PySide (Qt for Python) は、Qt(キュート)の Python バインディングで、GUI などを構築するためのクロスプラットフォームなライブラリです。配布ライセンスは LGPL で公開されています(商用ライセンスも有り)。最新のバージョンは Qt6 に対応した PySide6(記事執筆時点で 6.4.2)です。
QChart を使うと、PySide6 だけで色々チャートを作成することができるのですが、普段はチャートの作成に Matplotlib 系のライブラリを使うことが多いので、QChart の使い方を忘れてしまいます。複数のデータ群を QChart を利用して散布図にプロットしようとしたのですが、思うようにできずに苦戦してしまったので、この機会に整理しました。
下記の OS 環境で動作確認をしました。
Fedora Linux 37 | (Server Edition) | x86_64 | |
python3.11 | python3-3.11.2-1.fc37.x86_64 | ||
PySide6 | 6.4.2 |
ここで紹介するサンプルは、乱数を使って単純にデータ点をプロットするだけのものです。時間軸にしたいときもあるので、敢えて QValueAxis クラスを使ってサンプルを作成しています。
qtcharts_scatterchart_1.py
qtcharts_scatterchart_1.py の実行例
参考サイト
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