Flatpak(旧称:xdg-app)は、Linux デスクトップ向けのソフトウェアデプロイメントおよびパッケージ管理を行うユーティリティソフトウェアです。Flatpak でインストールされたアプリケーションは、実行時にホスト環境から隔離(サンドボックス化)されます。
Flatpak 版 Google Chrome を試しましたので備忘録としました。
使用した OS は以下の通りです。
Fedora Silverblue 33 | x86_64 |
Flathub
Fedora Silverblue はデスクトップアプリに Flatpak を利用しますが、Fedora の Flatpak リポジトリ registry.fedoraproject.org にはアプリがあまりありません。そこで Flathub という多くの Flatpak アプリが登録されているリポジトリを登録します。参考サイト [1] に主要な Linux ディストロそれぞれでに対してリポジトリの設定方法が紹介されています。Fedora では端末エミュレータ上で下記のようにコマンドを実行します。
[bitwalk@localhost ~]$ flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
Flathub では多くのアプリを利用できるのですが、普段自分が使っているブラウザ Google Chrome が入手できず残念に思っていましたが、探してみると参考サイト [2] (github) に Google Chrome のパッケージがベータ扱いで公開されていました。早速下記のようにリポジトリを登録しました。
[bitwalk@localhost ~]$ flatpak remote-add flathub-beta https://flathub.org/beta-repo/flathub-beta.flatpakrepo
再起動して GNOME Software(ソフトウェア)を開いて、Google Chrome を検索してインストールします。Google Chrome を実行すると、以下の画面が最初に表示されます。
Google アカウントの同期で固まってしまいましたが、なんとか使えるようにしました。が、やはり同期の情報が残らないのか、起動のたびに入力をやり直しています。😭
Google Chrome のバージョンは、確認した時点で 86.0.4240.111 になっており、他の PC に rpm などでインストールされている Google Chrome と同じバージョンでした。
まだ不具合がありますが、Flatpak で特に欲しいと思っていたアプリがとりあえず使えるようになりました。
参考サイト
- Flatpak—the future of application distribution
- Google Chrome on Flathub-beta - General - Flathub Discourse
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