ポーランドの EuroLinux Sp. z o. o.(以降、EuroLinux 社)は、現地時間 6 月 13 日に EuroLinux 9 をリリースしました。EuroLinux 社は RHEL 6 のころから RHEL 互換パッケージをリリースしていたようですが、無料で公開されるようになったのは CentOS 8 の開発終了がアナウンスされた後 [1]、EuroLinux 8.3 からのようです。
EuroLinux 9 のデスクトップ画面
下記ダウンロードサイトから EL-9.0-x86_64-20220613-minimal.iso をダウンロードして GNOME Boxes の仮想マシンへインストールしました。インストール方法は RHEL9 と同じです [3]。
EuroLinux のダウンロードサイト
この iso ファイルでは、最小限の CUI 環境しかインストールされません。root でログイン後、下記のようにして、グラフィカルなデスクトップ環境に必要なパッケージをインストールしました。
[root@el9 ~]# dnf update : : [root@el9 ~]# dnf group install "Server with GUI" --skip-broken : :
さらに、ログイン画面をグラフィカルログインの設定へ変更して再起動します。
[root@el9 ~]# systemctl set-default graphical.target : ; [root@el9 ~]# reboot
再起動後、グラフィカル (GDM で)にログインできることを確認します。
AlmaLinux 9 につづき [4]、EuroLinux 9 もリリースされました。オリジナルの RHEL9 との違いが何かないのか、比較して探してみることにします。
参考サイト
- CentOS Project shifts focus to CentOS Stream – Blog.CentOS.org[2020-12-08]
- EuroLinux 8.3 already available | EuroLinux [2021-06-21]
- bitWalk's: Red Hat Enterprise Linux 9 のインストール [2022-05-28]
- bitWalk's: AlmaLinux 9 がリリースされていました! [2022-05-30]
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