2016-02-16

【備忘録】SysV ランレベルと systemd ターゲット

Fedora は、リリース 21 から WORKSTATION、SERVER、CLOUD の 3 つのエディションが配布されるようになりましたが、以来、WORKSTATION 版をダウンロードして使っています。

最近、古くなったデスクトップ PC を買い換える検討を始めていますが、新調した際に SERVER 版を使用した方が、サーバの動作確認や評価・実験をする際に都合がいいかもしれないと考え、とりあえず仮想環境で Fedora 23 の SERVER 版をインストールしてみることにしました。

インストールイメージが 2.0GB もあったので、ダウンロード時間を節約するために、ネットインストールイメージ (415MB) をダウンロードすることにしました。仮想環境へのインストールは無事終わったのですが、再起動後にデスクトップが起動しません。

あれっ、systemd でいわゆるランレベルの変更をするには…??

どうするのかが判らなかったので調べました [1]

まず、systemd では「ランレベル」とは呼ばずに「ターゲット」と呼ぶのですが、ランレベルの番号と対応しています。詳細は参考サイト [1] の表 6.6 を参照してください。

現在のターゲットをいわゆるランレベル 5 へ変更するには次のようにします。

# systemctl isolate graphical.target

起動後のデフォルトのターゲットになるように変更するには次のようにします。

# systemctl set-default graphical.target

さて、件の仮想環境では、まずデスクトップ環境をインストールする必要がありましたので、乱暴にも dnf groupinstall "Fedora Workstation" でデスクトップに必要なパッケージをインストールしました。その後で、上記の systemctl set-default graphical.target を実行、再起動して GNOME 3 のログイン画面が表示されるのを確認しました。

すぐ忘れてしまいそうなので、備忘録としました。

参考サイト

  1. Red Hat Customer Portal 6.3. SYSTEMD ターゲットでの作業

0 件のコメント: