openSUSE /ˌoʊpənˈsuːzə/ は、SUSE 及びその他企業等が支援するコミュニティー、openSUSE プロジェクトによって開発されています。openSUSE の前身である S.u.S.E Linux が最初にリリースされたのは 1992 年と、歴史のある Linux ディストロです。Geeko と呼ばれるカメレオンがマスコットです。
日本語読みでは Wikipedia などで「スーゼ」となっていますが、YouTube で何人かの SUSE の英語読み発音を確認したところ、/ˈsuːzə/ とあるように、カタカナ表記にすると「スーザ」にかなり近いです。
openSUSE へ Windows 10 からリモートデスクトップ接続をしたかったので xrdp をインストールしたのですが、Fedora や Ubuntu と状況が異なっていたので備忘録にしました。
使用した環境は以下の通りです。
openSUSE Leap 15.2 | x86_64 | (デスクトップ環境:KDE) |
xrdp のインストール
以下のようにして xrdp をインストールしてサービスを起動し、ファイヤーウォールの設定をしました。
bitwalk@localhost:~> sudo zypper install xrdp [sudo] root のパスワード: リポジトリ 'Main Update Repository' のメタデータを取り出しています ......[完了] リポジトリ 'Main Update Repository' のキャッシュを構築しています ........[完了] リポジトリのデータを読み込んでいます... インストール済みのパッケージを読み込んでいます... パッケージの依存関係を解決しています... 以下 2 個の新しいパッケージをインストールします: xorgxrdp xrdp 以下 1 個の推奨パッケージを自動的に選択しました: xorgxrdp 2 個の新規パッケージのインストール. 全ダウンロードサイズ:461.2 KiB。すでにキャッシュ済み:0 B。 この操作を行うには、追加で 2.2 MiB の容量が必要です。 続行しますか? [y/n/v/...? すべてのオプションを表示] (y): y パッケージ xrdp-0.9.13.1-lp152.3.6.1.x86_64 を取得しています (1/2), 402.2 KiB (展開後サイズ 2.0 MiB) 取得しています: xrdp-0.9.13.1-lp152.3.6.1.x86_64.rpm ........[完了 (1.0 MiB/s)] パッケージ xorgxrdp-0.2.11-lp152.1.3.x86_64 を取得しています (2/2), 59.0 KiB (展開後サイズ 144.9 KiB) 取得しています: xorgxrdp-0.2.11-lp152.1.3.x86_64.rpm .......[完了 (17.9 KiB/s)] ファイルの競合を確認中: .................................................[完了] (1/2) インストールしています:xrdp-0.9.13.1-lp152.3.6.1.x86_64 ...........[完了] 追加のrpm出力: Updating /etc/sysconfig/xrdp ... Generating 2048 bit rsa key... ssl_gen_key_xrdp1 ok saving to /etc/xrdp/rsakeys.ini (2/2) インストールしています:xorgxrdp-0.2.11-lp152.1.3.x86_64 ...........[完了] bitwalk@localhost:~> sudo systemctl enable xrdp Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/xrdp.service → /usr/lib/systemd/system/xrdp.service. bitwalk@localhost:~> sudo systemctl start xrdp bitwalk@localhost:~> sudo firewall-cmd --add-port=3389/tcp --permanent success bitwalk@localhost:~> sudo firewall-cmd --reload success bitwalk@localhost:~>
Windows 10 から難なくリモートデスクトップ接続ができたのですが、よく見るとデスクトップが、デフォルトの KDE と異なっています。
よく見ると IceWM というデスクトップ環境です。軽いデスクトップで使い心地は悪くないのですが、日本語入力が出来ないのが残念です。工夫をすればできるのかもしれません。
openSUSE では xrdp でデスクトップ環境を起動する処理は /etc/xrdp/startwm.sh に記載されています。下記のように、変数 SESSION の値を "plasma" にすれば、リモートデスクトップ環境が KDE になります。ただ、日本語変換ができないのは相変わらずです。
#!/usr/bin/env bash
#
# This script is an example. You might need to edit this script
# depending on your distro if it doesn't work for you.
#
# Uncomment the following line for debug:
# exec xterm
#start the window manager
wm_start()
{
#To customize system-wise session, edit this file.
#To customize user specific session, copy this file to $HOME and edit it.
#Please refer to DefaultWindowManager and UserWindowManager in /etc/xrdp/sesman.ini for more details.
#The default session is gnome (GNOME Session)
#sle means SLE-Classic Session
# SESSION="gnome"
SESSION="plasma"
case $SESSION in
...
(以下省略)
...
ちなみに CentOS 8 では相当のファイルが /usr/libexec/xrdp/startwm.sh にあり、内容が異なります。
参考サイト
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