Visual Studio Code (VS Code) は、オープンソースのソースコードエディタです。マイクロソフトにより開発され、Windows, Linux, OS X 上で動作します。下記の記事には Microsoft が昨年の Build デベロッパー・カンファレンスで、VS Codeを発表したとありますが、たしかにそのような発表があったことを記事を読んで思い出しました。その VS Code のバージョンが 1.0 になって正式にリリースされました。
偶然 TechCrunch で記事を見つけたので早速ブログに載せようとしたら、すでに同日付の日本語翻訳記事も存在していることに気づき [1]、大変驚いたのですが、なんのことはなくて、Microsoft から日本語でも同じタイミングで発表されたようです [3]。Microsoft って、Google のようにブログでそういうことを発表してしまう会社だったんですね、そういうイメージを持っていませんでした。
- Windows、OS X、LinuxをカバーするMicrosoftのVisual Studio Codeエディタがついに1.0に | TechCrunch Japan (2016/4/15)
- オープンソースの開発ツール「Visual Studio Code」が正式版となるバージョン1.0に到達 - Publickey (2016/4/15)
- 【Visual Studio Code】1.0.0 正式リリースしました! | 好きな技術を好きと言える幸せ – AYA TOKURA BLOG (2016/4/15)
- Download Visual Studio Code - Mac OS X, Linux, Windows
仕事で使うアプリケーション・スイーツに Office という名前を付け、ワープロソフトにも Word という固有名詞を付けるなんて、なんて不遜な会社なんだと憤慨したのは遠い昔、今ではほとんど抵抗がなくなってしましました。人間は慣れることができるのです。
すると、信じたくはありませんが、Visual Studio Code もそのうち単に Code と抵抗なく呼ぶ日が来るかもしれません。しかも、今度はマルチプラットフォーム対応です。Satya Nadella 氏が率いる Microsoft は、確かに変わろうとしているのかもしれません。
早速、VS Code の Linux 版 (vscode-x86_64.rpm) をダウンロードしました [4]。
以下のようにインストールしました。なお、使用している Linux は Fedora 23 (x86_64) でデスクトップ環境は GNOME 3.18 です。
$ su パスワード: # dnf install vscode-x86_64.rpm Last metadata expiration check: 0:14:53 ago on Fri Apr 15 19:54:17 2016. 依存性が解決されました。 ================================================================================ Package アーキテクチャ バージョン リポジトリ 容量 ================================================================================ インストール: code x86_64 1.0.0-1460557031 @commandline 40 M トランザクションの要約 ================================================================================ インストール 1 パッケージ 合計容量: 40 M インストール済み容量: 116 M これでいいですか? [y/N]: y パッケージをダウンロードしています: トランザクションの確認を実行中... トランザクションの確認に成功しました。 トランザクションのテストを実行中... トランザクションのテストに成功しました。 トランザクションを実行中... インストール : code-1.0.0-1460557031.x86_64 1/1 検証中 : code-1.0.0-1460557031.x86_64 1/1 インストール: code.x86_64 1.0.0-1460557031 完了しました! #
アクティビティ画面にして、左のアイコンから「アプリケーションを表示する」アイコンをクリックすると、以下のように(V で始まるため、下の方に) Visual Studio Code のアイコンが表示されていますので、クリックして起動します。
するとすぐに VS Code が起動しました。
試しに Java のソースを読み込んでみました。配色は好みの問題ですが、私は黒地より白地を好みます。メニューの「ファイル」→「基本設定」→「配色テーマ」で、Light+ (default light) を選びました。それ以外、特に設定をしていませんが、デフォルトのフォントでなかなか見やすいです。
Microsoft ブランドのソフトウェアがそのまま Linux にインストールできて利用できてしまう、なんだか変な気分です。時代が変わったのでしょう、きっと。しばらく使ってみて、具合が良ければ、あらためて機能紹介したいと思います。
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