CentOS Stream は、継続的に提供される Red Hat® Enterprise Linux (RHEL) のディストリビューション・アップストリームを、オープンソース・コミュニティのメンバーが Red Hat の開発者と連携して開発、テスト、貢献することができる、Linux® ディストリビューションです。
Red Hat は Red Hat Enterprise Linux ソースコードを CentOS Stream 開発プラットフォームで開発してから、新しい Red Hat Enterprise Linux バージョンをリリースします。Red Hat Enterprise Linux 9 は、CentOS Stream 内で構築された最初のメジャーリリースです。
来年は Red Hat Enterprise Linux 10 がリリースされると予想されますが、その開発版である CentOS Stream の開発が始まっています。まだ正式な CentOS Stream 10 のリリース前ですが、開発版の iso ファイルがダウンロード可能になっています。
毎日のように更新されていますが、ときどき下記から iso ファイルをダウンロードして、仮想環境にインストールして試しています。
現時点では GNOME の「このシステムについて」の画面では CentOS Stream 10 のロゴになっておらず CentOS Stream 9 のままです。
現時点で、CentOS Stream 10 (CentOS-Stream-10-20240524.0) の構成は以下のようになっています。
- Linux kernel
- 6.9.0-7
- GNOME
- 46
カーネルは現時点で Fedora Linux 40 より新しいバージョンですが、RHEL は一旦リリースされるとカーネルのバージョン番号は(10年間)変わらないので、最終的にもっと新しいバージョンになるのかもしれません。
RHEL 10 のリリース・スケジュールは未定ながら、変更内容については明らかになりつつあります。参考サイトにリンクをまとめました。また、なにか変更を確認できれば、本ブログで紹介していく予定です。
参考サイト
- CentOS Stream とは | Red Hat
- Red Hat Enterprise Linux 10 での Wayland および Xorg サーバーに関する方針 [2023-11-27]
- Red Hat Evaluating x86-64-v3 Requirement For RHEL 10 - Phoronix [2024-01-03]
- Red Hat、RHELからLibreOfficeパッケージを削除へ、今後はFlatpakで対応 | gihyo.jp [2023-06-08]
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