R で EDM, Euclidean Distance Matrix を扱えるパッケージを探していたところ、fields というパッケージを見つけました。EDM を扱うコマンドは rdist なのですが、fields のマニュアルで rdist の箇所を読んでいる時に、直前の RCMexample, 3-hour precipitation fields from a regional climate model の Example が気になって試してみたところ、パッと出た画面にビックリです。このぐらい R で出来るのは当たり前と言われればそれまでなのですが、その Example を紹介します。
動作環境は次の通りです。
- OS: Fedora 22 x86_64
- R-core-3.2.1-1.fc22.x86_64
- CRAN: fields_8.2-1
端末エミュレータ上で R を起動、install.packages("fields", dependencies = TRUE) を実行して、fields をインストールした後、上記 Example を実行した結果を以下に示します。
> require("fields") 要求されたパッケージ fields をロード中です 要求されたパッケージ spam をロード中です 要求されたパッケージ grid をロード中です Spam version 1.0-1 (2014-09-09) is loaded. Type 'help( Spam)' or 'demo( spam)' for a short introduction and overview of this package. Help for individual functions is also obtained by adding the suffix '.spam' to the function name, e.g. 'help( chol.spam)'. 次のパッケージを付け加えます: ‘spam’ 以下のオブジェクトは ‘package:base’ からマスクされています: backsolve, forwardsolve 要求されたパッケージ maps をロード中です 次のパッケージを付け加えます: ‘fields’ 以下のオブジェクトは ‘package:maps’ からマスクされています: ozone > data(RCMexample) > image.plot(RCMexample$x, RCMexample$y, RCMexample$z[,,2]) > world(add=TRUE, lwd=2, col="grey") >
この RCMexample は NARCCAP の地域気候(降水量)モデルのデータです。
fields パッケージの機能を紹介する前に、インパクトがあったサンプルだけを紹介してしまいました。しかし、使い甲斐のありそうなパッケージですので、使いこなせるようになって紹介できるようなサンプルができれば、パッケージの機能紹介を兼ねてあらためて紹介したいと思います。
なお、参考サイト [1] に fields を使った解説がありましたので、ご興味があれば参考にしてください。
参考サイト
0 件のコメント:
コメントを投稿