Linux の環境に限ったことではありませんが、同じ文字数で画面右側の文字列末尾が揃って、かつ、ゼロとオーなど似たような文字を判別しやすい、プログラミングやソースコードの表示に適した等幅フォント、しかもフリーなものを継続的に探しています。
いろいろ調べてみると、Ricty というフォントが日本語を使う環境では高い評価を受けているようです。このフォントはに種類のフォント、Inconsolata と Migu 1M を合成したものです。ライセンスの関係でフォントの合成を自分で行う必要があり、合成したフォントの再配布ができません。
自分で合成するのは面倒なので、私は姉妹フォントである Ricty Diminished を使用しています。Inconsolata と Circle M+ 1m を Ricty 生成スクリプトで合成したフォントです。 IPA ゴシックのグリフを含まないため、使用可能な漢字グリフの数が少ない代わり、SIL Open Font License の下で配布が可能です。
ダウンロードしたフォントを展開して、Linux のデスクトップ環境ではフォントビューアを使ってインストールします。左は Fedora 21 β版の MATE での例です。Fedora の Eclipse では Monospace という等幅合成フォントがデフォルトで、いまひとつ使いにくいところがあったのですが、Ricty Diminished を使うことで快適感が増しました。
最適なフォントというものは主観的な要因が大きいので人それぞれなのですが、ご興味があれば試して見る価値があると思います。
ちなみに、フォントビューアでインストールしたフォントは、$HOME/.local/share/fonts
に格納されます。
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