていないと難儀します。
以前、KDE をデスクトップ環境に採用している Chakra という Linux ディストロを評価した時に、日本語入力の設定ができそうでできなくて、悔しい思いをしたことがあります[2]。それ以来、なんとなく KDE に苦手意識を持ってしまって、本ブログでの Linux ディストロの評価は GNOME 系のデスクトップ環境が多くなってしまっていました。
今回評価した KDE neon では、マニュアルでの設定なしにはじめから日本語入力ができるようになっていて、苦手意識を少し払拭できました。
KDE デスクトップ環境については、もうすこし詳しく調べたいと考えています、記事をあらためて詳しくまとめる予定です。