Fedora Media Writer は、ユーザーがフラッシュディスクのようなポータブルドライブに Fedora Linux のイメージを書き込むことを支援するツールです。必要なイメージを自動的にダウンロードし、dd のような方法で書き込むことができます。これは、ドライブのパーティションレイアウトを上書きするので、FAT32パーティションでシングルパーティションレイアウトを復元する方法も提供されます。
先月リリースされた Fedora Linux 36 では Fedora Media Writer が新しくなっていました。機能が大きく変わったということは無さそうですが、UI の見ばえが変わりましたので、あらためて使い方をまとめました。
下記の OS 環境で動作確認をしています。
Fedora Linux 36 | x86_64 | |
Fedora Media Writer | mediawriter-5.0.1-1.fc36.x86_64 |
イメージを書き込む USB メモリをポートに挿してから、Fedora Media Writer を起動します。
USB メモリの内容を削除
まず、USB メモリの内容を削除(restore = 元に戻す、factory setting、パーティションがあればそれも削除した初期状態)します。
「Restore (USBメモリのブランド名)」を選択して Next ボタンをクリックします。次の画面で確認の画面が出ますので Restore をクリックして処理を進めます。
Fedora Linux のイメージ書き込み
ここでは、Fedora Liux のイメージをダウンロードして USB メモリに書き込む場合を紹介します。他のディストリビューションの iso ファイルをローカルディスクにダウンロードしてあれば、「Select .iso file」を選択、その iso ファイルを指定して USB メモリへ書き込むこともできます。
「Download automatically」を選択して Next をクリックします。
次にダウンロードする Fedora Linux のエディションを選択して Next をクリックします。書き込みオプションの画面で ダウンロード中 をクリックします。
すでにローカルの「ダウンロード」フォルダ内にダウンロードするファイルを同じファイルが既に存在していれば、ボタンは Write になり、ダウンロードせずにすぐに USB メモリに書き込んでくれます。
ダウンロードして USB メモリに書き込む前に、(管理者権限をもったアカウントの)パスワードの入力が要求されます。
あとはダウンロード、USB メモリへの書き込み、書き込んだ内容の検証をして完了します。
あたらしくなった Fedora Media Writer には、日本語翻訳の対応ができていない部分がかなりありますが、おそらく、今後対応されていくことと思います。
参考サイト
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