Ubuntu (/ˈʊbʊntuː/) は、Debian をベースにした Linux ディストリビューションであり、主にフリーおよびオープンソースのソフトウェアで構成されています。Ubuntu は正式には デスクトップ、サーバおよび IoT 向けの 3 つのエディションでリリースされています。Ubuntu 17.10 以降、デフォルトのデスクトップは GNOME です。
次期 Ubuntu 21.04 'Hirsute Hippo'(毛深いカバ)では、どのような新しい機能が盛り込まれるのか調べました。
リリーススケジュールと新しい機能
最終リリースまでのスケジュールの概略は以下の通りです。
- 2021-02-25 Feature Freeze
- この時点で新機能やパッケージ、API の導入を止め、開発リリースのバグ修正に専念します。
- 2021-04-01 ベータ版
- ベータ版とは、開発者が意図したすべての機能を持ちながらも、残っているバグを取り除くためにテストを受ける必要があるリリースのことです。
- 2021-04-15 Release Candidate(リリース候補)
- この週はリリース候補で重要なバグを取り除き、できるだけ多くのテストを行うために使われます。
- 2021-04-22 Final Release(リリース)
このスケジュールに記載されている、新規にデフォルトになるバージョン、機能は下記のとおりです。
- python-3.9 as default
- golang-1.16 by default
- glibc 2.33 & gcc-11 as available
- Wayland by default for Ubuntu desktop
- llvm-12 by default
えっ、これだけですか?😮
いやいや、きっとこれらは主要な変更だけなのでしょう。
Wayland 再び
Ubuntu 17.10 で一旦デフォルトになった Wayland でしたが、18.04 LTS への採用は見送られました。今回、ふたたび Wayland がデフォルトのディスプレイサーバに設定されます。Walyand + Nvidia のグラフィックボードではまだ不具合があるようで、X.org のサーバを使う必要があるとのことです。ディスプレイサーバはログイン画面で切り替えることができます(下図)。
ホームディレクトリのパーミッション変更
Ubuntu 21.04 を新機にインストールすると、ホームディレクトリのパーミッションは、従来の 755 ではなく 750 になります。
Ubuntu ではホームディレクトリのパーミッションが緩いということをあらためて知りました。RHEL / Fedora 系ではデフォルトで 700 です。
GNOME 40 は見送り
Ubuntu 21.04 では、デスクトップ環境に GTK4 / GNOME 40 を採用することは見送りになるようです。
ちなみに、同じ時期にリリースされる Fedora 34 では GTK4 / GNOME 40 が導入される予定です。
雑感
探し方が悪いのでしょうか、(情報元が判る)Ubuntu の次期リリース予定の情報を集めるのに苦労します。Fedora プロジェクトのように変更予定一覧 [1] が一次情報として利用できると便利なのになあといつも思います。
参考サイト
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