Fedora は、リリース 21 から WORKSTATION、SERVER、CLOUD の 3 つのエディションが配布されるようになりましたが、以来、WORKSTATION 版をダウンロードして使っています。
最近、古くなったデスクトップ PC を買い換える検討を始めていますが、新調した際に SERVER 版を使用した方が、サーバの動作確認や評価・実験をする際に都合がいいかもしれないと考え、とりあえず仮想環境で Fedora 23 の SERVER 版をインストールしてみることにしました。
インストールイメージが 2.0GB もあったので、ダウンロード時間を節約するために、ネットインストールイメージ (415MB) をダウンロードすることにしました。仮想環境へのインストールは無事終わったのですが、再起動後にデスクトップが起動しません。
あれっ、systemd でいわゆるランレベルの変更をするには…??
どうするのかが判らなかったので調べました [1]。
まず、systemd では「ランレベル」とは呼ばずに「ターゲット」と呼ぶのですが、ランレベルの番号と対応しています。詳細は参考サイト [1] の表 6.6 を参照してください。
現在のターゲットをいわゆるランレベル 5 へ変更するには次のようにします。
# systemctl isolate graphical.target
起動後のデフォルトのターゲットになるように変更するには次のようにします。
# systemctl set-default graphical.target
さて、件の仮想環境では、まずデスクトップ環境をインストールする必要がありましたので、乱暴にも dnf groupinstall "Fedora Workstation" でデスクトップに必要なパッケージをインストールしました。その後で、上記の systemctl set-default graphical.target を実行、再起動して GNOME 3 のログイン画面が表示されるのを確認しました。
すぐ忘れてしまいそうなので、備忘録としました。
参考サイト
- Red Hat Customer Portal 6.3. SYSTEMD ターゲットでの作業
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