2023-07-02

Fedora Linux をベースとしたディストロ

Fedora Linux は Red Hat 社が支援するコミュニティ Fedora Project で開発されているディストリビューションで、最新の技術を積極的に取り込むことで知られています。また Fedora Linux の開発成果が、後にリリースされる Red Hat Enterprise Linux, RHEL に取り込まれています。Fedora Linux は、おおむね春と秋の年二回の頻度で新しい版がリリースされています。

Fedora Linux をメインの OS として使っていると、Fedora Linux をベースとした他のディストロはあまり気にならないのですが、最近、Distrowatch.com で Fedora Linux をベースにしているディストロのリリースがいくつか掲載されたので、気になって調べてみました。

Fedora Linux をベースとしたディストロ

Nobara Linux

https://nobaraproject.org/

Nobara Linux は、特にゲームに関して、Wine に依存するパッケージや、OBS StudioGStreamer などのサードパーティのコーデックパッケージ、NVIDIA ドライバなどのサードパーティドライバなどが追加されています。配布されているイメージは x86_64 向けで Official(GNOME 拡張), GNOME, KDE Plasma の三種類です。

Nobara Linux 38 (Tortuga) のデスクトップ画面

Ultramarine Linux

https://ultramarine-linux.org/

Ultramarine Linux は、邪魔にならず、使いやすいように設計されています。すべてのエディションには、初期設定と毎日の使用をシームレスにするために、いくつかの調整があらかじめ適用されています。配布されているイメージは x86_64 と ARM (aarch64) 向けに、フラグシップ (Budgie)、GNOMEPantheon および KDE Plasma が選択できます。

パッケージのレポジトリは Fedora プロジェクトのものと、Ultramarine プロジェクトの両方を利用しているようです。

Ultramarine 38 (Tortuga) flagship edition のデスクトップ画面

デスクトップ環境 Budgie は、もともと Solus (Evolve OS) という Linux ディストロで開発されていましたが、今では主要な Linux ディストロで採用が進んでいます。Ultramarine Linux の Budgie でも日本語変換は利用できますが、JP とか という表示がどこにも出ないため、日本語入力については残念ながらとても使いにくいです。

risiOS

https://risi.io/

risiOS は、セットアップを容易にし、体験をモダンにするために設計されています。配布されているイメージは x86_64 向けのみで、デスクトップ環境は GNOME 一択です。これと言って Fedora と際立った違いを確認できませんが、シェルに zsh、オフィススイーツに ONLYOFFICE が採用されています。日本語入力は特に問題はありませんでした。あと Linux MintWebapp Manager をフォークして搭載しています。

risiOS 38 のデスクトップ画面

パッケージのレポジトリは、基本は Fedora プロジェクトのもので、Fedora Copr に risiOS のレポジトリ [risi/risiOS Copr] と ONLYOFFICE のレポジトリを利用しているようです。シェルの違いはありますが、使い勝手はほぼ Fedora Linux と同じという印象を持ちました。

Qubes OS

https://www.qubes-os.org/

Qubes OS は通常のデスクトップ用途のディストロをは趣が異なっていて、Xen ベースの仮想化を活用し、qubes と呼ばれる隔離された区画の作成と管理を可能にしています。配布されているイメージは x86_64 向けのみです。下記のサイトに Qubes OS についての説明があります。

残念ながら、仮想環境ではインストールはできたもののうまく起動できなかったので、今回は詳細を省略します。

Berry Linux

https://berry-lab.net/berry.html

Berry Linux は、中田裕一朗氏が開発しており、精錬されたデザインと使いやすさを重視した、CD-ROM / USBメモリ / USB-HDD / HDD から起動できる Linux です。Fedora Linux と Chrome OS をベースとしているとのことです。デスクトップ環境は LXDE を利用しています。

Berry Linux mini 1.37 のデスクトップ画面

OS のイメージは iso 形式では配布されていないので、balenaEtcher を用いて USB にイメージを書き込んで利用します。

デフォルトで起動すると最初から日本語入力ができて、とてもありがたいのですが、付属のオフィススイーツの WPS Office では肝心の日本語入力ができなかったりと、残念な部分があります。

今回は USB メモリでの起動でちょっと試しただけなので、それほど詳しくは見ていません。

参考サイト

  1. 7 Best Distributions Based on Fedora Linux [2023-01-11]

 

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