28,049 円という値段の誘惑に負けて、Amazon.jp で格安ミニ PC Quieter2Q を買ってしまいました。Red Hat Enterprise Linux 9(以降 RHEL9 と呼びます)がリリースされましたので [1]、家庭内 LAN で常時稼働させるサーバーを刷新するのにちょうどいいと考えたのでした。
Quieter2Q の仕様は以下のようになっています。
ブランド | MeLE |
メーカー | Shenzhen MeLE Digital Technology Ltd, |
シリーズ | Quieter2Q 82A |
システム | Windows 11 Pro |
CPU ブランド | Intel® Celeron® Processor J4125 |
RAM | 8GB LPDDR4 |
ストレージ | 256GB eMMC |
通信 | WiFi 802.11a/b/g/n/ac |
入出力ポート | USB 3.0 x 4, Type-C x 1(電源用, 12V2A), HDMI x 2、RJ45有線LANポート |
SD カードスロット, M.2 SSD (2280) のスロット(最大 1TB), 3.5mm ヘッドフォンジャック | |
電池 | 1 リチウムイオン 電池(付属) |
消費電力 | 10 Watt hours |
サイズ | 13.21 x 8.13 x 1.78 cm |
重量 | 500 g |
Windows 11 がプレインストールされた PC を買ったのは初めてです。しばらくこのまま使ってみたいとも思いましたが、今回は RHEL9 をインストールして利用することですので、ベンチマークとスクリーンショットを取るだけにしました。
RHEL9 のインストール
EuroLinux や AlmaLinux など、RHEL クローンのディストリビューションのプロジェクトが既に RHEL9 対応に動いてベータ版をリリースしています。サブスクリプションに掛かるコストの関係で、無料の RHEL クローンを利用することは全然アリだと思いますが、個人ユースで評価用途の意味合いが強い場合、Red Hat Enterprise Linux Individual Developer Subscription と呼ばれる、個人の開発者向けの無料サブスクリプションを利用して、純正の RHEL を利用しない手はありません。
無料なだけあって、一年間の有効期間が切れる度にサブスクリプションを再登録しなければならないのは手間ですが、そのぐらいの手間は問題ないと考えています。
あらかじめ RHEL9 の iso イメージをダウンロードして、Fedora Media Writer で書き込んだ USB メモリを使ってインストールをしました(右上写真)。
RHEL9 の入手方法、インストール、その他、各種設定については、今後、少しずつまとめていく予定です。
ベンチマーク
クロスプラットフォーム対応のベンチマークプログラム、Geekbench 5 で CPU のベンチマークを Windows 11 Pro と RHEL9 それそれで計測しました。
# | Name | Platform | Architecture | Single-core Score | Multi-core Score |
14991955 | Fanless Mini PC Quieter2 Intel Celeron J4125 2001 MHz (4 cores) |
Windows 64 | x86_64 | 313 | 755 |
15027924 | Fanless Mini PC Quieter2 Intel Celeron J4125 2700 MHz (4 cores) |
Linux 64 | x86_64 | 458 | 1314 |
11690163 | HP HP Stream Laptop 11-ak0xxx Intel Celeron N4020 2800 MHz (2 cores) |
Linux 64 | x86_64 | 501 | 921 |
比較用に、同じような世代の CPU で 2 core のもの(OS は Fedora 35)を一番下の行に加えました。単体コアの性能が低くとも、コアの数の分、全体の性能が高くなっていることを確認できます。
参考サイト
- Red Hat、イノベーションの新たな定義となるRed Hat Enterprise Linux 9を発表 [2022-05-17]
- 「MeLE Quieter2」は破格コスパ? 2万円 超小型PCを徹底 比較! | 秋葉原ぶらり
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