Linux を使い始めて 20 年以上経ちますが、スワップ領域の目安としてメモリサイズの二倍を割り当てておけば良いとずっと信じ込んでいました。
昨年から RHEL6 サーバを扱う機会が増え、SSD や RAID の設定のためインストールも何回か実施してきました。扱っていたサーバでは、64 GB のメモリを積んでいます。昔と違って、ふんだんにメモリを搭載できるようになったものだと感心しながらも、メモリサイズが大きくなった昨今、果たしてスワップ領域にメモリサイズの二倍も確保しておく必要があるのだろうかという疑問が湧いたので、RHEL 6 のインストールガイドを調べました。
インストールガイドによると、それは自分の認識とは異なっていました。備忘録として、下記にスワップに関する推奨設定の表を転載します [1]。
システムの推奨 swap 領域
システムの RAM の容量 | 推奨 swap 領域 | ハイバネートを許可する場合の推奨 swap 領域 |
---|---|---|
2GB 以下の RAM | RAM 容量の 2 倍 | RAM 容量の 3 倍 |
2GB から 8GB の RAM | RAM 容量と同じ | RAM 容量の 2 倍 |
8GB から 64GB の RAM | 最低 4GB | RAM 容量の 1.5 倍 |
64GB 以上の RAM | 最低 4GB | ハイバネートは推奨しません |
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なお RHEL 7 についても「6.10.4.5. 推奨されるパーティション設定スキーム」の表6 .2に同様な記述があります [2]。
参考サイト
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