IBM 傘下の Red Hat 社は 5 月 18 日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux 8.4(以下 RHEL 8.4)を発表しました [1]。RHEL 8.4 は、2019 年 5 月に初版が登場した 8 系の 4 回目のポイントリリースとなります。Linux カーネルは 4.18 です。
参考サイト [2] は 8.4 beta がリリースされた時の「赤帽エンジニアブログ」の記事ですが、8.4 のリリースの目玉と目されるコンテナ関係の新機能が紹介されています。
RHEL を試してみる?
有料サブスクをビジネスモデルにしている Red Hat 社ですが、開発者向けに RHEL を(16台まで)無料で使えるように Red Hat Developer Subscription for Individuals を提供しています。個人ユーザにとっては大変ありがたいサービスです。この開発者向けのサブスクリプションは以前からあって、ちゃっかり利用していましたが、CentOS の開発中止のニュース [3] でクローズアップされました。
参考サイト [4] に日本語の紹介記事があります。
個人ユーザであれば試してみる価値はあると思います。純正よりクローンの方が好き、あるいは扱いやすいと考えている方に無理に勧めるわけではありません。
実は、5月のゴールデンウイーク中に利用していた開発者向けのサブスクリプションを更新したのですが、今までのサブスクリプションと勝手が違っていて戸惑いました。「シングル・コンテンツ・アクセス (SCA)」になっていて、扱いは以前よりずっと簡単になっています。
この「無効」という表示に惑わされましたが、アップデートができるのでたぶん大丈夫です。😅
参考サイト
- Announcing the GA release of Red Hat Enterprise Linux 8.4 - Red Hat Customer Portal [2021-05-18]
- RHEL 8.4 Beta と Podman v3 - 赤帽エンジニアブログ [2021-04-02]
- 「CentOS 8」が2021年末で終了、以後の開発はCentOS Streamに注力する方針が明らかに - GIGAZINE [2020-12-09]
- Red Hat Developer Programに登録して最大16台までRHELを使おう - Qiita [2021-04-13]
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