NetBeans IDE のエディタ上のフォントはなぜこうもギザギザしているのでしょうか。まるでアンチエイリアスが効いていないようだと思いつつも、最適なフォントを探すことを優先してしまい、アンチエイリアスのことを調べていませんでした。
そんな中でたどり着いた最適解が、Myrica.ttc でした 1.。
使用環境
- OS : Fedora 23 (x86_64) / GNOME
- JDK : jdk1.8.0_66-1.8.0_66-fcs.x86_64
- IDE : NetBeans IDE 8.1
NetBeans IDE のオプション・ダイアログで、フォントを Myrica M 18(M は等幅フォント)に設定した時の、エディタ上のフォントの例を以下に示しました。
他のフォントに比べれば、概ね満足できるフォント表示なのですが、例えば丸括弧 ( ) がもっと滑らかにならないか、など不満は残ります。
ここまできて、ようやくアンチエイリアスについて調べてみることにしました。すると、多くの方が同じ不満を抱いているらしく、すぐに解決方法が見つかりました。参考にさせていただいたサイトを [2] に示しました。
私は、NetBeans IDE をダウンロードサイトからダウンロードして、/home にある自分のアカウントのディレクトリ内にインストールしてしまっています。この場合、~/netbeans-8.1/etc/netbeans.conf を編集することになります。下記に朱字の部分を追加します。
# Options used by NetBeans launcher by default:
# (can be overridden by explicit command line switches)
#
# Note that default -Xmx is selected for you automatically.
# You can find these values in var/log/messages.log file in your userdir.
# The automatically selected value can be overridden by specifying -J-Xmx
# here or on the command line.
#
# If you specify the heap size explicitly, you may also want to enable
# Concurrent Mark & Sweep garbage collector.
# (see http://wiki.netbeans.org/FaqGCPauses)
#
netbeans_default_options="-J-client -J-Xss2m -J-Xms32m -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true
-J-Dapple.awt.graphics.UseQuartz=true -J-Dsun.java2d.noddraw=true -J-Dsun.java2d.dpiaware=true
-J-Dsun.zip.disableMemoryMapping=true -J-Dawt.useSystemAAFontSettings=lcd"
NetBeans IDE を起動して、同じソース部分を比較してみましょう。
エディタ部分だけでなく、行番号など他の部分も含めて、随分となめらかになりました。知らない、ということは恐ろしいことです。
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