2019-08-03

Skynew m2s (1)

まだ夏期休暇になっていませんが、休暇中に取り組もうと考えているテーマに使おうと、Amazon.jp でチープな PC を買ってしまいました。なんと 22,200 円です!休暇中に取り組むテーマとは何か?それは、まもなくリリースされるであろう CentOS 8 をインストールして遊ぶことです。💦

遊ぶといっても、今回は家庭内 LAN にサーバを立てて常時稼動させ、いろいろなことを試すために使うことを考えています。常時稼働させるには、CPU の性能よりも消費電力が低いエコなものが望ましいです。そんな用途にマッチしたのが、今回買った Skynew の m2s という小型パソコンです。

以下に主な仕様をまとめました。

skynew m2s の主な仕様 
ブランド・型番 Skynew m2s
本体サイズ・重量 16 x 10.7 x 3.3cm, 621g
CPU AMD A6-1450、コア数・スレッド数 4・4、ベース動作周波数 1GHz、ターボ・ブースト 1.4GHz、クロック・レート 1000 - 1400MHz、キャッシュ 2MB、TDP 8 - 15W、Manufacturing Technology 28nm
グラフィックス AMD Radeon HD 8250、バース動作周波数 300 - 400 (Boost) MHz、DirectX DirectX 11.1、Shader 5.0
マザーボード AMD KABINI CRB
メモリ 4GB DDR3-1600KHz(最大 8GB)1x SO DIMMスロット
ストレージ 64GB SSD M-SATA、データ転送率 600MB/秒、ストレージのインタフェース mSATA III、1x mSATA スロット、S.M.A.R.T,APM,48-bits LBA,NCQ対応
映像出力 HDMI, VGA
有線LAN 10/100/1000Mbps (Realtek RTL8111F)
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2.4G & 5G (Qualcomm Atheros AR9462-AL3A)
Bluetooth 4.0
USB ポート USB3.0×2,USB2.0×4
オーディオ Realtek HD ALC662
インターフェース 1xHDMI、1xVGA、1xLAN、2xUSB 3.0、4xUSB 2.0、1x音声出力とマイクインのコンボジャック、1x給電DCポート
消費電力 8W
OS Windows10 Pro 64bit、バージョン1803、ライセンス付き

搭載されている CPU は 2013 年に発表された AMD A6-1450 で、テクノロジー・ノードは 28nm です。

Amazon.jp のページでは超低電力プロセッサを謳っていますが、TDP 8W が低電力と言えるかどうかはちょっとわかりません。しかし CPU ファンは無く、筐体全体が熱伝導率の高いアルミ材でできていてそれがヒートシンクになっています(右写真)。コンパクトなサイズですが、ヒートシンクになっているため 600g 程の筐体はずっしりと重く感じます。しかし、少々重くとも電源を入れっぱなしで部屋の片隅でひっそりと稼働していてくれれば OK なのです。

世代が古い CPU なので、性能に過大な期待はできませんが、それでも 4 コア、4 スレッドありますので、重い処理ばかりでなければ、評価目的で家庭内 LAN に設置するサーバとして使えそうです。

ただ、メモリ 4GB、ストレージ 64GB はさすがに少ないので、8GB のメモリーと 256GB の SSD も一緒に買っています。換装する前に、現状での動作確認をしました。

Windows の起動

Windows は要らないのですが、動作確認のためにディスプレイやキーボード&マウスを接続して起動し、プリインストールされている Windows 10 Pro を(金曜日の夜から)一晩かけてアップデートしました。PC を買って、使いはじめに立ちはだかる Windows のアップデートには、いつもイライラします。でもこれが不良をみつけるための動作確認だと考えれば、なんとか我慢もできるかなと思うようになりました。

サウンド、有線ネットワーク、WiFi および Bluetooth デバイスが動作することを確認できましたので、動作確認はとりあえず良しとしました。

 プリインストールされている Windows 10 Pro 

パフォーマンス

クロスプラットフォームでベンチマークを計測できる Geekbench 4 で、CPU 性能を計測して比較しています。下表上段の「To be filled by O.E.M. To be filled by O.E.M.」が今回買った Skynew m2s で、下段に 3か月ほど前に買った Alldocube iwork10 Pro のスコアを比較用にに載せてあります。以前はこれが手持ちの PC で最低のスコアを記録したのですが、今回は最低スコアを更新しました。

Geekbench によるベンチマーク
#NamePlatformArchitectureSingle-core ScoreMulti-core Score
14148314 To be filled by O.E.M. To be filled by O.E.M.
AMD A6-1450 997 MHz (4 cores)
Windows 64 x86_64 779 1943
12954540 ALLDOCUBE i1002SG
Intel Atom x5-Z8350 1439 MHz (4 cores)
Windows 64 x86_64 878 2341

CentOS 7 ライブイメージの起動

首を長くしてリリースを待っている CentOS 8 はまだ RC 版すらリリースされていないので、とりあえず CentOS 7 のライブ版を使って起動できることを確認しました。CentOS-7-x86_64-LiveGNOME-1810.iso を焼いた USB メモリを挿入して起動後すぐに Esc キーをタイプして BIOS 設定画面にします。ブート順を USB メモリが最初に起動するように変更して CentOS のライブ版を起動します。

 CentOS 7 ライブ版の画面 

とりあえず CentOS 7 のライブ版が起動して問題なさそうだったので、メモリと SSD を換装して、CentOS 7 をとりあえずインストールしてみます。

参考サイト

  1. Skynew m2sというパソコンを見つけたのでレビューをまとめてみる | ITist [2018-12-19]
  2. skynew 小型パソコン ミニPC 静音 M2S | kanato's hobby life [2019-05-03]

 


 


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