Python は、ウィキペディアの説明によると、
文法を極力単純化してコードの可読性を高め、読みやすく、また書きやすくしてプログラマの作業性とコードの信頼性を高めることを重視してデザインされた、汎用の高水準言語である。反面、実行速度はCに比べて犠牲にされている。(Python - Wikipedia より)
とあるのですが、なぜ C と比較するのでしょう?
いやいや、ここが問題なのではありません。さらに読み進めると次のような記述があります。
2015年11月にリリースされたFedora 23や2016年4月にリリースされたUbuntu 16.04 LTSでは、デフォルトでインストールされるPythonのバージョンが2.xから3.xに変更されている。(Python - Wikipedia より)
この記述は、Python3 がデフォルトの Python になったかのような印象を読み手に与えますが、端末エミュレータを開いて次のようにタイプすると、
> python --version Python 2.7.14 > ls -l /usr/bin/python lrwxrwxrwx. 1 root root 7 3月 15 01:46 /usr/bin/python -> python2 >
のようになります。
使用している環境は Fedora 28 のベータ版ですが、/usr/bin/python は依然として python2 を参照しています。デフォルトでインストールされる Python は Python3 になったのかもしれませんが、デフォルトの Python とは、少なくとも Fedora では python2 なのです。
それでは、Fedora で /usr/bin/python が python3 を指すようになる具体的な予定はあるのでしょうか?
参考サイト [1] に、この件に関する具体的な説明がありました。2020 年前半にリリースされる予定の Fedora 32 で切り替わるそうです。そして次の Fedora 33 で python2 のサポートが廃止されるようです。
2008 年にリリースされた Python 3 では、それまでのバージョンへの後方互換性が失われているため、このように、移行には時間がかかってしまいます。
参考サイト
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