Linux を廉価な PC にインストールすることを愉しみとしている自分にとって、ドン・キホーテで買った 19,800 円(税抜)の「ジブン専用PC&タブレット3」はまさに打ってつけのインストール対象です。しかし、どんなデバイスを使っているか判らない中華 PC が相手なのでインストールは簡単ではなさそうです。
当初、Live 版の Linux を試して WiFi が認識されていればそのまま(プレインストールされている Windows 10 に上書きして)インストールしてしまおうと軽く考えていました。
まず、ポピュラーな Ubuntu 18.10 (Gnome) を試してみました。USB メモリから起動すると Gnome のデスクトップ画面が表示されて WiFi デバイスも認識されていたのですが、想定外の問題が発生しました。ある時間(測っていませんが、体感は一分未満です)が経つと画面が真っ暗になってしまうのです。(影響が少なさそうな)↑↓←→のキーを何回か押していると画面が再表示されるのですが、これでは使いものになりません [1]。
grub のカーネルへ渡すオプションの内容を変更したり、他の Linux ディストリビューションの Live 版を試したりしました。この試行錯誤はいい経験になりましたが、それは別の機会にまとめることにして、できたことを先にまとめます。
Debian の Live 版であれば、画面が真っ暗になる問題が無いということが判りました。
Debian 9.7 の Live 版
参考サイト [2] から debian-live-9.7.0-amd64-gnome.iso をダウンロードして Fedora Media Writer で USB メモリに書き込んだものを、ジブン専用PC&タブレット3 のキーボード脇の USB 2.0 のポートに挿して使用しました。BIOS へのアクセス方法は 参考サイト [3] を参考にして、起動順序を変更して USB メモリから起動しました。下図に起動した例を紹介します。
画面の解像度が正しく設定され、どうやらタブレットとして使う際に必要となる縦横を認識する加速度センサーとの連携もできているようでしたが、それ以外の(USB マウスを除く)主要なデバイスは残念ながら認識されていません。もちろん、WiFi デバイスも認識されていませんでした。でも、少なくとも Ubuntu と Fedora の Live 版で WiFi デバイスが認識されているので、WiFi デバイスの認識は解決可能であるはずと考えています。
ジブン専用PC&タブレット3 を Linux 化するにはまだ調べることがありますが一歩前進です😁。インストールに成功して、ある程度使える状態になったら、あらためて本ブログにその顛末をまとめる予定です。
参考 サイト
- bitWalk's: ジブン専用PC&タブレット3 [2019-01-20]
- Debian -- Live install images
- ジブン専用PC&タブレット3 BIOS・ブートメニュー | なぜなにDayByDay
- Index of /cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware/9.7.0-live+nonfree/amd64/iso-hybrid
- Debian 9.7 released with fix for RCE flaw | Packt Hub [2019-01-24]
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