Solaris は Sun Microsystems 社によって開発され、UNIX として認証を受けた OS です。Oracle 社による買収(2010 年 1 月 27 日)に伴い、現在の開発は同社が担っています。2011 年 11 月 9 日にリリースされた Solaris 11(2034 年 11 月までサポート予定😮)が現行のリリースで、12 はリリースされない予定です。
OpenSolaris は、Solaris に基づいて Sun Microsystems 社が始めたオープンソースプロジェクトですが、(買収された後に)Oracle 社が OpenSolaris の開発を中止したため、ソースコードの開発と配布を継続するために OpenSolaris をフォークした OpenIndiana プロジェクトが始まりました。プロジェクト名は、OpenSolaris の開発コードネーム Project Indiana にちなんで名づけられました。
企業買収によって多くのオープンソースプロジェクトが影響を受けることがありますが、Oracle 社による Sun Microsystems もその一つです。なにはともあれ、買収後 10 年以上経った今も OpenSolaris は OpenIndiana として生き残っています。
11 月 1 日(米国時間)に OpenIndiana の新しいリリース (OpenIndiana Hipster 2020.10) がアナウンスされましたので [1]、リンクを辿って OI-hipster-gui-20201031.iso をダウンロードして、仮想マシン (GNOME Boxes) にインストールしてみました。
OpenIndiana をインストール
GNOME Boxes で ISO ファイルを読み込んで、言語を選択します。
すると Live システムが起動して MATE のデスクトップ画面が表示されます。
画面の解像度が自動調整されず下の方が隠れているので、解像度を調整しました。
デスクトップ上のインストーラをダブルクリックで起動して、ストレージに OpenIndiana をインストールすることができます。
インストールは下記のようにとても簡単です。最後に「リブート」ボタンをクリックして再起動します。
再起動後、ログイン画面が表示されます。
MATE のデスクトップ画面が表示されます。
少し勉強が必要
デスクトップ環境が Linux でも利用できる MATE とは言え、中身のシステムは Linux と同じではありません。パッケージのインストールやアップデートのやり方を調べる必要もあります。少し勉強して🤔、別記事で OpenIndian について Linux との違いに焦点をあてて紹介できるようにしたいと考えています。
参考サイト
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