あいかわらず簡単な題材で Vala のプログラミングを勉強中です。
使い古されたテーマですが、電卓プログラムが一応動作するようになったので紹介します。
使用した OS の環境は下記の通りです。
Fedora Workstation 32 | x86_64 | |
» vala-0.48.8-1.fc32.x86_64 |
vala-calculator.vala
実行は次のようにします。
[bitwalk@toolbox vala-calculator]$ ./vala-calculator.vala --pkg gtk+-3.0 -X -lm
vala-calculator.vala の実行例
最近はもっぱら Python/GObject で GUI プログラミングをするようになり、それなりに満足して使っています。ただ、ちょっとした定型処理をするような小さなプログラムを他の人と共有したいときに、いつも困ってしまいます。まず相手は Windows を使っていること、そして Python を使っていないからです。運良く Python を使っている人だとしても、Windows 用 Python では GObject を利用できません。MSYS2 をインストールしなければならないので手間です。
Vala は、C ソースへ変換してコンパイルしますので、バイナリで配布できます。利用者は MSYS2 のパッケージ群をインストールしなくとも、必要なバイナリパッケージがあれば直に実行させることができます。また、Windows 側で MSYS2 の開発環境を用意しなくとも Linux で開発したアプリをクロスコンパイルして Windows 用パッケージを準備することができます。
そう考えて、この夏休みに Vala を勉強しようと考えていたのですが、あれこれ他にも手を出しているうちに、あっという間に時間が過ぎ、もう夏休みも終わりです。Vala の学習は継続し、トピックがあれば不定期に紹介していきます。
参考サイト
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