久しぶりに StatCounter のサイトの OS のマーケットシェアを確認しました。このサイトの統計は、サンプリングバイアスを補正するための処理がされていないので、誤った傾向をとらえてしまう可能性はありますが、おおもかな傾向を探るためにときどき眺めています。
さて、グローバルでは相変わらず Anndroid が高いシェア (45.68%) を保っています(下表)。
Source: StatCounter Global Stats - OS Market Share
Android がトップシェアと言っても、自分の周り、例えば電車やバスに乗っていて、座っている人の多くが見つめているスマホは明らかに iPhone が多いように感じます。
車内に座っている人のほとんどがスマホや携帯電話を見つめている光景は異様だと感じた時期が過去にはありました。しかし、今ではそれが日常になってしまって異様だと思わなくなってしまいました。
これは日本特有のことなのでしょうか?
試しに日本だけに絞った統計をみると Windows が 32.85%、iOS が 31.02% になっていて Android は 19.02% です。
Source: StatCounter Global Stats - OS Market Share
減少してきているとはいえ、かろうじて Windows がトップ (32.85%) で、次の iOS は 31.02% でトップと拮抗しています。
Windows の場合は(ノート)PC でのアクセスになるでしょうから、電車などの混雑した狭い車内でみかける頻度は限られます。スマホに iPhone が多いと感じることと iOS のシェアの大きさが一致していると考えて良いのかもしれません。
一方、最近は PC よりスマホのシェアの方が断然多いように思うのですが、Windows が多いのは日本固有の傾向なのかが気になり、米国に絞った統計も見てみました。
Source: StatCounter Global Stats - OS Market Share
米国でも Windows はトップ (33.75%) で、最近のシェアは横ばいか、むしろじわりと増えているようにも見えます。次に iOS のシェア (27.88%) が多いのですから、日本と米国の OS のマーケットシェアは概ね同じような傾向です。
日本では米国から輸入される自動車が少ないことに、トランプ大統領はご不満のようですが、デジタルの世界では OS をはじめとした多くが米国製に頼っていることをもっと評価して欲しいと思います。Windows、iOS そして Android はすべて米国発の製品です。日本は既に GAFAM のデジタル植民地になっているのかもしれません。
参考サイト
- Usage share of operating systems - Wikipedia
- 日本の道路をアメリカ車が走っていないのは「シンプルに品質不足だから」と海外メディアがツッコミ - GIGAZINE [2025-04-09]

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