GNOME 3 がリリースされたのは 2011 年のことです。このリリースではデスクトップインターフェイスが GNOME パネルから GNOME Shell へ一新されました。この変更は大きかったため賛否を呼びましたが、開発は一貫して続けられました。
そして 10 年後の今年、2021 年 3 月末に、次のメジャーバージョン GNOME 40 のリリースが予定されています [1]。GNOME 40.0 のリリース候補が 3 月 19 日に公開され [2]、Fedora 34 のプレリリース版に反映されました。
使用した OS は下記の通りです。
Fedora 34 (Workstation Edition Prerelease) | x86_64 |
ログイン直後はアクティビティ・オーバービューが表示されます。ログインして、さあ何を起動する?と催促されているような印象を受けます。😅
ログイン後の GNOME 40 rc.0(Fedora 34 Workstation Edition Prerelease 版)
画面下に水平に配置されたダッシュの右端の「アプリケーションを表示する」ボタンをクリックすると、アプリケーションの一覧が表示されます。
アプリケーションの一覧
GNOME の設定画面は、GNOME3.38 から大きな変更はなさそうです。
GNOME の設定画面
GNOME ヘルプは日本語の翻訳がいまひとつですが、
GNOME 3 はユーザーインターフェースを徹底的に見直しました。ユーザーにあれこれ干渉せず、邪魔なものをできるだけ取り除き、ユーザーが作業を片付けるのに役立つように設計されています。最初にログインしたときは、何もない空っぽのデスクトップとトップバーが見えます。とあるように、デスクトップ環境に多彩な機能を追求するよりは、ユーザーにとって本当に必要な機能に絞ろうとするミニマリストであることを目指しているように見受けられます。
GNOME ヘルプ
今後、深刻な問題が発見されない限り、4 月末に正式リリースされる予定の Fedora 34 のデフォルトのデスクトップ環境に採用されますので、GNOME 40 の操作、ショートカットなどについてまとめ始めようと思っています。
参考サイト
- Forty - GNOME Wiki!
- GNOME 40.rc released! [2021-03-19]
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