先週土曜日の朝、メインで使っている Fedora Linux の PC の電源を入れたところ、Fedora のロゴが出る画面までは進みますが、いつまで経ってもログイン画面が出てきませんでした。
OS がどこか壊れたか、ことによったら再インストールになるかも💦。やれやれ、回収できないデータで致命的なモノがないか思い出しながら、ノート PC の Fedora Linux を起動して、念の為インストールイメージを USB メモリに書き込む準備をしておこうと Fedora Linux の iso イメージのダウンロードを始めました。
MX Linux は、Distrowatch.com のページヒットランキングで長い間1位であり続けているディストロです。ページヒットランキングが1位だからといって、世界で最も使われている Linux ディストロだということにはなりませんが、それでも長い間ランキングで1位であり続けているということは、かなりの人気があることの証でもあります。
MX-21.3 のデスクトップ画面
以前、本ブログ記事でも紹介しました[1]。しかし Fedora Linux をメインに使っているせいもあるかもしれませんが、正直なところ、MX Linux の魅力についてよく判っていません。
非エンジニアによる、非エンジニアのための、なんちゃってエンジニアリングのサイト、PC-FREEDOM を運営されているコダシマ氏は、MX Linux が注目される理由を「ちょうどよい Linux 感」と結論付けています[2]。
だから MX Linux の魅力って、自分にとってはきっと腹落ちしないんだろうなぁとは思っています。
Flora Linux
さて、MX Linux は、インストール後にすぐに日本語入力ができるようにはなっていないのですが、MX Linux と Debian の安定版をベースにカスタム化したディストロを公開されている Green 氏の Flore Linux を紹介します。見た目、MX Linux ですが、インストール後にすぐに日本語入力 (uim-anthy) ができます。
家庭内 LAN でひっそり稼働させているファイルサーバーには Red Hat Enterprise Linux (RHEL) をインストールしています。このサーバーの主たる目的は、ファイルサーバーと呼んでいるように、バックアップ用途に使用している大容量 HDD の管理です。その他にも、xrdp のサービスを利用できるようにして、他の PC からリモートデスクトップとしてアクセスしています。24 時間稼働させているサーバーなので、何日もかかるようなプログラムを走らせるのに重宝しています。このサーバーはファンレスの小型 PC ですが、何日も CPU のコアの使用率 100% の状態で使い続けると、とても筐体が熱くなるので、専用に USB TYPE 1 で駆動する小さい扇風機を回して、空気の流れを作っています。🌬️
(venv) [bitwalk@rhel9 PySide6_sample]$ python3 hello.py
qt.qpa.plugin: Could not load the Qt platform plugin "xcb" in "" even though it was found.
This application failed to start because no Qt platform plugin could be initialized. Reinstalling the application may fix this problem.
Available platform plugins are: eglfs, linuxfb, minimal, minimalegl, offscreen, vkkhrdisplay, vnc, wayland-egl, wayland, xcb.
中止 (コアダンプ)
(venv) [bitwalk@rhel9 PySide6_sample]$
QT_DEBUG_PLUGINS=1 を付けて詳しくエラーを見てみます。
(venv) [bitwalk@rhel9 PySide6_sample]$ QT_DEBUG_PLUGINS=1 python3 hello.py
qt.core.plugin.factoryloader: checking directory path "/home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms" ...
qt.core.plugin.factoryloader: looking at "/home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqeglfs.so"
qt.core.plugin.loader: Found metadata in lib /home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqeglfs.so, metadata=
{
"IID": "org.qt-project.Qt.QPA.QPlatformIntegrationFactoryInterface.5.3",
"MetaData": {
"Keys": [
"eglfs"
]
},
"archlevel": 1,
"className": "QEglFSIntegrationPlugin",
"debug": false,
"version": 394496
}
...
(途中省略)
...
qt.core.plugin.factoryloader: Got keys from plugin meta data QList("wayland")
qt.core.plugin.factoryloader: looking at "/home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqxcb.so"
qt.core.plugin.loader: Found metadata in lib /home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqxcb.so, metadata=
{
"IID": "org.qt-project.Qt.QPA.QPlatformIntegrationFactoryInterface.5.3",
"MetaData": {
"Keys": [
"xcb"
]
},
"archlevel": 1,
"className": "QXcbIntegrationPlugin",
"debug": false,
"version": 394496
}
qt.core.plugin.factoryloader: Got keys from plugin meta data QList("xcb")
qt.core.plugin.factoryloader: checking directory path "/usr/bin/platforms" ...
qt.core.library: "/home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqxcb.so" cannot load: Cannot load library /home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqxcb.so: (libxcb-cursor.so.0: 共有オブジェクトファイルを開けません: そのようなファイルやディレクトリはありません)
qt.core.plugin.loader: QLibraryPrivate::loadPlugin failed on "/home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqxcb.so" : "Cannot load library /home/bitwalk/PycharmProjects/PySide6_sample/venv/lib/python3.9/site-packages/PySide6/Qt/plugins/platforms/libqxcb.so: (libxcb-cursor.so.0: 共有オブジェクトファイルを開けません: そのようなファイルやディレクトリはありません)"
qt.qpa.plugin: Could not load the Qt platform plugin "xcb" in "" even though it was found.
This application failed to start because no Qt platform plugin could be initialized. Reinstalling the application may fix this problem.
Available platform plugins are: eglfs, linuxfb, minimal, minimalegl, offscreen, vkkhrdisplay, vnc, wayland-egl, wayland, xcb.
中止 (コアダンプ)
(venv) [bitwalk@rhel9 PySide6_sample]$
Fedora Linux は Red Hat 社が支援するコミュニティ Fedora Project で開発されているディストリビューションで、最新の技術を積極的に取り込むことで知られています。また Fedora Linux の開発成果が、後にリリースされる Red Hat Enterprise Linux, RHEL に取り込まれています。Fedora Linux は、おおむね春と秋の年二回の頻度で新しい版がリリースされています。
Fedora Linux をメインの OS として使っていると、Fedora Linux をベースとした他のディストロはあまり気にならないのですが、最近、Distrowatch.com で Fedora Linux をベースにしているディストロのリリースがいくつか掲載されたので、気になって調べてみました。
Ultramarine Linux は、邪魔にならず、使いやすいように設計されています。すべてのエディションには、初期設定と毎日の使用をシームレスにするために、いくつかの調整があらかじめ適用されています。配布されているイメージは x86_64 と ARM (aarch64) 向けに、フラグシップ (Budgie)、GNOME、Pantheon および KDE Plasma が選択できます。
デスクトップ環境 Budgie は、もともと Solus (Evolve OS) という Linux ディストロで開発されていましたが、今では主要な Linux ディストロで採用が進んでいます。Ultramarine Linux の Budgie でも日本語変換は利用できますが、JP とか あ という表示がどこにも出ないため、日本語入力については残念ながらとても使いにくいです。
Berry Linux は、中田裕一朗氏が開発しており、精錬されたデザインと使いやすさを重視した、CD-ROM / USBメモリ / USB-HDD / HDD から起動できる Linux です。Fedora Linux と Chrome OS をベースとしているとのことです。デスクトップ環境は LXDE を利用しています。
Berry Linux mini 1.37 のデスクトップ画面
OS のイメージは iso 形式では配布されていないので、balenaEtcher を用いて USB にイメージを書き込んで利用します。