Endless OS 5.0.0 が 1 月 27 日にリリースされました [1]。Endless OS は Debian から派生した Linux ディストリビューションですが、他の多くの ディストリビューションと異なり、システムは OSTree で、アプリケーションは Flatpak で管理されます。
今回のリリースがどんなものか確認するため、仮想マシン (GNOME Boxes) にインストールしてみました。
上記ダウンロードサイトから Endless OS 5.0.0 Basic の ISO イメージを BitTorrent (Transmission) でダウンロードしました。
インストール方法は、本ブログの過去記事 [2] で説明している内容と大差はありません。日本語の入力は、一応インストール直後からできますが、(少なくとも GNOME Boxes 上の仮想環境では)漢字 キーが効かないので難儀します。結局のところ、日本語と日本語 (Anthy) の入力ソースを設定し、⊞ Win + Space で、切り替えて使っています。
リリースノート [1] によるとデスクトップ環境とアプリストアの改善が目玉なのでしょうか。単純に GNOME の進化 (GNOME 41.3) に依存しているようにも感じられます。
でも、システムは OSTree、アプリは Flatpak で管理して、更新は自動、という割り切った使い方はアリだと思います。例えば、教育現場での用途に向いているかもしれません。
この分野では、Google の Chrome OS を搭載した Chromebook の方が先を行っているのかもしれませんが、プログラミング学習という面で考えると、Endless OS の方が、アプリは Flatpak 中心とは言え、ランタイムライブラリや開発環境が利用できるので有利です。
Endless 社は 2012 年に設立され、世界中の人々がテクノロジーによって知識や機会にアクセスできるようにすることを使命として活動を続けていましたが、営利を追求する会社では存続させるのが難しかったのかもしれません。新型コロナウィルスの流行も影響したのでしょう。2020 年にEndless OS 財団が設立され、営利・非営利のパートナーを超えて活動し、できるだけ多くの人々に私たちのソリューションを提供できるようにしているということです [4]。
参考サイト
- Endless OS 5 Release Notes | Endless OS Support & Training
- bitWalk's: Linux ディストロ探訪(13) 〜 Endless OS 〜 [2020-04-11]
- Endless OS Foundation | Home
- Launching Endless OS Foundation [2021-01-05]
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