2021-02-22

今度の Ubuntu 21.04 (Hirsute Hippo)

Ubuntu (/ˈʊbʊntuː/) は、Debian をベースにした Linux ディストリビューションであり、主にフリーおよびオープンソースのソフトウェアで構成されています。Ubuntu は正式には デスクトップ、サーバおよび IoT 向けの 3 つのエディションでリリースされています。Ubuntu 17.10 以降、デフォルトのデスクトップは GNOME です。

Wikipedia より引用・翻訳、編集

次期 Ubuntu 21.04 'Hirsute Hippo'(毛深いカバ)では、どのような新しい機能が盛り込まれるのか調べました。

リリーススケジュールと新しい機能

最終リリースまでのスケジュールの概略は以下の通りです。

  • 2021-02-25  Feature Freeze
    • この時点で新機能やパッケージ、API の導入を止め、開発リリースのバグ修正に専念します。
  • 2021-04-01  ベータ版
    • ベータ版とは、開発者が意図したすべての機能を持ちながらも、残っているバグを取り除くためにテストを受ける必要があるリリースのことです。
  • 2021-04-15  Release Candidate(リリース候補)
    • この週はリリース候補で重要なバグを取り除き、できるだけ多くのテストを行うために使われます。
  • 2021-04-22  Final Release(リリース)

このスケジュールに記載されている、新規にデフォルトになるバージョン、機能は下記のとおりです。

  • python-3.9 as default
  • golang-1.16 by default
  • glibc 2.33 & gcc-11 as available
  • Wayland by default for Ubuntu desktop
  • llvm-12 by default

えっ、これだけですか?😮

いやいや、きっとこれらは主要な変更だけなのでしょう。

Wayland 再び

Ubuntu 17.10 で一旦デフォルトになった Wayland でしたが、18.04 LTS への採用は見送られました。今回、ふたたび Wayland がデフォルトのディスプレイサーバに設定されます。Walyand + Nvidia のグラフィックボードではまだ不具合があるようで、X.org のサーバを使う必要があるとのことです。ディスプレイサーバはログイン画面で切り替えることができます(下図)。

X.org に代わって Wayland がデフォルトに [Ubuntu 21.04 (Hirsute Hippo) Daily Build]

ホームディレクトリのパーミッション変更

Ubuntu 21.04 を新機にインストールすると、ホームディレクトリのパーミッションは、従来の 755 ではなく 750 になります。

ホームディレクトリのパーミッション [Ubuntu 21.04 (Hirsute Hippo) Daily Build]

Ubuntu ではホームディレクトリのパーミッションが緩いということをあらためて知りました。RHEL / Fedora 系ではデフォルトで 700 です。

GNOME 40 は見送り

Ubuntu 21.04 では、デスクトップ環境に GTK4 / GNOME 40 を採用することは見送りになるようです。

ちなみに、同じ時期にリリースされる Fedora 34 では GTK4 / GNOME 40 が導入される予定です。

Fedora Rawhide の GNOME 40

雑感

探し方が悪いのでしょうか、(情報元が判る)Ubuntu の次期リリース予定の情報を集めるのに苦労します。Fedora プロジェクトのように変更予定一覧 [1] が一次情報として利用できると便利なのになあといつも思います。

参考サイト

  1. Releases/34/ChangeSet - Fedora Project Wiki

 

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