bitWalk's: ラベル (Label) 〜 Kivy

2022-07-18

ラベル (Label) 〜 Kivy

Kivy は、NUI (Natural User Interface) を持つモバイルアプリやその他のマルチタッチアプリケーションソフトウェアを開発するためのフリーでオープンソースの Python フレームワークです。MIT ライセンスのもとで配布され、Android, iOS, Linux, macOS そして Windows で動作させることができます。

Wikipedia より引用、翻訳、編集

使ったことのなかった Python の GUI ライブラリ（フレームワーク）、Kivy に興味を持ったので^[1]、ひととおりウィジェットのサンプルを作ってみようとしています。サンプルを作っていくにあたって、どんなスタイルでコーディングするか、テンプレートみたいなものを固めていこうとあれこれ試し始めました。

今回はラベルのサンプルを紹介します。このサンプルは単純なので、本来は一番最初に紹介すべきでしたが、なにかアクションのあるサンプルを紹介しかたかったので、ボタンの方を先に紹介してしまいました。

Python のコードのみと Python と、同じ動作をする UI 部分を分離して Kv 言語で記述したファイルのサンプルを併せて紹介しています。

下記の環境で動作確認をしています。

	Fedora Linux 36	x86_64
	python3	3.10.5-2.fc36.x86_64
	Kivy	2.1.0

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Label (Python)

ラベルは、テキスト（文字列）を表示するウィジェットです。

kivy_label.py

	import japanize_kivy
	from kivy.app import App
	from kivy.core.window import Window
	from kivy.uix.boxlayout import BoxLayout
	from kivy.uix.label import Label

	Window.size = (200, 200)


	class KivyLabel(BoxLayout):
	def __init__(self):
	super().__init__()
	self.orientation = 'vertical'
	self.init_ui()

	def init_ui(self):
	lbl = Label(text='文字列を表示するラベル')
	self.add_widget(lbl)


	class ExampleApp(App):
	def build(self):
	self.title = 'Label'
	return KivyLabel()


	if __name__ == '__main__':
	ExampleApp().run()

view raw kivy_label.py hosted with ❤ by GitHub

kivy_label.py の実行例

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Label (Python + Kv)

指定したファイルを読み込むようにしたかったので、ここでは Builder.load_file() を使って、指定したファイルを読み込むようにしています。

kivy_label_1.py

	import japanize_kivy
	from kivy.app import App
	from kivy.core.window import Window
	from kivy.lang import Builder
	from kivy.uix.boxlayout import BoxLayout

	Builder.load_file('kivy_label_1.kv')
	Window.size = (200, 200)


	class KivyLabel(BoxLayout):
	pass


	class ExampleApp(App):
	def build(self):
	self.title = 'Label'
	return KivyLabel()


	if __name__ == '__main__':
	ExampleApp().run()