2023-03-06

QChart で散布図を作成 〜 PySide6 〜

PySide (Qt for Python) は、Qt(キュート)の Python バインディングで、GUI などを構築するためのクロスプラットフォームなライブラリです。配布ライセンスは LGPL で公開されています(商用ライセンスも有り)。最新のバージョンは Qt6 に対応した PySide6(記事執筆時点で 6.4.2)です。

QChart を使うと、PySide6 だけで色々チャートを作成することができるのですが、普段はチャートの作成に Matplotlib 系のライブラリを使うことが多いので、QChart の使い方を忘れてしまいます。複数のデータ群を QChart を利用して散布図にプロットしようとしたのですが、思うようにできずに苦戦してしまったので、この機会に整理しました。

下記の OS 環境で動作確認をしました。

Fedora Linux 37 (Server Edition) x86_64
python3.11 python3-3.11.2-1.fc37.x86_64
PySide6 6.4.2

ここで紹介するサンプルは、乱数を使って単純にデータ点をプロットするだけのものです。時間軸にしたいときもあるので、敢えて QValueAxis クラスを使ってサンプルを作成しています。

qtcharts_scatterchart_1.py
qtcharts_scatterchart_1.py の実行例

参考サイト

  1. QChart - Qt for Python
  2. QValueAxis - Qt for Python
  3. QScatterSeries - Qt for Python

 

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