Since GTK+ 3.10, stock items are deprecated. You should instead set up whatever labels and/or icons you need using normal widget API, rather than relying on GTK+ providing ready-made combinations of these.
具体的な数値目標を設定していませんが「非力な CPU を搭載した低価格で貧弱な PC で Linux をどこまで使いこなせるか」をテーマに取り組んできた中で、Stream 11 は評価用の標準 PC として活躍してきました。先代の Stream 11-y004TU もまだ現役ですが、新しい Stream 11 が加わります。
Linux とは本来 Linux カーネルのことを指しています。しかし、カーネルだけでは OS として動作させることはできません。そこで、OS に関連するツールやアプリケーションなどをまとめて、インストールし易く、インストール後にすぐ利用できるような配布形態にしたものを「ディストリビューション(略してディストロ)」と呼んでいます。
Chromium OS は、主にウェブアプリケーションと共に動作するよう Google 社により設計された Linux ディストリビューションであり、Chrome OS のオープンソース開発バージョンです。ソースコードからコンパイルするパッケージ管理システム Portage を使用している Gentoo Linux をベースにして開発されています。
それに比べると CloudReady は、Windows 上で USB イメージを作成して、ライブ OS として試すことができ、そのまま実機へのインストールもできるとのことで、とっても簡単そうだったので、試してみました。
なお、CloudReady を利用する(ログインする)には、Chromebook と同じく、Google のアカウントが必要になります。Chromebook に搭載されている Chrome OS 系の OS は、他の Linux ディストロのように、インストール時にユーザ・アカウントを作成するということをしません。
上記のサイトから USB Maker (cloudready-usb-maker.exe) をダウンロードしてインターネットにつながっている Windows 上で起動すると、Cloudready の Home Edition をダウンロードします。その後、起動可能なイメージで USB メモリへ書き込んでくれます。
フォーマットされた 8GB あるいは 16GB の容量の USB メモリをプログラムの起動前に PC の USB ポートに差し込んでおきましょう。
下記のような流れで起動用の USB メモリを作成します。
実機でライブ起動、そしてインストール
今回はインストールできる仮想環境がなかったので、Linux ディストロの評価に使っているテスト機 HP Stream 11-y004TU にインストールしました。作成した USB メモリを挿入し、USB メモリから起動するように BIOS の設定を変更して起動します。
言語やキーボードの設定をした後、Google のアカウントでログインします。ライブ OS で確認したところ、フツーに動いているようなので、本体 PC にインストールしてみることにしました。
本体 PC へのインストールは、メニューから「install OS」を選択します。
本体 PC へのインストールボタン
以下のような画面が現れ、INSTALL CLOUDREADY、INSTALL HARD DRIVE & INSTALL CLOUDREADY ボタンをクリックすると、CloudReady のインストールが始まります。しばらくするとインストールが終了し、シャットダウンします。USB メモリを抜いて起動します。
ちなみに、インストールする PC は、いつも Linux ディストロ評価に使用しているので、不測の問題を回避するため、前にインストールされていたパーティション、フォーマットを GParted で削除してから、新しい OS をインストールするようにしています。
CloudReady は Chromium OS をベースとしている OS ですが、どこが Chromium OS と異なるのかが、調べても判りませんでした。ここではひとまず Chromium OS と同等だとみなすことにします。Chromebook に搭載されている Chrome OS と違うのは Google 固有の製品が含まれていないことです。