Ubuntu (/ˈʊbʊntuː/) は、Canonical 社から支援を受けて開発されている Debian をベースにした Linux ディストリビューションです。Ubuntu は半年ごと(通常 4 月と 10 月)にリリースされます。リリースの番号は、西暦の下二桁とリリース月を合わせて 21.10 のように表示されます。Ubuntu は Desktop, Server および Core(IoT 向け)の 3 つのエディションをリリースしています。
リリースの種類には通常版と、長期サポート版(LTS、Long Term Support)があります。通常版のサポート期間はリリースから 9ヶ月です。長期サポート版は 2 年毎(8.04 LTS から、西暦偶数年の 4 月)にリリースされ、サポート期間は公開から 5 年です。さらに ESM (Extended Security Maintenance) プログラムを利用すると、最長10年のサポートが受けられます。
10 月 14 日にリリースが予定されている [1] 次期 Ubuntu 21.10(Impish Indri 小悪魔めいたインドリ)について調べました。
まだベータ版も公開されていないので、下記サイトから開発版の Daily Build の iso ファイル (impish-desktop-amd64.iso) をダウンロードして、GNOME Boxes の仮想マシンにインストールしてみました。[2021-0916]
デスクトップを見ると、デスクトップの壁紙は Ubuntu 21.04 のカバのまま、ドックも左側に表示されています。
GNOME の「設定」を起動し、「このシステムについて」のタブを見ると以下のようになっています。デスクトップシェルが GNOME 40 系になっています
Ubuntu 21.10 Desktop (Impish Indri) の新しい点
Ubuntu については、自分のアンテナの張り方が拙いのか、次期リリースで予定されている変更内容(公式とされる内容)を把握することができません。そのため、参考サイト OMG! Ubuntu! の情報 [2] を引用させていただきます。
- GNOME 40 desktop by default
- Yaru light theme by default
- Firefox Snap by default
- New installer made with Flutter
- Zstd compression for packages
- Wayland enabled for NVIDIA driver users
- Touchpad improvements
- Linux 5.13 kernel
- Updated artwork
このうち Flutter による新しいインストーラがどのようなものか気になったのですが、使用した Daily Build のイメージでは、インストールに違いが認められませんでした。
参考サイト [2] をよく読むと、新しいインストーラーの開発中で、完全に機能するようになるはまだ時間がかかるということです。今回のリリースに間に合わなければ、来年春に予定されている LTSリリースに実験的な変更を含めることをせずに、その後の 22.10 のリリース以降が新しいインストーラーのデビューになるだろうということです。
一週間後に予定されているベータリリース (2021-09-23) に間に合わなければ、ベータリリースの予定が伸びるのか、それとも今回、新しいインストーラの実装は見送りになるのか…、どうなるのでしょう。
参考サイト
- Releases - Ubuntu Wiki
- Ubuntu 21.10 Release Date & New Features - OMG! Ubuntu! [2021-09-16]
- Ubuntu Will Get a Brand-New Desktop Installer Using Flutter - 9to5Linux [2021-02-01]
- Ubuntu 21.10 Impish Indri - New Features and Release Date [2021-09-18]
- Ubuntu 21.10 (Impish Indri) Daily Build [Canary desktop image]
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