2021-03-31

AlmaLinux 8.3 リリース

AlmaLinux は、2020 年末に RHEL 互換の Linux ディストロ、CentOS の開発打ち切るというアナウンスを受けて、米 CloudLinux 社が立ち上げたオープンソースのプロジェクトです。CentOS に代わるディストロという位置付けで、RHEL と 1:1 でバイナリ互換のあるフォークを目指しています。

3 月 30 日に RHEL 8.3 に対応する AlmaLinux 8.3 がリリースされました。

AlmaLiux 8.3 のリリースアナウンス

iso イメージ(x86_64 のみ)は下記からダウンロードできます。

AlmaLiux 8.3 のダウンロードサイト

CentOS から AlmaLinux へ移行するツールが公開されています。

CentOS から AlmaLiux へ移行するツール
AlmaLinux 8.3 のデスクトップ画面
画面ロック状態のスクリーン

長期間プロジェクトを維持する難しさ

RHEL クローンである CentOS はもともと有志のボランティアによって 2004 年に始まったプロジェクトです。

10 年後の 2014 年に Red Hat 社は CentOS の支援を表明し、CentOS の開発者を Red Hat 社に雇い入れました。それは、ボランティアのプロジェクトは、無料ということで多くの需要があるにも関わらず、資金難のため活動を続けることが難しかったからです。Red Hat 社は、自社 OS のクローンを開発するオープンソースのプロジェクトに手を差し伸べるという利益相反するような支援をして、株主などのステークホルダーから理解を得られるのだろうかと、当時は不思議に思っていました。

CentOS の開発中止の発表は、IBM 社の傘下となった Red Hat 社がついに CentOS を手放したか、という印象でした。

この発表に怒った CentOS のユーザのことが話題になりましたが、個人的には、突然の発表であたふたしたものの、むしろ今までありがとうと CentOS には感謝し、RHEL 8.3 に切り替えてしまいました。

CentOS をベースにカスタマイズした自社ブランドの OS でビジネスを展開している CloundLinux 社が、CentOS の開発中止の発表を受けて、同等な RHEL クローン AlmaLinux をオープンソースプロジェクトとして立ち上げたことは、よくぞやったと喝采を送りたくなります。

一方、以前 CentOS を立ち上げた一人、Gregory Kurtzer 氏が、CentOSの初期の目標を達成するために Rocky Linux という RHEL クローン OS を開発するプロジェクトを立ち上げました。こちらは有志のボランティアによるプロジェクトです。かつての CentOS プロジェクトのように資金難に陥ることのないことを願っています。

参考サイト

  1. AlmaLinux OS - Forever-Free Enterprise-Grade Operating System
  2. CentOS代替目指す「AlmaLinux OS」がGAに、非営利団体設立も発表 | OSDN Magazine [2021-03-31]
  3. CloudLinux、「CentOS」の代替OS「AlmaLinux」の一般提供を開始 - ZDNet Japan [2021-03-31]

 

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