GhostBSD はデスクトップ向けに特化しており、FreeBSD のデスクトップ環境を手軽にインストールして利用出来るようにすることを目的としています。正式版は MATE、コミュニティ版では Xfce がデスクトップ環境に採用されています。現在の GhostBSD は、GPL ライセンス下のソフトウェアと共存できる、二条項 BSD ライセンス (2-clause BSD license) で配布されています。
FreeBSD のライブシステムである NomadBSD を使ってみて [1] BSD に興味を持ったので、そのまま PC のストレージにインストールしようとしました。しかし残念ながら上手くいきませんでした。NomadBSD 的な言い方をすれば Nomad(遊牧民)から Settler(入植者)になれなかったのです。😅
そこでデスクトップ環境を手軽に利用できる、NomadBSD と同じ FreeBSD 由来の GhostBSD を試してみました。
GhostBSD という名前は、もともと GNOME hosted on BSD の略で、FreeBSD 上ですぐに動作する GNOME デスクトップを提供する取り組みとして始まりました [2]。
インストールは簡単
下記サイトから GhostBSD-21.01.20.iso をダウンロードしました。
インストールは簡単にできました。最初、GNOME Boxes の仮想マシン上で確認して、実機にインストールしたのですが、仮想マシン上で確認した内容と差異が認められたので、インストール方法の紹介は、もうすこし調べた後に必要に応じて別の機会にまとめることにします。
ちょっとだけ古いですが、インストール方法を解説しているサイトのひとつを下記に紹介します。
- FreeBSD(2) FreeBSD のデスクトップ版のGhostBSD をインストール - Qiita [2020-03-29]
日本語入力
日本語入力は、ibus-mozc をインストールして設定しました。下記サイトに日本語入力の設定方法が網羅されています。
- GhostBSD 19.10: 日本語入力環境の設定にチャレンジ! | PC-FREEDOM [2019-11-25]
FreeBSD のデスクトップ環境
デスクトップ環境を必要としている FreeBSD ユーザにとって、インストールして直ぐにデスクトップ環境を使える GhostBSD は、きっと重宝することでしょう。
一方、Unix ライクな OS でデスクトップ環境を利用したいとなれば、FreeBSD でなければならない理由が見当たりません。それは自分が FreeBSD を深く使ったことが無い、ということに原因がありますが、それでも GUI アプリを入手する容易さを考えれば、別に Linux でいいじゃん、となってしまいます。
とは言え、テスト機に GhostBSD をインストールしましたので、しばらく FreeBSD 系の OS を使い続けてみて、デスクトップ環境における「FreeBSD 推し」探しをします。
参考サイト
- bitWalk's: NomadBSD 1.4 [2021-03-10]
- FAQ - GhostBSD Wiki
- bitWalk's: BSD の子孫 [2016-04-20]
- MATE Desktop Environment | MATE
- techdevian | LinuxとBSDの違いは何ですか? [2020-01-04]
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2 件のコメント:
はじめまして。最近 Linuxより更にセキュリティの高いと言われているBSDに興味を持って探していたところ、初心者でもGUIが使えてインストールが簡単なGhostBSDを知りました。触ってみたところ、バージョン24.01.1にもなると日本語入力のための環境変数の設定が簡略化されてて(書き込む必要がないようです)便利になっているようです。スピーカー🔈から音が出ない。プリンター🖨️(HP複合機)を無線LANネットワークから選択しても動作しないなどトラブルに遭遇しました。ちょっと不満なのは、pkg mirrorが海外にしか無くてパッケージの同期速度が遅すぎてSoftware Staitionで待たされます。たまに、グラフィック関連のドライバーの不足なのか、ブラウザを開いたらチカチカした残像みたいなのが表示される時がたまにあります。
SASEBO さん、
情報をありがとうございます。
最新のGhostBSDを触ってみようかな。
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