2020-07-28

TeXstudio がなんとか動いた!

TeXstudio は Texmaker から派生して機能追加・改良した LaTeX 統合環境です。

Wikipedia より引用・編集

本ブログ記事では下記の OS 環境で動作確認をしています。

Fedora Workstation 32 x86_64

TeXstudio をインストール

Fedora Magazine で面白そうな記事がないか物色していたところ、LaTeX による組版に関する記事が連載されていて、記事をたどると、少し古い記事ですが下記のサイトにたどり着きました。

なるほど、端末エミュレータ上で texstudio と入力すると、インストールされていないためインストールするかを聞いてくるので、 y と入力すると依存しているパッケージも一緒にインストールが始まります。

TeXstudio のインストール

上記サイトにあるサンプルを入力すると確かにコンパイルして表示されます。しかし、日本語の文字列に置き換えて試してもうまくいきません。

あれこれ関連サイトを探し、下記のサイトに紹介されている設定をそのままコピーしました。

さらに足りないと思われるパッケージをあれこれインストールして、なんとかコンパイルできるようになりました。

TeXstudio で簡単な日本語文書をコンパイルした例

とりあえず TeXstudio で簡単な日本語文書をコンパイルできるようにはなりましが、試行錯誤でパッケージをインストールしたり設定をしてしまったので、情報の整理ができていません。

美文書への憧れ

「LaTeX2ε美文書作成入門」を買ったのは、ずいぶん昔のことです。表紙は右図だったように記憶しています。当時、Microsoft Word では思い描いている書式やレイアウトで日本語文書を作成することを諦め、綺麗な文書を作成したい場合には、Windows 上では Adobe FrameMaker を使っていました。

一方、LaTeX を使えば Linux 上でも美文書が作れると、精力的に取り組んでいたのですが、残念ながらどこかで挫折してしまっています。

自分の周りでは、資料は PowerPoint で作成することが主流となり、Word は規程や手順書といった社内文書ぐらいにしか使わなくなってしまいました。Word の良し悪しはともかくとしても、技術報告書を書くことで、読み手に伝わるよう実験結果を整理・吟味して、考察を文章で表現する、という貴重な作業時間が失われてしまったような気がします。

情報の表現手段が PowerPoint に変わっても、業務以外の本による技術情報収集は、紙から電子媒体に変わってもずっと続いています。自分にとって美文書を作りたいというニーズは(業務以外になりますが)相変わらずです。前出の「LaTeX2ε美文書作成入門」は改訂第7版にもなっています。早速、Amazon.jp で Kindle 版を購入して勉強し直すことにしました。

TeXstudio についても、Linux 上で使うことを前提に、内容を咀嚼した上でインストール方法や日本語文書作成のための情報を整理して紹介していきたいと思います。不定期になりますが情報を更新していきます。

参考サイト

  1. [改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門:書籍案内|技術評論社

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