CentOS から CentOS Stream へ移行がすんなり終わり [1]、やれやれと思っていたところ、R のパッケージの更新でエラーが出ました。調べてみると、R-core-devel が消えていました。dnf コマンドでインストールしようとしても R-core-devel がレポジトリに無く、それでは SRPM をリビルドしようと dnf download --source を試しましたがダウンロードができませんでした。仕方が無いので、CentOS などから R と openblas の SRPM を入手して、リビルドしてインストールし直しました。依存するパッケージ全部をリビルドしようとするとキリが無いので、リビルドするのに必要な RPM パッケージを CentOS から持ってきてそのままインストールしました。
日を改め、念のため、確認してみたところちゃんと欲しいパッケージがインストールできるようになっていました😱。
[bitwalk@centos-pc ~]$ dnf search R-core メタデータの期限切れの最終確認: 2 days, 10:11:00 時間前の 2020年12月14日 07時56分39秒 に実施しました。 ================================================ 名前 完全一致: R-core ================================================= R-core.x86_64 : The minimal R components necessary for a functional runtime ================================================== 名前 一致: R-core =================================================== R-core-devel.x86_64 : Core files for development of R packages (no Java) sagator-core.noarch : Antivirus/anti-spam gateway for smtp server, core files [bitwalk@centos-pc ~]$ dnf search openblas =============================================== 名前 完全一致: openblas ================================================ openblas.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2 openblas.i686 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2 ============================================== 名前 & 概要 一致: openblas ============================================== openblas-devel.x86_64 : Development headers and libraries for OpenBLAS openblas-srpm-macros.noarch : OpenBLAS architecture macros ================================================= 名前 一致: openblas ================================================== openblas-openmp.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, OpenMP version openblas-openmp64.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, OpenMP version openblas-openmp64_.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, OpenMP version openblas-serial.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, serial version openblas-serial64.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, serial version openblas-serial64_.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, serial version openblas-threads.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, pthreads version openblas-threads.i686 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, pthreads version openblas-threads64.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, pthreads version openblas-threads64_.x86_64 : An optimized BLAS library based on GotoBLAS2, pthreads version [bitwalk@centos-pc ~]$
パッケージの依存関係を含め、最低でも黄色にマーカーを入れたパッケージをインストールしたかったのですが、それができずに止むを得ずリビルドしました。ところが、今日はちゃんとあります。自分のせいにするとすれば、きっとなにか考え違いをしていたのでしょう。しっかり証拠のログを残していなかったので、ちょっとショックです😭。不具合をブログ記事にしようと考えていたのに、アテが外れてしまいました。それでも納得がいかず、結局、記事にしてしまいました。
ちなみに、この状態でパッケージを更新をしようとすると次のように競合によるエラーが表示されるようになりました。これは、リビルドするためにあれこれ(CentOS Stream ではなく)CentOS などから、一部バージョンを下げたパッケージを持ってきてインストールし直したためです。
[bitwalk@centos-pc x86_64]$ sudo dnf update [sudo] bitwalk のパスワード: メタデータの期限切れの最終確認: 1 day, 4:53:46 時間前の 2020年12月15日 13時51分56秒 に実施しました。 エラー: 問題 1: package texlive-luatex-7:20180414-19.el8.x86_64 requires libpoppler.so.78()(64bit), but none of the providers can be installed - cannot install both poppler-20.11.0-1.el8.x86_64 and poppler-0.66.0-27.el8.x86_64 - cannot install the best update candidate for package texlive-luatex-7:20180414-19.el8.x86_64 - cannot install the best update candidate for package poppler-0.66.0-27.el8.x86_64 問題 2: cannot install both poppler-20.11.0-1.el8.x86_64 and poppler-0.66.0-27.el8.x86_64 - package texlive-pdftex-7:20180414-19.el8.x86_64 requires libpoppler.so.78()(64bit), but none of the providers can be installed - package poppler-utils-20.11.0-1.el8.x86_64 requires libpoppler.so.104()(64bit), but none of the providers can be installed - package poppler-utils-20.11.0-1.el8.x86_64 requires poppler(x86-64) = 20.11.0-1.el8, but none of the providers can be installed - cannot install the best update candidate for package texlive-pdftex-7:20180414-19.el8.x86_64 - cannot install the best update candidate for package poppler-utils-0.66.0-27.el8.x86_64 (競合するパッケージを置き換えるには、コマンドラインに '--allowerasing' を追加してみてください または、'--skip-broken' を追加して、インストール不可のパッケージをスキップしてください または、'--nobest' を追加して、最適候補のパッケージのみを使用しないでください) [bitwalk@centos-pc x86_64]$
エラーメッセージの誘いに乗って--allowerasing を付けると、リビルドしてまでインストールした R がアンインストールされてしまうので、週末までこのまま運用します。
以下のようなメッセージが気になっています。
- package texlive-pdftex-7:20180414-19.el8.x86_64 requires libpoppler.so.78()(64bit), but none of the providers can be installed - package poppler-utils-20.11.0-1.el8.x86_64 requires libpoppler.so.104()(64bit), but none of the providers can be installed
週末の時間があるときにじっくり取り組みます。
CentOS Stream の位置づけ
Red Hat 社のブログに、CentOS Stream の詳しい説明がありましたので紹介します。
- CentOS Streamは継続的デリバリーです - 赤帽エンジニアブログ [2020-12-15]
いままでの CentOS のように RHEL をリビルドしたものを(Red Hat 社から)無料で入手するという選択肢は無くなりました。自分を含めて、無料で使おうとするユーザや企業の全てが、プロジェクトの成果に対して積極的になにか貢献で返しているわけではないでしょうから、(営利を追求しなければならない)企業のプロジェクトの在り方を考えると、今回の方針転換は当然のように思います。
参考サイト
- bitWalk's: CentOS から CentOS Stream へ移行してみた [2020-12-14]
- Rocky Linux
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