CentOS (/ˈsɛntɒs/, Community Enterprise Operating System の略) は、上流の Red Hat Enterprise Linux (RHEL) と機能的に互換性のある、フリーでコミュニティがサポートするコンピューティングプラットフォームを提供する Linux ディストリビューションです。2014 年 1 月、CentOSは、新たな CentOS 運営委員会のもと、RHEL からの独立を維持しつつ、Red Hat 社との正式な統合を発表しました。
2004 年 5 月にリリースされた最初の CentOS は、CentOS バージョン 2 とナンバリングされ、RHEL バージョン 2.1AS からフォークされました。バージョン 8 以降、CentOS は x86-64、ARM64、POWER8 の各アーキテクチャを正式にサポートしています。バージョン 6 までのリリースでは、IA-32 アーキテクチャにも対応していました。2015 年 12 月現在、CentOS 7 の AltArch リリースは、IA-32 アーキテクチャ、POWER ISA、および ARM アーキテクチャの ARMv7hl および AArch64 バリアントに対応しています。2019 年 9 月 24 日に CentOS 8 がリリースされました。
2020 年 12 月、Red Hat は CentOS の開発を 2021 年末に終了すると一方的に発表しました。これを受けて、CentOS の創始者である Gregory Kurtzer 氏は、CentOS の本来の使命を引き継ぐため、Rocky Linux プロジェクトを立ち上げました。2021 年 3 月 30 日、Cloud Linux社(CloudLinux OSのメーカー)は、AlmaLinux という新しい RHEL 互換製品をリリースしました。
6 月 3 日(米国時間)、CentOS プロジェクトは、RHEL 8.4(5 月 18 日公開)に対応する CentOS 8.2105 を公開しました。
- CentOS Linux 8 (2105) Released – Blog.CentOS.org [2021-06-03]
iso イメージは下記からミラーサイトよりダウンロードができます。x86_64 と ARM64 (aarch64) および IBM Power (ppc64le) のアーキテクチャに対応しています。
CentOS が 2021 年末に開発を終了すると発表されていたため [2] [3]、昨年 12 月 7 日にリリースされた CentOS 8.3-2011 以降、RHEL 8 のリリースに対応したリリースはされないかもしれないと勝手に思い込んでしまっていました。😅
参考サイト
- The CentOS Project
- CentOS Project shifts focus to CentOS Stream – Blog.CentOS.org [2020-12-08]
- CentOS Stream: Building an innovative future for enterprise Linux [2020-12-08]
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2 件のコメント:
CentOS 8.4.2105 の間違いではありませんか?
匿名さん、コメントをありがとうございます。おっしゃるように、CentOS 8.4.2105 が正解かもしれません。
リリースノートのタイトルが「CentOS-8 (2105) Release Notes」、その URL が、https://wiki.centos.org/Manuals/ReleaseNotes/CentOS8.2105 となっているので、今回は、CentOS8.2105 という表現を使いました。CentOS についてはいつもバージョンの表現に悩んでしまい、文中でも CentOS 8.3-2011 と表現したりして一貫性がありませんね、すみません。
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