開発用途には使用していない、32bit の古いノート PC (ThinkPad X31) に、Ubuntu をインストールしてみました。そもそものキッカケは、このところ fedora-release パッケージだけを新しくして yum コマンドで Fedora のバージョンアップを済ませてしまっていたので、Fedora 14 のクリーンインストールをし直したところ、AVI 形式などのビデオが totem で見れなくなってしまったからです。RPM Fusion のレポジトリを加えても解決できなかったので、このノート PC だけ Ubuntu に乗り換えてみました。
Ubuntu は使いやすさを重視しており、Debian や Fedora ほど厳格にはプロプライエタリなソフトウェアやクローズドソースな機能を排除していません。したがって、ビデオにおけるポピュラーかつプロプライエタリな形式のデコードも当然できるだろうと考えたからです。
Debian 系の Linux を使うのは、15 年以上 Linux を使い続けている中で初めての経験です。
まず Ubuntu 10.10 のデスクトップ版のインストールイメージ ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso をダウンロードして、(ダメもとで)Fedora 上で dd コマンドで USB メモリに書き込んではみました。が、やはりこれだけでは USB メモリで起動できません。そこで、やむなく手許にあった音楽用のブランクの CD-R に dvdrecord コマンドで iso イメージを焼いてインストール CD を作成し、もうほとんど使っていない古い外付け CD ドライブを接続してインストールをしました。なんとか成功です。
インストール時にルートのパスワードを設定する箇所がなかったので、なんだか不安でしたが、sudo を使うことを後で知り、作法の違いを感じました(Fedora で su を使っている自分は、単にやり方が古いだけなのかもしれません)。
Fedora でもずいぶんインストールが簡単になってきたと感じていましたが、Ubuntu はさらにシンプルです。これであれば、Linux 初心者にも勧められそうです、コミュニティの活動の成果、特に Ubuntu Japanese Team の努力に感謝です。ビデオも問題なく totem で見れて満足です。Fedora の時と同じ Gnome のデスクトップなので、寒色系か暖色系かの差はあっても、操作性に大きな違いは感じません。しかし内部の deb パッケージの構成は rpm とは違うはずなので、これからゆっくり覚えていこうを思います。
なお 64bit の開発環境は、当面 Fedora のままでいこうと考えています。こっちはビデオが見れなくとも全然問題無いからです。
2011-01-09
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