2014-07-30

RStudio 0.98.982 リリース

RStudio 0.98.982 が 7/28 にリリースされていました。

Fedora/openSUSE 用に RPM パッケージも公開されていましたので、ダウンロードして CentOS 7 にインストールしてみました。

$ su
パスワード:
# yum localinstall rstudio-0.98.982-x86_64.rpm
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks, priorities
rstudio-0.98.982-x86_64.rpm を調べています: rstudio-0.98.982-1.x86_64
rstudio-0.98.982-x86_64.rpm をインストール済みとして設定しています
依存性の解決をしています
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ rstudio.x86_64 0:0.98.982-1 を インストール
--> 依存性解決を終了しました。
base/7/x86_64                                            | 3.6 kB     00:00     
centosplus/7/x86_64                                      | 3.4 kB     00:00     
epel/x86_64/metalink                                     | 5.2 kB     00:00     
epel/x86_64                                              | 3.7 kB     00:00     
extras/7/x86_64                                          | 3.3 kB     00:00     
google-chrome                                            |  951 B     00:00     
google-chrome/primary                                    | 2.0 kB     00:00     
rpmforge                                                 | 1.9 kB     00:00     
updates/7/x86_64                                         | 3.4 kB     00:00     

依存性を解決しました

================================================================================
 Package      アーキテクチャー
                          バージョン        リポジトリー                   容量
================================================================================
インストール中:
 rstudio      x86_64      0.98.982-1        /rstudio-0.98.982-x86_64      254 M

トランザクションの要約
================================================================================
インストール  1 パッケージ

合計容量: 254 M
インストール容量: 254 M
Is this ok [y/d/N]: y
Downloading packages:
Running transaction check
Running transaction test
Transaction test succeeded
Running transaction
  インストール中          : rstudio-0.98.982-1.x86_64                       1/1 
Unknown media type in type 'all/all'
Unknown media type in type 'all/allfiles'
Unknown media type in type 'uri/mms'
Unknown media type in type 'uri/mmst'
Unknown media type in type 'uri/mmsu'
Unknown media type in type 'uri/pnm'
Unknown media type in type 'uri/rtspt'
Unknown media type in type 'uri/rtspu'
  検証中                  : rstudio-0.98.982-1.x86_64                       1/1 

インストール:
  rstudio.x86_64 0:0.98.982-1                                                   

完了しました!
# 

RPM パッケージをインストールしたときに、よく判らないメッセージが出ていましたが、無事起動しました。

関連情報

MacOS 上で説明されていますが、参考まで。

2014-07-27

CentOS 7 と Java 8u11

Java 8u11 が CPU, Critical Patch Update として、米国時間 7 月 15 日にリリースされていましたが、CentOS 7 への移行のことで頭が一杯で対応していませんでした。インストールが一段落着いたので、Java の開発環境を整えました。

Java の開発環境として、CentOS 7 では OpenJDK が利用できるのですが、オラクルのサイトでは、Linux 用に rpm パッケージの JDK がダウンロード可能なので、従来は、こちらもダウンロードして利用していました。Fedora から CentOS に移行してもこれを踏襲して Java SE Development Kit 8 Downloads のサイトから jdk-8u11-linux-x64.rpm をインストールしました。

NetBeans IDE 8.0 のインストール

Fedora の時は Eclipse と NetBeans IDE を使い分けていましたが、CentOS では Eclipse だけでもいいかなって思っていました。しかし、少なくとも現時点では Eclipse の rpm パッケージは利用できないように見えます。

$ su
パスワード:
# yum grouplist Eclipse
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks, priorities
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: www.ftp.ne.jp
 * centosplus: www.ftp.ne.jp
 * epel: ftp.iij.ad.jp
 * extras: www.ftp.ne.jp
 * rpmforge: ftp.kddilabs.jp
 * updates: www.ftp.ne.jp
利用可能なグループ
   Eclipse
完了
# yum groupinstall Eclipse
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks, priorities
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: www.ftp.ne.jp
 * centosplus: www.ftp.ne.jp
 * epel: ftp.iij.ad.jp
 * extras: www.ftp.ne.jp
 * rpmforge: ftp.kddilabs.jp
 * updates: www.ftp.ne.jp
Warning: Group eclipse does not have any packages to install.
Maybe run: yum groups mark install (see man yum)
インストールまたは更新に利用できるいくつかの要求されたグループにパッケージがありません
# 

JavaFX を使うために NetBeans IDE も使っていましたので、ここはまず、NetBeans IDE をインストールすることにしました。最新版に対して rpm パッケージはありませんので、/opt 以下へインストールすることにします。

ルート権限で、ダウンロードしたファイルがあるディレクトリで以下のようにタイプしてインストーラを起動します。

# sh ./netbeans-8.0-linux.sh

以下はインストール時の画面です。

大したプログラムではありませんが、恒例のバージョン確認です。

2014-07-21

【備忘録】CentOS 7 移行時のメモ

7 月 7 日にリリースされた CentOS 7 は、CentOS の開発プロジェクトが 2014 年 1 月に Red Hat の支援を受けるようになって以来、初めてのリリースです。

もともと、Red Hat Linux のユーザーだった私は、2003 年に商用の Red Hat Enterprise Linux(以下 RHEL) が発表されたのに伴い、Fedora Core(現在の Fedora)への移行を余儀なくされ、そのまま Fedora をずっと使ってきました。Fedora が RHEL の一歩も二歩も先を行く先進のディストリビューションだからと言っても、その最新技術を十分に享受したり、コミュニティへ貢献をしていたわけではありませんでしたが、半年毎にやってくる Fedora のリリースのたびにアップデートを重ねて、気が付けば 10 年が経っていました。

現在の Fedora 20 から Fedora 21 へのリリース間隔が、例外的に 1 年近くになることと、冒頭の CentOS プロジェクトへの Red Hat の支援のこともあって、今回の CentOS 7 のリリースは、個人的には強く興味を惹くイベントでした。そろそろ、安定したディストリビューションに乗り換え、自分の Linux の知識を整理したいと考えていたからです。

そこで、CentOS 7 がリリース後、仮想環境へインストールしてみて問題が無さそうだと確認できたので、思い切ってこの三連休に Fedora から CentOS への乗り換えをしました。ここでは備忘録としてインストール時に気が付いたことなどをまとめておきます。

インストール

まず、CentOS 7 の ISO イメージをダウンロードして、DVD-R に焼きました。CentOS をデスクトップ PC に使うことが目的ですので、「開発およびクリエイティブワークステーション」としてインストールしました。英文ですが CentOS 7 のインストールに関連するスライドをリンクしました。

パッケージ・レポジトリの追加

EPEL (Extra Packages for Enterprise Linux)

エンタープライズ Linux 用の拡張パッケージ (EPEL) は、RHEL 向けの高品質なアドオンパッケージで、CentOS や Scientific Linux (SL) のような RHEL からスピンオフしたディストリビューションと互換性のある、Fedora プロジェクトで有志によって作成されたパッケージです。

下記のサイトの情報を参考に、RHEL/CentOS 7.x 用のパッケージを wget で入手してインストールしました。

RepoForge(旧 RPMForge)

まだ、CentOS 7 には対応していないようですが、http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/ を見ると rpmforge-release-0.5.3-1.el7.rf.x86_64.rpm が既にありましたので、現時点で利用できるパッケージがあるかは判りませんでしたが、とりあえずダウンロードしてインストールしておきました、

CentOSPlus

/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo の下記の赤字部分を 0 から 1 へ変更して、CentOSPlus のレポジトリを有効にします。

#additional packages that extend functionality of existing packages
[centosplus]
name=CentOS-$releasever - Plus
mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=centosplus
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/centosplus/$basearch/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7

その他のレポジトリ

Google Chrome と DropBox を使いたいので、それぞれダウンロードしました。ただし、DropBox の RPM は Fedora 用でレポジトリの場所は Fedora のバージョンに依存しています。取り敢えず面倒なので dropbox.repo は消してしまいました。あとで対策を考えます。

下記 3. に、CentOS で利用可能なレポジトリサイトへのリンクを紹介しておきます。

  1. Chrome Browser
  2. Linux マシンに Dropbox をインストール
  3. AdditionalResources/Repositories - CentOS Wiki

デスクトップ

デスクトップ環境で利用可能なものを以下に示しました。左から、GNOME(クラシック)、GNOME、KDE Plasma Workspace、MATE、Xfce です。

今まで LXDE を使ってきましたが、LXDE は GTK+ から Qt へライブラリを変更した LXQt へ移行します。現在のところ、インストールした CentOS 上で LXQt を試すことはせずに、とりあえず GNOME(クラシック)を使うことにしました。

プリンタ

プリンタはエプソンの PX-105 を使用していますので、下記から epson-inkjet-printer-201211j-1.0.1-1lsb3.2.x86_64.rpm をダウンロードしてインストールしました。

ネットワーク上のプリンタとして設定しています。

ソフトウェア

まず、LibreOffice のバージョンは 4.1.4.2、GIMP は 2.8.10 で特に古いということはありません。

次に開発環境ですが Eclipse が利用可能なグループにあったのでインストールしようとしましたがパッケージがありませんでした。

今後利用できるようになるのかは不明ですが、暫く様子見といったところです。NetBeans IDE に統一してもよいのですが、最新版が RPM パッケージ提供されていないので思案しています。

いろいろ、後になって気付く事が多そうですので、しばらくは追記するようにします。

Fedora 15 から init デーモンの替わりに systemd が採用されていますが、CentOS 7 でも採用されましたので、関連ある YouTube の動画をリンクしました。

2014-07-08

Release Announcement for CentOS-7/x86_64 – Seven.CentOS.org

6 月 10 日にリリースされた Red Hat Enterprise Linux 7 (RHEL 7) から 4 週間弱を経て、米国時間 7 月 7 日にようやく x86_64 向けの CentOS 7 が正式にリリースされました。

今年 1 月に CentOS のプロジェクトから、Red Hat との共同開発体制が発表されました。今回のリリースは、Red Hat との共同開発体制になって初めてのものです。[4] から、RHEL, CentOS そして Fedora の位置づけを引用しました。

Commercial development and deployment: Red Hat Enterprise Linux
パートナーのエコシステム、サポート、コンサルティング、トレーニングサポートなどの商用サービスを揃えた OS として。
Community integration beyond the operating system: CentOS
Red Hat ベースのテクノロジーとして、オープンソースのクラウドやストレージ、ネットワークなどの基盤テクノロジーを提供。コミュニティによってサポートされ開発される OS として。
Operating system innovation across the stack: Fedora
コミュニティによって開発されサポートされ、カーネルからクラウドまで先進的なテクノロジーを利用できる。将来の Red Hat Enterprise Linux のベースになる OS として。

関連サイト

  1. Release Announcement for CentOS-7/x86_64 – Seven.CentOS.org
  2. [CentOS-announce] Release for CentOS-7 on x86_64
  3. CentOS Project
  4. CentOSがRed Hatとの共同開発体制を発表。引き続きRed Hatからは独立しつつ、開発支援などを受け入れ - Publickey

追記:関連記事


追記:スクリーンショット

CentOS-7.0-1406-x86_64-DVD.iso を ダウンロードして Fedora 20 上の VirtualBox の仮想環境に「開発およびクリエイティブワークステーション」としてインストールしてみました。デスクトップの中身は Gnome 3 ですが、従来の操作性を踏襲しています。このぐらいだったら lightweight のデスクトップ環境にこだわらなくとも Gnome 3 でもいいかなっていう気になります。

YouTube にあった CentOS のインストールデモです。

2014-07-05

CentOS-7 Release Candidate now available – Seven.CentOS.org

CentOS 7 の Release Candidate(リリース候補版)が米国時間 7 月 4 日(独立記念日)に公開されました。Live CD も更新されていましたので、[2] から CentOS-7-livecd-x86_64.iso をダウンロードして VirsualBox の仮想環境上で動作確認を始めています。

  1. CentOS-7 Release Candidate now available – Seven.CentOS.org
  2. Index of /centos/7/isos/x86_64
Live CD 起動後の CentOS 7
Live CD からインストールした後の CentOS 7

参考サイト