仕様を見ると、非力なオモチャのような PC ということは重々承知、でもセール価格の 18,530 円という値段にやられてしまいました。😅
はたして Tibuda というブランドはどんなものでしょうか。このブランドの PC を販売しているのは、2010 年に設立された中国深圳市にある、深圳市志腾永盛科技有限公司 (Chitech Shenzhen Technology Co., LTD.) という企業です。
この会社のホームページから以外にはこれといった情報が取れず、大丈夫かどうか、はっきり言って不安でしたが、万が一不良品にあたってしまったら即返品するつもりで注文してみました。
Tibuda W100 の仕様は以下のようになっています。
ブランド | TIBUDA |
販売元 | Chitech Shenzhen Technology Co., Ltd. |
シリーズ | W100 |
システム | Windows 11 Home |
CPU ブランド | Intel® Celeron® Processor N4020C |
RAM | 4GB DDR3 |
ストレージ | 64GB eMMC |
スクリーン | 解像度 2048 x 1536 8.9 インチ IPS 画面 |
タッチパネル | 10 ポイントタッチ |
カメラ画素数 | フロント 200 万 / リア 500 万 |
通信 | WiFi 802.11ac/a/b/g/n 2.4G/5G, Bluetooth 5 |
入出力ポート | USB 3.0 x 1、Type-C x 1 データ転送、充電用 |
Micro SD/SDHC(最大 256GB) | |
Micro HDMI, 3.5mm ヘッドフォンジャック | |
スピーカー | x2,8Ω/1W (Stereo horn, HiFi スピーカー) |
バッテリー | 4000mAh / 7.6V リチウムイオン電池 |
電源 | 12V 2A(AC アダプター付き) |
本体サイズ | 221mm x 169mm x 10.3mm |
重量 | 本体のみ 約 610g、着脱式キーボード付き 約 970g |
配達された後、早速開封、電源を投入して、Windows アップデートを無事済ませることができました。😌
なお、上記仕様は、同梱されていた取扱説明書と、実機の Windows 上で確認した内容も反映しています。
同梱されていた30ページ程度の取扱い説明書は、日本語のみです。なかなか丁寧な作りになっています。
中華 PC を買うと、大きなサイズの一枚の紙を折りたたんだ、多言語に対応した小さい文字がぎっしり印刷された取扱い説明書が入っているだけ、という場合が多かったので、なんだか新鮮でした。まあ、この PC の場合は、キーボードが日本語レイアウトに対応しているため、そうもいかないのかもしれません。
さて、本体の PC ですが、キーボードを装着したときの写真が右になります(まだディスプレイのシールを剥がしていません)。
キーボードは、一応、日本語配列になっています。キーボードのサイズが小さくて打ちづらいのですが、まあそれは致し方ないことかもしれません。
画面の拡大/縮小率は、推奨の 200% で使っています。折角の高解像度の画面なのでせめて 150% で、と試してはみたのですが、やはり文字が小さすぎてストレスになるので諦めました。
キーボードを外したときの写真が以下になります。
画面の縦横比が 4:3 のタブレットってどうだろうかと思いましたが、どうってことはありません。回転寿司にあるタブレットを彷彿とさせます。いや、これはちょっと小さいかな。
キーボードを利用できるのですが、Windows 11 でどこまでタブレット的な用途に使えるのかに興味がありますので、しばらくタブレットに特化した使い心地というものを追求しようと思っています。メモリが 4GB、ストレージが 64GB と非力ですが、これが Android 端末であれば、そこそこ使えるレベルでしょう。
Windows に飽きれば、Linux 化するか Chrome OS Flex を試すこともできますので、いろいろと楽しめそうです。😁
気になったこと
使い始めた当初、Windows の起動で下図、左から右へ起動画面が変わっていくのですが、左から2番目の真っ黒の画面のままになり、3番目の「お待ちください」の画面へ進まないことが何回かありました。その度に電源ボタンを長押しして電源を切ってから起動をやり直しました。そのため、今でも正常に Windows のログオン画面まで進むかどうか、起動のたびに固唾を飲んで眺めていますが、今では初期の起動時の不安定さは見られません。
再現はしなくなりましたが、気になっていたことなので、キャプチャーデバイスを使ってスクリーンショットを撮って書き留めておきました。
ベンチマーク
クロスプラットフォーム対応のベンチマークプログラム、Geekbench 6 で CPU のベンチマークを計測しました。Geekbench 6 では、まだ、自分の PC で計測した比較対象がありません。
ID | Name | Platform | Architecture | Single-core Score | Multi-core Score |
331458 | TIBUDA Tibuda_MasterPad-W100 Intel(R) Celeron(R) N4020C CPU @ 1.10GHz 1101 MHz (2 cores) |
Windows 64 | x86_64 | 377 | 622 |
ID | Model | Compute API | Platform | Compute Score |
125146 | TIBUDA Tibuda_MasterPad-W100 Intel(R) UHD Graphics 600 |
OpenCL | Windows 64-bit | 1006 |
参考サイト
古いタイプのものでしょうか、N3350 が搭載されたものもあるようです。
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3 件のコメント:
microSSDで128まで拡張できるとありますが、54Gを足して128ということでしょうか?128G以上を使用可能でしょうか?手持ちに大容量microSDがあればご紹介ください
microSDカードはSDHCの規格にしか対応していないようです。近くの家電量販店でSDHCの大容量のものを探しましたが小容量のものしか見つからず、増設を諦めました。
ちなみに、SDHCの規格では、ファイルシステムにSD FAT32が使用されていて、FAT32の使用上の制約のためメモリ容量の上限は32GBになっています。
だから、取扱説明書の表現は変ですよね。
結局出先での閲覧用に購入しました。
同時に購入した256G、microSDHC は認識したことを報告しています。
説明書に挿入は電源を切ってと、ある部分を守って、問題なく認識しました
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