JavaFX は Java 仮想マシン上で動作するリッチインターネットアプリケーション (RIA) のGUIライブラリです。Java SE 7 Update 2 以降に標準搭載 1. されているのですが、Fedora で利用できる OepnJDK のパッケージには JavaFX (OpenJFX) のライブラリは含まれていませんでした。
約一年ぶりに Fedora 21 がリリースされますが、Java の 開発環境が OpenJDK が 7 から 8 へ移行するということで、JavaFX のライブラリも含まれているかもしれない…、と理由の無い期待を抱いていたのですが、Fedora 21 の β版を試した限りでは残念ながら OpenJDK のパッケージに JavaFX は含まれていませんでした。
Fedora 20 や CentOS 7 を使っていた時には JavaFX のプログラミングをするために、Oracle が公開している JDK の rpm パッケージ 2. をインストールし、JavaFX に対応している NetBeans IDE 3. もインストールしていました。
今回の Fedora 21 の環境(β版)では、JDK 早期ビルド版が公開されているサイト 4. から、JDK 8u40 Build b15 をインストールして、NetBeans IDE 8.0.1 上で使用してみました。NetBeans IDE 上の Java プラットフォームマネージャに、下記のようにダウンロードした Java 8 を追加します。ここでは「Java 8」がダウンロードした JDK、「Java 8(デフォルト)」が、Fedora のパッケージである OpenJDK になっています。
いつものバージョン確認のサンプルの実行結果です。
なお、環境を整えさえすれば OpenJFX を自分でビルドすることができそうですので、折りを見て挑戦してみます 5.。
参考サイト
- Java 7 に JavaFX が追加される (2011/12/30)
- Java SE Development Kit 8 - Downloads
- Welcome to NetBeans
- JDK 8u40 Early Access Releases — Project Kenai
- Building OpenJFX - OpenJFX - OpenJDK Wiki
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