MX Linux は Debian の安定版をベースにしているディストロです。フラグシップの配布イメージは、デスクトップ環境に Xfce を採用しています。他に、KDE Plasma、Fluxbox がデスクトップ環境になっているイメージを選択できます。
MX Linux は、Distrowatch.com のページヒットランキングで長い間1位であり続けているディストロです。ページヒットランキングが1位だからといって、世界で最も使われている Linux ディストロだということにはなりませんが、それでも長い間ランキングで1位であり続けているということは、かなりの人気があることの証でもあります。
以前、本ブログ記事でも紹介しました [1]。しかし Fedora Linux をメインに使っているせいもあるかもしれませんが、正直なところ、MX Linux の魅力についてよく判っていません。
非エンジニアによる、非エンジニアのための、なんちゃってエンジニアリングのサイト、PC-FREEDOM を運営されているコダシマ氏は、MX Linux が注目される理由を「ちょうどよい Linux 感」と結論付けています [2]。
コダシマ氏が言う、ちょっとひと手間かけるだけで楽しくなる、なるほど、そんなところに魅力が転がっているのかもしれません。
ずーっと Linux をメインのディスクトップ PC として使い続けている自分が普段使いたい Linux ディストロとは、
- むかしむかしさんざん苦労した日本語化にかけた労力を繰り返すのはもう懲り懲りで、
- パッケージが進化の流れを追って更新されて、新しいもの好きの心を揺さぶる、
- (アップグレードのために)インストールをし直す必要が無く使い続けられ、
- プロジェクトが停滞したり無くなる心配がない、
- 商用に近くて、業務で少しは役に立つ(= RHEL 系のディストロ)。
なんて思っています。
まあ、あと敢えて言えば、デスクトップ環境がコテコテにカスタマイズされていなくて、素に近いような形で利用できる、そんなディストロ(要するに Fedora Linux)に落ち着いてしまっています。
だから MX Linux の魅力って、自分にとってはきっと腹落ちしないんだろうなぁとは思っています。
Flora Linux
さて、MX Linux は、インストール後にすぐに日本語入力ができるようにはなっていないのですが、MX Linux と Debian の安定版をベースにカスタム化したディストロを公開されている Green 氏の Flore Linux を紹介します。見た目、MX Linux ですが、インストール後にすぐに日本語入力 (uim-anthy) ができます。
詳しくは見切れていませんが、日本語の入力以外はそのまま MX Linux と同じとみて良さそうです。
日本語の入力設定だって、慣れればなんてことはないのかもしれませんが、インストール後にすぐに利用できるのは、ありがたいことではあります。
参考サイト
- bitWalk's: Linux ディストロ探訪(9) 〜 MX Linux 〜
- 【考察】MX Linux が世界中の Linux ファンから注目される理由とは? | PC-FREEDOM [2022-09-09]
- さくらのブログ リナックス デスクトップ | Sakura blog for Linux on the Desktop
- Linuxディストリビューションおすすめ13選!初心者にもわかりやすく解説 - WEBCAMP MEDIA [2023-01-28]
- 【2023年版】今年使ってみたいLinuxディストリビューション30選」 | クロの思考ノート [2023-01-03]
- PC用途におすすめの12のLinuxディストリビューション|初心者向けも紹介|お役立ち情報を随時更新! - SEES [2022-06-09]
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