Fedora Linux は Red Hat 社が支援するコミュニティ Fedora Project で開発されているディストリビューションで、最新の技術を積極的に取り込むことで知られています。また Fedora Linux の開発成果が、後にリリースされる Red Hat Enterprise Linux, RHEL に取り込まれています。Fedora Linux は、おおむね春と秋の年二回の頻度で新しい版がリリースされています。
次期 Fedora Linux 38 のリリースは、現在のところ、ベータ版が 3 月 14 日、正式版が 4 月 18 日に予定されています。
すでに 2 月 7 日に Fedora Rawhide の開発リポジトリから Fedora Linux 38 のブランチが切られています。そこで、テスト用に仮想環境へインストールしてある Fedora Linux 37 を次の手順で 38 へアップグレードしました。
- sudo dnf update --refresh
- sudo dnf install dnf-plugin-system-upgrade
- sudo dnf system-upgrade download --releasever=38
- sudo dnf system-upgrade reboot
Fedora Linux 38(Prerelease 版)のデスクトップ画面
些細なことですが、Fedora Linux 38 のデフォルトの壁紙です。Fedora Linux 38 で予定されている変更・更新内容については、あらためてまとめる予定です。
参考サイト
- Releases/38/ChangeSet - Fedora Project Wiki
- Fedora 38 では、Flatpak へのフル アクセスが可能です。 Linux中毒者 [2023-02-07]
- Fedora 38 用の Budgie と Sway ビルドが承認されました | Linux から [2023-01-12]
- より堅牢なLinux起動プロセスを求めて ―Fedora,段階的な「Unified Kernel Image」サポートに向けてスタート | gihyo.jp [2022-12-22]
- Fedora、kTLS実装によるGnuTLSの高速化をFedora 38で実現へ | gihyo.jp [2022-09-30]
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