2023-11-26

Chromebook の Linux コンテナ

Google ChromeOS は、Google が設計した OS です。Linux カーネルをベースにしており、Google Chrome ウェブブラウザをメインのユーザインタフェース (UI) として使用しています。そのため、ChromeOS は主にウェブアプリケーションをサポートしています。

2年ほど前、家電量販店のコジマで見かけて衝動買いをした Lenovo Ideapad Duet が、自分が持っている唯一の ARM 系プロセッサを搭載した Chromebook です [1] [2]。ChromeOS では Linux のコンテナ (Debian 11) を起動できます [3]

ChromeOS で起動した Linux コンテナ

Linux が利用できるだから、Python で GUI アプリを作って Chromebook でも利用しようと意気込んだのですが、当時 ARM プロセッサ対応の PySide6 が pip (Python Package Index, PyPI) で利用できなかったので、やむなく Kivy を評価し始めましたが、長続きしませんでした。😭

自分が作りたい類の GUI アプリは、チャートやテーブルを多用するので、PySide6 の方が圧倒的に作りやすかったからです。

そんな PySide6 ですが、現行バージョン 6.6.0 で ARM プロセッサーにも対応したようです。😁

ARM 版 Chromebook の hello.py (PySide6) の実行例

なんだか俄然、Chromebook で Linux コンテナを利用するモチベーションがあがってきました。Lenovo Ideapad Duet に搭載されているプロセッサは MediaTek® P60T (8C, 4x A73 @2.0GHz + 4x A53 @2.0GHz) 、新しいプロセッサではないので非力です。しかし、ARM 系プロセッサを(Andoroid を除く)Linux でじっくり使ったことがないので、Chromebook の Linux コンテナでしばらく使い込んでみたいと思っています。

また、Chromebook の Linux コンテナ上で Python の GUI プログラムを利用するにあたって、調べたことなどを紹介していく予定です。

使用したサンプル

hello.py

日本でも来年になったら発売されるかもしれない Chromebook Plus のプロセッサは、プロセッサの対象が x86_64 系だけのようで残念ですが[4] [5]、手頃な価格な ARM プロセッサ搭載の Chromebook で、ストレージ容量が大きければ買ってしまうかもしれません。、

参考サイト

  1. bitWalk's: Lenovo Ideapad Duet を衝動買い [2021-10-02]
  2. IdeaPad Duet Chromebook|コンパクト 2 in 1 タブレット|ZA6F0019JP | レノボ・ ジャパン
  3. Chromebook で Linux をセットアップする - Chromebook ヘルプ
  4. Chromebook Plus: more performance and AI capabilities [2023-10-02]
  5. Google、高品質でAI搭載の「Chromebook Plus」を定義 399ドルから - ITmedia NEWS [2023-10-03]

 

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