Remmina は POSIX ベースの OS 用のリモートデスクトップクライアントです。Remote Desktop Protocol (RDP), VNC, NX, XDMCP, SPICE, X2Go, SSH プロトコルをサポートしています。Remmina は Debian バージョン 6 (Squeeze) 以降と Ubuntu バージョン 10.04 (Lucid Lynx) 以降のパッケージリポジトリにあります。FreeBSD ports/package collection には個別のポートと追加のプロトコル固有のプラグインもあります。
Linux デスクトップ環境から、RDP クライアントで別の Linux のデスクトップに接続します。
Remmina は多機能ですが、今回は、上述のように RDP クライアントとして利用します。参考サイト [2] に Remmina について詳しい説明があります。
下記の OS 環境で動作確認をしています。
Fedora Linux 36 | x86_64 | |
Remmina, Remote Desktop Client | remmina-1.4.26-2.fc36.x86_64 |
Reminna のインストール
Fedora Linux では、OS のインストール時に Remmina のパッケージは一緒にインストールされませんが、パッケージを利用することはできます。
[bitwalk@fedora ~]$ sudo dnf install remmina [sudo] bitwalk のパスワード: Fedora 36 - x86_64 - Updates 6.6 kB/s | 5.6 kB 00:00 Fedora Modular 36 - x86_64 - Updates 8.7 kB/s | 5.3 kB 00:00 依存関係が解決しました。 ================================================================================ パッケージ Arch バージョン Repo サイズ ================================================================================ インストール: remmina x86_64 1.4.26-2.fc36 updates 961 k 依存関係のインストール: avahi-ui-gtk3 x86_64 0.8-15.fc36 fedora 28 k libappindicator-gtk3 x86_64 12.10.0-32.fc36 fedora 41 k libdbusmenu x86_64 16.04.0-19.fc36 fedora 134 k libdbusmenu-gtk3 x86_64 16.04.0-19.fc36 fedora 40 k libindicator-gtk3 x86_64 12.10.1-22.fc36 fedora 66 k libsodium x86_64 1.0.18-9.fc36 fedora 163 k 弱い依存関係のインストール: remmina-plugins-exec x86_64 1.4.26-2.fc36 updates 17 k remmina-plugins-rdp x86_64 1.4.26-2.fc36 updates 67 k remmina-plugins-secret x86_64 1.4.26-2.fc36 updates 16 k remmina-plugins-vnc x86_64 1.4.26-2.fc36 updates 35 k トランザクションの概要 ================================================================================ インストール 11 パッケージ ダウンロードサイズの合計: 1.5 M インストール後のサイズ: 5.6 M これでよろしいですか? [y/N]: y パッケージのダウンロード: (1/11): libappindicator-gtk3-12.10.0-32.fc36.x8 306 kB/s | 41 kB 00:00 : : (11/11): libsodium-1.0.18-9.fc36.x86_64.rpm 431 kB/s | 163 kB 00:00 -------------------------------------------------------------------------------- 合計 1.4 MB/s | 1.5 MB 00:01 トランザクションの確認を実行中 トランザクションの確認に成功しました。 トランザクションのテストを実行中 トランザクションのテストに成功しました。 トランザクションを実行中 準備 : 1/1 インストール中 : libdbusmenu-16.04.0-19.fc36.x86_64 1/11 : : インストール中 : remmina-1.4.26-2.fc36.x86_64 11/11 scriptletの実行中: remmina-1.4.26-2.fc36.x86_64 11/11 検証 : avahi-ui-gtk3-0.8-15.fc36.x86_64 1/11 : : 検証 : remmina-plugins-vnc-1.4.26-2.fc36.x86_64 11/11 インストール済み: avahi-ui-gtk3-0.8-15.fc36.x86_64 libappindicator-gtk3-12.10.0-32.fc36.x86_64 libdbusmenu-16.04.0-19.fc36.x86_64 libdbusmenu-gtk3-16.04.0-19.fc36.x86_64 libindicator-gtk3-12.10.1-22.fc36.x86_64 libsodium-1.0.18-9.fc36.x86_64 remmina-1.4.26-2.fc36.x86_64 remmina-plugins-exec-1.4.26-2.fc36.x86_64 remmina-plugins-rdp-1.4.26-2.fc36.x86_64 remmina-plugins-secret-1.4.26-2.fc36.x86_64 remmina-plugins-vnc-1.4.26-2.fc36.x86_64 完了しました! [bitwalk@fedora ~]$
関連する最低限のプラグインもインストールされます。
起動して接続してみる
インストール後、最初に Remmina を起動すると下記のようなウィンドウが表示されます。
閉じる ボタンをクリックして、接続したいサーバーの IP アドレスを入力します。
今回は、先日 xrdp を設定した RHEL9 のサーバー (192.168.150.63) に接続してみます [3]。下記のように、上段の入力欄に IP アドレスを入力して Enter キーを押します。
ログイン画面が表示されますので、アカウントとパスワードを入力して OK ボタンをクリックします。
無事ログインができ、ログインのキーリングのロック解除のウィンドウが出ますので、パスワードを入力して解除します。
左側のバーにあるボタンのメニューから「全画面モードのオン/オフ(Control_R + F)」のボタン あるいは、右側の Ctrl + F でフル画面に切り替えます。
プロファイルの作成
接続できることが確認できたので、画面左上のボタン をクリックして、プロファイルを作成します。
プロファイルを作成しておくと、ダブルクリックするだけで接続できるようになります。
まとめ
Fedora Linux 標準のリモートデスクトップクライアントは、GNOME Connections(接続)なのですが、少なくとも xrdp サーバーに接続する際には、動作が不安定だったり、画面輝度が明るすぎたりでいまいちです。機能の単純さや見ばえが好みなのですが、安定性を含めた使い心地は Remmina の方に、いまのところ、軍配が上がります。
他にも利用できそうなリモートデスクトップクライアントがあるので、少しずつ評価していきます。
参考サイト
- Remote desktop client with RDP, SSH, SPICE, VNC, and X2Go protocol support. - Remmina
- 第661回 リモートデスクトップビューアー,Remminaを使用する:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社 [2021-04-07]
- bitWalk's: [RHEL 9] xrdp の設定 [2022-06-02]
- GNOME Connectionsでパソコンを操作する【リモートデスクトップ】 - Qiita [2022-04-27]
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