Springdale Linux (SDL) は Red Hat Enterprise Linux (RHEL) をベースにした Linux ディストリビューションで、プリンストン大学 (Princeton University) とプリンストン高等研究所 (Institute for Advanced Study, IAS) における Springdale Linux Team が中心となって開発と保守を行なっています。以前は PUIAS Linux として知られていました。
Springdale Linux のサイト [1] によると、Springdale という名前は、プリンストン大学とプリンストン高等研究所の二つのキャンパスの間を走る道路に因んでいるようです。Google マップで調べてみましたが、おそらく右の Springdale Road を指していると考えられます。
Distrowatch.com などで Springdale Linux のリリース情報をあまり見かけないのですが、Red Het Enterprise Linux (RHEL) のリリースにしっかり追従しているようです。最新の RHEL 9 にも対応しているようです。
Springdale Linux のサイト [1] の Download → Boot/PXE にある 9.0 / x86_64 から boot.iso をダウンロードして、GNOME Boxes の仮想マシンにインストールしてみました。名称は、Springdale Open Enterprise Linux 9.0 (Parma) になっています。
リリースの情報などがあまりない Springdale Linux ですが、メーリングリスト springdale-users のアーカイブ(下記)から、ある程度の情報を得られます。
このメーリングリストによると、今年の 5 月 28 日に Springdale Linux 9.0 がリリースされています [2]。ちなみに Red Hat Enterprise Linux 9 がリリースされたのは 5 月 17 日でした。RHEL クローンの AlmaLinux 9 がリリースされたのは 5 月 26 日でしたから、その次に早く Springdale Linux 9.0 がリリースされたことになります。
Springdale Linux では springdale-unsupported および springdale-computational パッケージをインストールすることで、RHEL 互換以外のリポジトリを利用できるようになりますが、9.0 では今のところ利用できるパッケージはありませんでした。
参考サイト
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